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善光寺界隈、まちあるきが楽しい

2019-09-11 | ブログ

長野市に行ってきました。

善光寺の門前町として発展した、長野市。

長野駅から善光寺までの大通り=参道はとても賑やかで、文化の香りのする通りでした。

建立当時からの営みがしのばれます。

 

善光寺参道

参道を善光寺へ向かっていくと歌舞伎座のような京都の南座のような…

文化度の高さがわかる建物もありました。

通りの街灯も参道らしい雰囲気をもっています。

 

善光寺に最も近い仲見世通りは、古い建物を生かした佇まいになっていました。

タイムスリップしたような街並みにです。

一つ一つが誇りをもって建っているようで、その思いが伝わってくるようで、歩いていてとても気持ちのよい場所でした。

仲見世通りにありました。ホテルのようです。
昔は社交場だったとか。現役で活躍しているのが、なんだかうれしい。

 

エリアをリノベーション

参道の中に、「ぱてぃお大門」という一角がありました。

この道は外につながっています

蔵楽の庭(くらのにわ)がコンセプトで、空き家となった商家、空き蔵が集まっていたこの地を町並み保全のために地元の有志組織が有限会社を立ち上げ、土地を取得。

その後、TMO(タウンマネジメント会社:まちづくり会社と呼ばれることが多いです)の(株)まちづくり長野が中心になってリノベーションを進め、事業をスタートさせたそうです。

 

http://www.toshimirai.jp/machidukuri/t16_daimon.html

 

一角の中にはいくつかの小路があり、飲食店や雑貨店なども入っており、歩くのが楽しいエリアになっていました。

小路は外の道につながっていて、いろいろな所から出入りができます。どの道がどこへつながっていくのか?散策が楽しくなります。

 

残念なことに、夕方18時ころ歩きましたので、閉まっている店舗が多く、にぎわいの雰囲気を楽しむのはできませんでした。

(にぎわっているところを歩いてみたい)

 

リノベーション、もう一件

長野駅から県庁方面に向けて歩いているときに、3軒つながった長屋(テラスハウス)が揃ってリノベーションされており、道から見える範囲でも若い店主とお客さんが入っていました。

カフェとクラフトのお店、花屋もありました。

3軒連なってリノベーション!とはいかなくても、ところどころのお店をリノベーションして営業しているような店舗もいくつかありました。

長野市はリノベーション先進地だったのです!

 

 

用水が張り巡らされているようで、水の流れる音も聞こえました。

(その昔は、川から水を引いてきて水田を潤していたそうです)

わかりにくいですが、川から引いてきた水が建物の左斜め上にある石で二手に分けられています。

細い小路、用水路(と水の音)

まちあるきが楽しい長野市街地でした。

 

農業遺産もあります

長野県庁の庭に、分水工(ぶんすいこう)というらしいのですが、水を分ける装置がありました。

お話を伺うと、水は昔から大切なもので、地元の人々で水利権を分け合い、その割合で水がいきわたるように用水を分水工で分けていたとのことでした。

水利ってこんな知恵を生むほどの大切なことなのだと分かりました。(河川の権利が入り組んでいるのも仕方ないのかもしれません)

 

長野県にはたくさんの円筒分水工があり、農業遺産としてなっているそうです。

https://www.iijan.or.jp/oishii/topics/pastreports/nogyoisan/post-2069.php

 

古いものを大事にして、新しく活用している長野。

まだまだ、奥が深いです。


 
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