ソーシャル・アクティ まちづくり&組織の活性化・ファシリテーション

社会が、一人ひとりが、生き生きと生活できる社会の実現をめざしています。

ニュースレター第148号「未来茶輪が協働研修の舞台に」

2024-01-17 | ニュースレター

毎月、名古屋都市センターさんをお借りして開催している「未来茶輪(みらいかふぇ)」。

多様な市民の方が集まって、わいわいと対話するという場になっています。

この場を「協働研修の実践の場として使いたい」という、とってもうれしいオファーをいただきました。
受講生のみなさんの前向きな取り組みなどをお伝えします。

ニュースレター第148号「未来茶輪が協働研修の舞台に」以下をご覧ください。

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いまさら「そろばん」されど・・・

2024-01-05 | ブログ

2023年の2学期から、地元の子ども預かり事業をしている「みんなのおうち連尺」でそろばんを教えています。
小学生の放課後あずかりのお手伝い(コンテンツを1つ)担当していて、
ブログでもご紹介した「哲学カフェ」はやりたい!のですが、このごろは参加者が0人とかがよくあり…

訴え方の工夫がもっと必要なのだろうなぁと顧みつつ、
そろばんを提案してみました。

そろばんイラスト|無料イラスト・フリー素材なら「イラストAC」

そろばん塾。わたしが小学生の頃は、近くに2軒ほど教室があり、毎日通っていたような記憶があります。
当時は、そろばんと習字はいっとかなくちゃね!という雰囲気だったような気がします。
でも、そろばんなんて廃れてしまって、パソコン教室やプログラミング教室にかわったんだろうなぁという予測をしていました。

が!

2016年の経済センサスでは全国で6,753軒。
人口10万人あたり、5.31軒もあるとのこと。
https://todo-ran.com/t/kiji/21161
少子化がこんなに進んでいるといわれても、そろばん教室は健在なのでした!

1986年には、103010教室あったらしいのですが、30年後には半減。
https://toyokeizai.net/articles/-/169947
とはいえ、デジタルの時代にアナログが生き残っているのですね!

算数イラストのフリー素材|イラストイメージ

何故、毎日パチパチとやっていたのでしょうか?と当時は、
めんどうだなぁとか、暗算ができるようになるって言ってたけど、できないなぁとか思っていました。
ところが、大人になると、身体が覚えているとはこのこと!
目の前にソロバンがあると、ついつい、パチパチしたくなる。パチパチの音が気持ちよいという…(もう、習性ですね)

このごろは、そろばんが右脳を刺激する!との研究成果もでたそうで…
(こちらでは、右脳というよりも脳の前方部分を中心に脳全体にというのが本来らしいのですがhttps://soroban-life.com/soroban-effect/
そろばんの熟達者というよりも、右脳の刺激を目的に習わせるという目的が大きいそうです。
確かに、そろばんを弾いているときは、集中して(ある意味、無我の境地(笑))ますので、α波も出ているかも。

今さら、そろばん?
ではなく、今でもそろばん。ということらしいのでした。

今、来てくれる子の中で、そろばん、大好き!な子がいます。
YouTubeで勉強したといい、一人でパチパチと集中してやっています。
まだ、やってないことや、ちょっとわかりづらいことだけは教えて、放置。
隣で見ていても楽しそうです。

好きこそものの上手なれ!ということわざがありますが、
そろばんのパチパチ音と感触を好きになってくれるように、子どもたちと一緒にパチパチとしていきたいと思いました。

そろばん(算盤)のイラスト | えんぴつと画用紙 さん

 


 

フランク・ロイド・ライト

2023-12-15 | ブログ

アメリカの建築家、フランク・ロイド・ライト
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88

愛知県民なら、一度は行ったことがあるはず…の明治村には主に明治時代の有名な建築物が移築されています。
社会見学、遠足と言えば、小・中・高校の間に各1回は訪れるのが明治村です。
社会人になってから行くと、小さなころとは全く異なる視点で、そのとき以上に楽しめるスポットです。
https://www.meijimura.com/

その明治村の正面玄関から入って、最後の見どころが「帝国ホテル」です。
この帝国ホテル正面玄関が印象的で、大人になってからは、明治村のシメとして、ここでお茶をするという
なんとも優雅な時間がまっているのです。

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その帝国ホテルで知ったのが、建築家フランク・ロイド・ライト
テラコッタやレンガをふんだんに使って建てられています。

自然と一体となったような落ち着く、居心地の良い空間なのです。

フランク・ロイド・ライト展へ

そのフランク・ロイド・ライト展が豊田市美術館で開催されています。
これは、いかないと!と行ってきました。

https://www.museum.toyota.aichi.jp/exhibition/frank_lloyd_wright/

帝国ホテル(第2世代)はもちろんですが、世界中にあるフランク・ロイド・ライトの建築物の写真やパース。家具。
眺めていると何を試みていたのかなどが伝わってきました。

明治村の帝国ホテルでの空間も思い浮かべながら、自然と一体化する建築を想像しました。
フランク・ロイド・ライトがデザインしたモチーフも堪能。

本物の帝国ホテルへ!

なんと、本物の(?)帝国ホテル@東京でもフランク・ロイド・ライト展が開催されているとのこと。
それも、豊田市に行った翌週末まで!
ということで、「これは、いっとかなくちゃ!」

第2世代の帝国ホテル模型も展示

行ってみると、以前行ったときよりも人が多く、フランク・ロイド・ライト館にも何人かの人が訪れていました。
(フランク・ロイド・ライトのファンが多い!と感じました)
そして、帝国ホテル内にあるクラシックバーでもフランク・ロイド・ライトが設計した当時のモチーフが活用されているとのことで、ドキドキしながら入ってみました。
昼間だったので、お客さんが2人だけ。ホテルの方が「どうぞ、中に入ってご覧ください」と。
もう、うれしくて!解説していただきながら写真撮りました。

カーペットもフランク・ロイド・ライトのデザインのよう

今は、第3世代の帝国ホテル。
第2世代の明治村にある帝国ホテルのモチーフをところどころに活かしています。
ところが、建て替える事になってしまい、本館は2030年に建て替えるとのこと。
(なので、ホテル内でフランク・ロイド・ライト展を行っていたのです)

(勝手に)スタンプラリー@帝国ホテルを楽しみました。
なくなってしまうのは、ちょっと寂しいですが…

ついでに?

こうなったら!と
同じフランク・ロイド・ライト設計の重要文化財「自由学園明日館」@池袋に行きました。
残念なことに到着が16:00をすぎてしまい、中を見学できなかったのですが
ショップを見て帰ってきました。

夕暮れにたたずむ明日館。
背景のビル群にも負けない存在感を感じました。

自由学園明日香もTVの「名建築で昼食を」という番組で見ていました。
この建物の中で、どのような営みがあったのか?も紹介していました。

https://www.bs-tvtokyo.co.jp/meikenchiku/

その番組を見ていたときは、あまり気にしなかったのですが、記憶にあったのですね。
あ~。あの中には、女学生が…という想像をしながら外から眺めました。
今度は、中に入れる時間にいってみよう!

テーマを持って、ある場所と場所を繋いで訪れる
これって、スタンプラリーとか、御朱印とかに似ていますね。
自分なりの楽しみ方を考えて、実行してみるということは楽しいです。

そういう楽しみのヒントになるのが、もしかしたら、まちなかのマップだったりするのですね。
自分なりのテーマをもったマップをつくる!そして訪れる!
新しい観光のスタイルになりそうです。
それを刺激できるような情報をどう発信するか?できればさりげなく、おしゃれに…
自分もたのしみながら、考えていこう!と思いました。
 

ニュースレター第147号「公園再整備のワークショップ」

2023-12-05 | ニュースレター

コロナ禍が明けて(?)市民が参加するワークショップが再開され始めています。

公園整備のワークショップのお手伝いをさせていただきました。
コロナ禍で行政さん側の考え方が変わったのか?コンサルさんが説得してくださったのか?は分かりませんが、
とにかく、行政さんがOKを出してくださって…

公園におく遊具などの施設を予算内に収めることを市民のみなさんに考えていただく!というワークショップのお手伝いをしました。
さらに!この予算が削減されたときにはどうする?と、優先順位も決めておこう!となりました。

ファシリテーターをしていても、とても楽しく、学びのあるワークショップで下。

ニュースレター第147号「公園再整備のワークショップ」御覧くださいませ。

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言語化することと心理的安全性の関係を少し…

2023-11-27 | ブログ

先日、所属しているNPO(日本ファシリテーション協会=FAJ)の定例会で「心理的安全性」について学び合いました。

心理的安全性

『心理的安全性のつくり方』を参考書にして、定例会をつくってくれました。
心理的安全性についての体験談を語り合う対話の中で、本質を探っていこうというものでした。

心理的安全性のつくりかた 「心理的柔軟性」が困難を乗り越えるチームに変える-電子書籍https://bookwalker.jp/de622e0eac-0bdd-4468-b72c-79e42788f464/?adpcnt=7qM_Vsc7&adpcnt=7qM_Vsc7&gad_source=1&gclid=CjwKCAiA9ourBhAVEiwA3L5RFjm9Rl86-5x8gb6MeL6_kkTExTnRnXoVvf6snLXAwtD85pwZe8cO7BoCzaIQAvD_BwE

心理的安全性がある組織は、イノベーションが起りやすいのだということがあるそうです。心理的安全性とは?
「チームの心理的安全性とは、チームの中で対人関係におけるリスクをとっても大丈夫だ、というチームメンバーに共有される信念のこと(ハーバー大学 エイミー・C/エドモンド孫教授)」
とのことすると、

ここには、4つの原則があるそうです。
1.話しやすさ「何を言っても大丈夫」
2.助け合い「困ったときはお互い様」
3.挑戦「とりあえず、やってみよう」
4.新奇歓迎「異能、どんと来い」
だそうです。

この中で、1.話しやすさというのが、とても気になりました。
チームの中だけでなく、ひとりで試行錯誤するにあたっても、何でも口にする(言語化する)ということがとても重要なのではないかと考えています。
今、自分が感じたこと、気づいたことなどを言語化する。文字にして記憶・記録に残す。ということが必要なのではないかと。

ふと頭の中や心に浮かんだこと、これらはメモするなどして掴まえておかないと、すぐに消えてしまいますよね。

https://www.amazon.co.jp/%E4%BB%96%E8%80%85%E3%81%AE%E9%9D%B4%E3%82%92%E5%B1%A5%E3%81%8F-%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%81%99%E3%81%99%E3%82%81-%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%87%E3%82%A3-%E3%81%BF%E3%81%8B%E3%81%93/dp/4163913920

『他者の靴を履く』の中でも、自分の気持ちを言語化することの重要性が書かれていました。
犯罪者の更生、心のケアにも「自分の気持ちを言語化する」ことが重要だと。
自分の気持ちを言語化できるようになると、心が安定してくるとのことでした。
なかなかうまく自分の気持ちが表現できないと、イライラしますもんね。それが募っていくと自分の外側に向かっては暴力というパワーとなって発現してしまうということなのかもしれません。

自分が感じたことをうまく、適切に表現できる!というのは、とても素敵なことだと思っていましたが、心の健康にも必要なことでもあったのですね。

さて、「話しやすさ」に戻りますと…

何を言っても大丈夫!と言っても、本当に自分が思ったことをストレートに表現してもOKなのでしょうか?
思うことは自由なのですが、それを表現するとき、相手に伝えるときには、ちょっと工夫が必要なのではないかと思うのです。

本人は「思ったことをストレートに言っただけ。」「何を言っても大丈夫なんでしょう?」と思いがちですが…
言われた方、受け止める方の気持ちにも配慮したいものです。
受け止めきれない言葉ってあると思うのです。

自分がその言葉を〇〇な状況で言われたら…
「自分だったら、こんな風に言われたことを、受け止めることができるだろうか?」
「どういう表現をだったら、受け止めることができるのだろうか?」を考えてから言葉を発することが必要なのでは?と思うのです。

思ったことを発言する、表明するというのはとても大切なことだし、権利として認められていることもあります。
ただ、ストレートすぎて、文が短すぎて…
どのような背景で、どこまでのことを考えて発言しているのか?書き込んでいるのか?がわからず、困ってしまうことがあります。

受け止め方によっては、きついコメントに思えたり、何を指しているのかが分からなかったりします。
メッセージでも、もう少し言葉が書きこまれていたら、もっと分かるのになぁと思うことがあります。自分は分かっているので、これで伝わると思ってしまうこと、ありますよね。

これを敷衍して考えてみると…

きっと、SNSでの書き込みも似ているのではないかと思いました。
短文での書き込み。背景が分からずに、書き込んだ人は悪気はなくても、読む方は悪く受け止めてしまうことも…
ましてや知らない人からの書き込みは、その人の背景も人となりも和ヵらず、文字だけが心に刺さってしまう。
そして、SNSは文字になっているので、何度も読み返すことができてしまいます。
気になって、つい、読み返してしまう。すると、心がどんどん傷ついて行ってしまうような気がします。

発言しやすい場をつくることも大事だけれど

職場などで言いづらい、言いにくいということは、もちろんあると思います。
発言しやすい場をつくることは、求められていると思います。(本になって、たくさん買われているくらいです!)
ファシリテーターも話しやすい場をつくることは、とても大切なスキルの一つです。

そのときの発言には、(自戒も込めて!)人を傷つけない配慮が必要なのだとも思いました。
まずは、自分の思いや考えを言語化すること、それを発信することをトレーニングしたいと思うのです。
そして、次の段階としては、どういう言い方であれば、傷つけずに伝わるのか?もトレーニングしていきたい。
これはいろいろな表現の方法を知ること(やはり本を読むことですよね)、実践を積み重ねていくことでトレーニングになると思いました。

ファシリテータ―として!だけではなく、円滑な社会生活のためにもトレーニングが必要かと。

「言語化する」というキーワードについて整理したいと考えていたところへ、「心理的安全性」というキーワードがはまり、少し整理が進みました。
すぐに身に付くスキルではなくても、定例会に出てみることって気づきや学びがあるなぁ、と改めて学ぶことの大切さを感じました。

 


 

 

 

 


 
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