2015-07-14 | ブログ
「お知らせ」でご案内しました「赤レンガ建物で浴衣美人に!」ですが、この企画をするにあたり、関連するデータがありましたので、ご紹介します。
この企画は、浅草で着物姿の女性達を見て、若い女性は着物を着たいのでは?と思ったことから始まりました。
(ブログはこちら http://social-acty.com/blog/1059/)
また、その少し前から、私自身も改めて着物に興味をもち、「着たい」と思っていました。
NHKの連続ドラマ「花子とアン」や「ごちそうさん」の衣装(大正ロマンと言われています)を見て、その斬新さに強く惹かれていたのです。
調べてみると
経済産業省が2015年から「和装振興研究会」というものを立ちあげて、会議を重ねていました。
この第4回にwebによるアンケート調査が掲載されていました。
http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/seizou/wasou_shinkou/pdf/004_03_00.pdf
この中で興味深いデータがあります。(以下のデータはすべて、上記URLから引用しました)
1.20代は年に数回着物を着る割合が一番多いのです。
そういえば、若い男性が浴衣を着て花火大会に出かける姿を見かけるようになりました。
2.20~40代に「今後着物を着たいシーンを聞くと、
・自分磨きのファッションとして
・ドレスコードが特にないイベントに参加
・ドレスコードが着物のイベントに参加
が冠婚葬祭以外で高いのです。
ちなみに、50代以降は、冠婚葬祭、観劇などがかなり高く、普段にも着たいという傾向は少ないようです。
3.では、今まで着物を着なかった理由は
・費用がかかりそう
・着る機会がない
・一人では着られない
4.着物を着るにあたっての問題点
これもほぼ3.と同じ理由のようです。
私の周囲を見回しての感想ですが、50代以降は、戦後着物を着ることをやめ、洋服一辺倒になった世代ではないか、または、その世代に育てられたので着物を着ることなく(むしろ否定的に)育ったのかもしれません。
逆にもう一つ下の世代(20代~40代)になってくると、親世代の縛りのようなものがなくなり、新しいファッションとして、レトロなものとして着物を着たいという潜在的な思いがあるのかもしれません。
ただ、一人では着られない。
解決法は?
着付けを習えばいいのですよね。
ただ、着付け教室へ行くのは時間がとれなかったり、人間関係がいやでやめてしまったりということが課題のようです。
そこで、○○のイベントで着るという目的をもった1回や2~3回という回数限定の着付け講座であれば、参加したいのではないか?となりました。
さらに、お値段が高いと思われている着物です。
浴衣であれば求めやすい値段になっています。
着物も、古着であれば数千円で購入することができます。
名古屋の大須商店街に行ってみますと、若い方が経営している古着屋(着物)さんも数軒、新たに出店していました。
大須商店街には名古屋人には親しみのある「コメヒョウ」にも着物館があります。
今ではインターネットでも古い着物が安価に手に入るようになっています。
着物を自分で着られるような講座付きのイベント、なかなかよさそうではありませんか?
まちなかを着物を着て行きかう人がふえるかもしれませんね。
*若い女性向けのこんな本もたくさん出ています。(アマゾンホームページより)
2015-07-13 | お知らせ
以前から気になっていた「着物」のイベントを実施することになりました。
1.浴衣の着付け講座←自分で浴衣を着ることができます
2.浴衣用のヘア・メイク講座←講座&プロのワンポイント・アドバイスがあります。
3.プロカメラマンによる撮影←2カット、データでもらえます。
4.カフェ特別メニュー←浴衣美人にぴったりの特別メニューです。
盛りだくさんのイベントです。
日時:8月22日(土)←半田蔵のまち夏祭りの日です。
第1回 11:00~
第2回 13:00~ (各回定員 20名さま)
場所:愛知県半田市 赤レンガ建物(クラブハウスC)
参加費:4500円
*浴衣、ヘア小物等はご持参ください。
お手持ちの浴衣を自分で着られるようになります。
今年7月18日にオープンする半田赤レンガ建物で行います。明治時代にカブトビール(当時は日本で5社あったビール会社の一つです)の工場として建てられました。
詳しくはこちらをご覧ください。↓
http://www.handa-akarenga.jp/about/index.html
お時間がありましたら、ご参加くださいませ~
当日、お待ちしております。
♪お申し込みは・・・
2.URL https://ssl.form-mailer.jp/fms/6114c6c1374215
3.お電話にて 0569-24-7031(半田赤レンガ建物)
2015-07-03 | お知らせ
愛知学泉大学にある「地域社会デザイン総合研究所」の客員研究員をしています。
先日、昨年度の研究成果の報告会がありました。
そのときの模様が研究所のブログに掲載されました。
http://www.gakusen.ac.jp/u/life/blogn/index.php
テーマは2つ。
1.コミュニティ内のコミュニケーション向上に関する調査研究
2.住民主体のごみ減量運動に関する調査研究
でした。
1.は、HUG(避難所運営ゲーム)を契機として、日頃のコミュニケーションの大切さに気づき、コミュニケーションをとっていこうとなるのではないか?をアンケートをとり、定量的、定性的な分析を行いました。(2014年のコミュニティ政策学会で報告)
2.は、武豊町でのごみ減量に関するアンケートの定量的、定性的な分析を行いました。日頃、課題だと思っていること、自由記述を読んでカンのようなもので課題を見つけていたことが、データとして裏付けられることが分かりました。(2015年のコミュニティ政策学会で報告)
2015-07-03 | ニュースレター
「ママたちのHUG」
乳幼児をもつママたちとHUG(避難所運営ゲーム)をする機会をいただきました。
女性に知っておいてほしい多様性に配慮した避難所運営。
これは、常日頃からのコミュニケーションが大切なのですね。というアンケートもいただきました。
こちらからご覧になれます。
2015-07-03 | ブログ
フューチャーセッション・ウィークは東日本大震災以来、(株)フューチャーセッションズが主催して毎年行われており、、今年から(特非)日本ファシリテーション協会が共催しています。
この企画は、日本全国で一斉に1週間、未来を語り行動していこう!というものです。
東日本大震災直後に、社会変革ファシリテーターと言われるボブ・スティルガー氏が来日し、「日本の成功の定義が変わる」と発言されたのだとか。
「従来の『成功』ではなく、『複雑な問題を抱え、多様な人々が生きるこの社会で、問題解決を越えて、社会の新たな成功の定義を示す。そのプロセスが、東日本大震災からの復興のプロセスの中に隠されている』のではないかとの問いかけと共に。」
(ボブ・スティルガー『未来が見えなくなったとき、僕たちは何を語ればいいのだろう』より)
フューチャーセッション・ウィークの始まりの日に、日本舞踊の西川流のお稽古場で行われたフューチャーセッションに参加しました。
そのときの様子をご報告します。
アイスブレイクは
お稽古場で、西川流と中京大学が協働して開発したという「NOSS(之守)」という日舞のエクササイズ。
家元に教えていただきながら体験しました。
(実は初めての日舞の体験でした。手の動き、身体の所作など、そのしなやかで軸がしっかりした美しさに見とれてしまいました。)
身体の軸がしっかりしていないとしっかりと立って居られません。
インスピレーショントークとワールドカフェ
自己紹介をし、インスピレーショントークとして西川流の紹介VTRを拝見し、日本の伝統文化って何だろう?と心の中で浮かんできたことをワールドカフェ方式で語り合いました。
浅草で着物を着ている若い女性たちを発見して以来、密かに着物ワークショップの構想を抱いていましたので、その話題となり・・・
ちょうど前夜に場所はココ!がいいなと考えていたことを口にしましたところ、名古屋市内のメディア関係の方がその場所で特集をすることがわかり、
着物ワークショップが実現への一歩を踏み出しました。
フューチャーセッションでの出会いはアクションへの一歩!
大げさなタイトルですが、一昨年、今回と参加したフューチャーセッションでアクションへ進んでいく仲間ができたとの実感から、このタイトルをつけました。
一昨年、初めて参加したフューチャーセッションの中でのマジックテーブル*というワークでご一緒した三重県の保育園の園長さんとも、その後のつながりができました。このときはその方と2人だけのグループでしたが、お互いの想いが共通していることを知り、こんなところに同士がいた!ことを実感し、(このときは)何について、どうしたいと考えているのか、どうしたら実現に近づくのか、などについて話し合いました。
その後も、つながっている感覚があり、何かをしたいと思うときにはお互いに声をかけあったりしています。
具体的に少しずつ途切れない程度ではありますが、進めています。
*マジックテーブルは、命名こそしていませんでしたが、私もワークで活用していた進め方でした。(こんなことについて話したいということを紙に書き、似ている内容の仲間を見つけ、その中までグループワークをするというものです)
今回の出会いもアクションにつながりました。
今、具体的な着物ワークショップの話題が進行しています。(詳細は決まりましたら、ご紹介します)
具体的なアクションにつながっていくワークショップ、素晴らしいものだと思います。
株式会社フューチャーセッションズの代表、野村さんが「イノベーション ファシリテーター」と呼んでいるのがわかる気がしました。具体的なアクションとなって想いが形になっていくことこそがイノベーションなのでしょう。
こんなに楽しいイノベーションならどんどん、誰でも起こしていけそうです。小さなイノベーションの積み重ねがいつしか大きな社会的な動きになっている、そんなことを願い、予想し、その実現のためにフューチャーセション・ウィークを開催していらっしゃるのですね。
最後は
伝統文化を考えるフューチャーセッションは「なもじめ」で〆ました。
「なもじめ」も西川流からできた名古屋の〆方のようです。関東の「一本〆」、このごろあまりお目にかからない「三本〆」、九州にも独特の〆方がありました。
ちょうど拍子木もあり、きれいな音が出るコツもわかり、気持ちよく、名古屋の新しい〆方で締めくくりました。
「なもじめ」のナモは、名古屋弁の「○○だわなも。」とやさしい語尾からとったものだそうだわなも。
(https://www.facebook.com/namojime/photos/a.238343336365212.1073741828.238169153049297/238373979695481/?type=1&theater)
余談ですが、このとき、現在リハビリ中という家元のお母様、介護をしていらっしゃるお姉さまがご参加くださいました。
「お互いを尊重しあう中での意見や意思表明、話の受けとめ方」など、とても穏やかで思いやりのある3人のお姿がとても素敵だなぁとじっと見てしまっていました。
年齢を重ねていって、こんな時間を過ごしていきたないなぁと思いました。