ソーシャル・アクティ まちづくり&組織の活性化・ファシリテーション

社会が、一人ひとりが、生き生きと生活できる社会の実現をめざしています。

ブログ・お知らせ
2022年 6月

2022-06-23 | ブログ

名古屋工業大学にて

第24回 コミュニティ工学ワークショップ
「集まる場を考える―コロナ禍の2年間とこれから」

http://community.web.nitech.ac.jp/

が、6月22日の開催されました。

ここに登壇させていただきました。

登壇理由は、2014年4月から毎月1回(休まずに)開催してきた「未来茶輪」というサロン的な場についてご報告するというものでした。
このような機会をいただけたこと、感謝しております。

名工大メイ&タクミ on Twitter: "今日から名工大にラーニング・コモンズがオープンしました!学生が自由に利用できるピカピカの学習スペースは新講堂の2階ですよ!私メイもわくわくしちゃいます♪  #名工大 https://t.co/mT4di2v8Q2" / Twitter(名古屋工業大学ホームページより 会場となったラーニングコモンズ)

ご登壇の7つの「場」

さて、このイベントには、7つの「集まる場」を運営している人がご登壇されました。

名古屋工業大学の学生さんからも3人!
部活・サークルと、起業を目標にしたコミュニティを立ち上げた学生さんでした。

学生といえども、見習いたいところはたくさんありました。

コロナ禍でも集まれるように物的、心理的なディスタンスを超えて集まる場を工夫していらっしゃいました。
従来はガレージの中で行っていたことを屋外でできるように物的な工夫。
もちろん、ソーシャル・ディスタンスもの確保も!

チラシ配りイラスト/無料イラストなら「イラストAC」

気配りという点で、マンガ研究会の部長のきめ細かな新入生へのフォローが素敵すぎでした。
見学に来た新入生のプロフィールを見て、(参加意欲を向上させ、部活にはいると楽しいかもという期待をもってもらえるよう)同じ学科の部員に声をかけたり、留学生であれば同じ国からの留学生の部員にこの日、後輩が来るヨ~と声をかけたり。
そこで、先輩と新入生の出会いがある!という先輩にも、新入生にも、部にも効果のある「場」をつくっていました。
このきめ細かさで、コロナ禍でチラシ配りという新入生に入ってもらうチャンスがなくても、新入生が増えるという結果がでました。
もちろん、フォローも忘れずに!

きめ細かい心配り…。相手の立場に立って物事を考え、行動する!とってもエネルギーが必要なことだと思いました。
φ(..)メモメモ しておかなくては!です。

この他にも、子育て支援団体の方、多様な世代が集まれる場(なんと、ご自宅だった家を開放!)、話し合いを見える化している方(以前からご縁のあったハイラブル社さん)がご登壇されました。

多様な「集まる場」があることを知りました。

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ここに登壇した7つの場のキーワードは「つながる」だなぁと思いました。
(集まる→つながる 当然といえば当然なのですが…)
コロナ禍で、「つながる」ことに、新しい価値が生まれたのかもしれません。

「つながる」「くっつける」

最後に、デビッド・ボウムの「対話は分断された人たちをくっつける」ことをご紹介したところ、学生さんが質問してくださってとってもうれしかたです。
「くっつける」が気になったとのこと。(バラバラになったピース(人たち)をもう一度、つなげるというような意味だと思っています。)
改めて「つながる」「くっつける」が年齢問わず、求められているのだなぁと思いました。

その場には時節柄、限定された人数が集まりました。その中には、久しぶりにお目にかかる方もいらして…
会の前後でごあいさつしたり、立ち話をしたりと出会いを楽しむことができました。
リアルの良さですよね~

ソーシャル・アクティは、これからも「対話でくっつける」ことを目標にして活動していこう!と思いました。


 

研究所の機関紙に掲載されました

2022-06-21 | お知らせ

生活経済政策研究所が発行する機関誌、「生活経済政策No.305」6月号に論文が掲載されました。

特集は「多様性を学ぶ」で、

「外国にルーツを持つ子どもの日本語の学び~オンラインによる授業の提案~」

を書きました。

他には、

「行政と子ども~子どもの参加する、まちづくり~」

「笑顔で学び笑顔で生きる」学校が生まれる瞬間~対話によるポジティブ・アプローチを通して~」

「所得税法におけるひとり親」

です。

ご高覧だけると、幸いです。

お申し込みは、こちらからとなっております。

http://www.seikatsuken.or.jp/monthly/index.html

バックナンバーもご覧いただけます。

こちらのURLからは本文をご覧いただけます。http://www.seikatsuken.or.jp/database/index.html

ファシリテーション特集の際の記事はこちらです。http://www.seikatsuken.or.jp/cgi-local/database/search.cgi?cname=%e6%9e%97%e5%8a%a0%e4%bb%a3%e5%ad%90

対話の基本はファシリテーションにあり!?

2022-06-13 | ブログ

6月11日(土)と12日(日)の2日間、日本ファシリテーション協会(FAJ)の東京サミットに参加しました。
(https://www.faj.or.jp/activity/summit/)
FAJは毎年、全国からFAJメンバーが集まるイベントを開催しています。
今年は、東京にて。

summit.png

2日間のメニューはもりだくさんでした。会場でのリアルな分科会とオンライン分科会。どのワークショップに参加しようか、迷ってしまいました。

1日目は、基調講演、ワークショップ・セレクション(17分科会)、フリーセッション(16分科会)
2日目は、ワークショップ・セレクション(16分科会)、クロージング→終了後に総会

という流れでした。

1日目のワークショップ・レクションは企画側で参加しました。(分断と孤立の時代に求められるファシリテーションとは何か!? 〜姿の見えない「ヘダタリ」と「オキザリ」から考える〜)
フリーセッションでは、メタバースの企画のお手伝い:メタバースの世界の入り口でzoomでお留守番でした。(メタバースでの対話を模索する)

2日目のワークショップ・セレクションは、純粋に参加者でした。
この、ワークショップが本当に気づきの多い、考えさせられるものでした。

紛争地での対話

戦争のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

参加したテーマは「憎しみの連鎖を止める対話の実践~テロ・紛争解決の現場から~」でした。
NPOアクセプト・インターナショナル(https://accept-int.org/)の方が来てくださってのワークショップ!
ソマリアやインドネシアなどの紛争地域で活動しているそうです。

一旦はテロ組織に組み込まれてしまった若者。
刑務所で刑期を務めているのですが、刑務所では暴力は当然のことだそうです。そこでは、更生して社会に復帰…というよりも、より過激化してしまい、社会に出てもまた、テロ組織に入ってしまうという、連鎖が繰り広げられてしまうことが多いそうです。
それは、刑務所の中では、自分の愛する人が殺されたり、信じるものが壊されたりした心の傷が癒えることなく、さらに刑務所内でのいろいろなストレス・・・などなどで憎しみという感情が消えることはなかなかないからなのだそうです。
(確かに、閉鎖された環境で自然に感情が癒されていくということはイメージしづらいです)

そこで!アクセプト・インターナショナルさんは、「若者が兵器を置くことができる環境をつくる」として、ひとり一人と丁寧に対話をして、テロ組織にもどらない(憎しみの連鎖を止める)心の環境をつくっている!とのことです。
(この活動は、国連ハビタットや政府とパートナーとして活動していらっしゃるのだそうです。政治的に偏らないように注意して)

ワークショップでは

その対話の入り口のところをケーススタディとして、ワークショップ形式で話し合いました。
お題は2つ。いずれも対話がキーワードでした。

話し合ったことを共有した後で、実際はこんなふうにしました。
ということを教えていただいたのですが…
さすが!FAJのメンバー。
こんな態度で、こんな話題で、こんなことを話すというのが、実際のお話に近いものでした。

「対話」は、平常時でも、紛争の当事者とでも、基本的な姿勢や態度は変わらないのだということが分かりました。
まずは、お互いに人間としてどう向き合うか。から始まるのですね。

こんなに若い方々が、行動していらっしゃることを知って、驚き、関心して、尊い活動に感謝したできごとでした。

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ワークショップを終えて

対話の姿勢の根本には、その人の考え方や理論があるのだと思いました。
何が正しくて、何が間違っているのかは、その人が立っている場所が違えば、異なるのだということを認識しなくては!

まずは、「あなたは、そう思うのですね」と認めること。これが欠かせないことを痛感しました。
自分だって、頭から否定されたらおもしろくないですもんね。

そして、共感できることを増やしていく。
デビッド・ボームのいう「意味の流れ」やつながりをつくっていくことが大切なのだと思いました。
そして、分断されてしまった人々、社会、をつなげていくということが「対話」なのだ、と。

(アマゾンより)

ということを教えていただいた時間でした。

こんなに若い人たちが、一生懸命に世界の平和へむけて活動していることに感謝します。
私たち大人がこんな世界にしてしまったことが、申し訳ないとも思いました。

環境活動家のグレタ・トウンベリさんが、大人に対して怒っている顔が浮かびました。
大人として、どんな社会を次世代、次々世代へと残していくのか?
そのために、自分ができることは何か?を考える機会をいただきました。

また、ファシリテーションについて話をしていると、「世界平和」というキーワードが出てくることがよくあります。
今回は、ファシリテーションが本当に役に立つことを教えていただきました。

ありがとうございました。

6人の男女が輪の中で笑顔でつながる、みんなに手を振る[00705000215]の写真素材・イラスト素材|アマナイメージズ

 

 

ニュースレター第129号防災リーダー養成講座でお話をしました

2022-06-03 | ニュースレター

各自治体で進めている「防災リーダー養成講座」
いろいろな進め方がありますよね。

今回は、連続講座の初回「普段の心構え」についての講演依頼が来ました。
とっても、光栄なお話をありがとうございます。

時間は80分。
ずっと、一人で話すのもなんだか、しっくりと来ないと思い、ワークショップ形式でという提案をしました。
結果は、ご快諾!

防災リーダーの方々とふだんの心構えについて意見交換できました。
みなさん、社会経験をお持ちなので、経験や昔の地域の情報、最新の防災情報など、とても活発な意見交換の場となりました。
時間が足りないくらいでした。

自分でものごとを考えて語ることの大切さを改めて感じました。

ニュースレター第129号「防災リーダー養成講座でお話をしました」こちらから、ご覧くださいませ。

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