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社会が、一人ひとりが、生き生きと生活できる社会の実現をめざしています。

ブログ・お知らせ
2025年 3月

マイクロアグレッションを考える定例会しました

2025-03-30 | ブログ

昨年度に引き続いて、今年度も「マイクロアグレッション」にフォーカスしたFAJ(日本ファシリテーション協会)の定例会をしました。
昨年は、マイクロアグレッションは人権の問題と捉えて、初の定例会をしましたが…
(昨年のレポートは→https://www.faj.or.jp/base/chubu/news/20240217-microaggression/
「マイクロアグレッションの話→人権」の関係にピンと来る人と???な人や、マイクロアグレッションとアンコンシャスバイアスの関係についても???が見受けられました。
そこで!今年は、もうちょっと人権とのつながり、マイクロアグレッションとアンコンシャスバイアスのつながりを明確にしてみよう!
というワークを考えました。

ふりかえりを活かして、次のステップを考える
ゲーミフィケーションが有効!

今年度は、昨年度よりも2回ほど多いミーティング(全10回!)をしました。
昨年度のふりかえりをふまえて
・つながりをどう表現するか?
・人権の説明をどうするか?
・昨年度の内容は、固かった…
などなど、改善点を解決することを考えました。

マルとバツを出す猫のキャラクター

そして、ゲーミフィケーションを取り入れて…
まずは、楽しくやろう!その方が、ワークに入り込めるよね!!ということで「人権・アンコンシャスバイアス・マイクロアグレッション」のクイズをしました。
←これは大成功!対話もできて、前提を揃えて認識を共有することができました。

その後、どんな認知バイアス(アンコンシャスバイアス)があるのか?身近なことに引き付けてマッピングしてもらいました。
(手を動かす、共同作業することは、理解が深まる&認識を共有できるというメリットを期待して。そして、楽しく)
この中で、自分のバイアスや他の人からのマイクロアグレッションの事例などを共有できました。

そして、シメはファシリテーション協会の定例会なので、
ファシリテータ―しているときや、会議等に参加しているときに、マイクロアグレッションをはじめとするハラスメントが起きたらどうする?
を考えました。

結果は、昨年度よりも、好評価だったように思いました。
まだまだ、改善点はありますが、内容は充実&進歩している手応えがありました!
http://www.faj.or.jp/base/chubu/report/20250315-233-1/

やって、よかった。

アンケートにもクイズが楽しかったという回答が多くありました。
(ゲーミフィケーションは大切ですね~)

ワークを考える前に、課題を解題する

どんなワークショップを組み立てるときにも行うのですが、お題について知識を得て、解題する。
そして、何をワークショップの目的とするか、どの部分を話し合うと目的に沿うのかを検討し、整理します。

ということで、ワークを考える前に、10回にわたるミーティング!
マイクロアグレッション、アンコンシャスバイアス、ハラスメント…
そして、人権、人権デューデリジェンスについて、昨年から引き続いて勉強したことが奏功したひとつの原因だと、勝手に喜んでいます。もちろん、その時々に起きた社会問題を解題したり、アイデアを持ち寄ったりしました。

社会の中で、フジテレビ問題や兵庫県の問題など、人権やハラスメント等に関する話題が起きた2024~2025年。
(まだ、解決していませんが…)
これも具体的な事例です。マイクロアグレッション、ハラスメント、人権問題の側面から考えると、どのように捉えることができるのか?なども話し合いました。

解題、整理が進んだのは、もうひとりもう一人の担当の方と、対話し、掘り下げていったことも、理解が進んだ大きな要因でした。
いっしょに学ぶ相手がいるということにも感謝しています。

話し合いの中で、
社会的な問題を自分事に引き付けて考えてみる、このことがとても大切だと体感しました。
そして、テーマに沿って掘り下げて考え、
ファシリテータ―だったら、どうする?どうふるまう?まで考え続けることが、とっさの行動にでる!
と改めて、感じました。

話し合いの場だけではなく起こるマイクロアグレッション、ハラスメント、人権侵害…
ファシリテータ―でなくても、敏感になって、そのときどうする?を考えておく、シミュレーションしてみることの大切さも考えた定例会でした。

今後は、もっとブラッシュアップさせるために、具体的には
・マッピングを考えなおす
・行動をシミュレーションしてみる
・人権の考え方の説明をもっと工夫する
などを考えていこうと思います。

パワハラを受ける人のイラスト(女性)

*余談ですが…
男女共同参画・公平性も、インクルージョンやダイバーシティも、人権DDも
経済的にも発展する要素なのだという説をみかけました。
確かに、本田由紀さんの『「日本」ってどんな国? -国際比較データで社会が見えてくる-』ちくまプリマ新書
でも、いろいろなデータから、日本の経済的な低迷を他の国と比較して原因を探っていました。
経済の発展には、ダイバーシティ、インクルージョンが必要なんだと思ったのでした。

「日本」ってどんな国? ――国際比較データで社会が見えてくる (ちくまプリマー新書)http://www.amazon.co.jp/dp/4480684123

 

 

初のホエールウォッチングしました

2025-03-19 | ブログ

沖縄へ旅行する機会がありました。
お仕事で行っていたので、今回は友人をご案内しました。

沖縄本島へいくなら、まずはココ!のおすすめスポットや、以前、お手伝いさせていただいた公園を見たり…
前回沖縄に遊びに行ったときから、2~3年。

2025年3月入口には観光案内所ができていました。
さらに、レンタサイクルのお店まで!

なのに、いろいろと変化している場所や出店が増えているところも

2020年末

あり、観光客が多いのだなぁと痛感しました。

備瀬のふくぎ並木では、4年ほど前に行った時と比べて、ずいぶんお店が増えていたことに驚きました。

 

そして、今回のメイン!ホエールウォッチング!
初めてのなので、どきどき、わくわくしました。

乗船前の注意事項で
・上着は来た方が良い(船上は風が冷たい)
・水を被ることがある(レインコートを貸してくれました)
・帽子は飛ぶかも(帽子に紐をつけていたら首がしまるかも!)
・酔い止めは各自で飲んでおいてください(酔い止め、必要?)

などがありました。

体験前のイメージでは、「あ、あそこで潮を吹いたね」「クジラさん、あそこにいるよ」とのんびり時間を過ごすのだと…

ところが、実際はそんなのんびりしたものではなかったのです。
・何隻の船が連携して、ウォッチングポイントを目指す。
・クジラのリング(どれが、クジラのリングなのか、分かりませんでしたが)が見えたら、スタンバイ
  クジラのリングはクジラが潜ったときにできる水紋のようなものだそうです(https://www.tms-news.jp/wp-news/2019/01/22/%E3%83%9B%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%83%BB%E3%83%BB%E3%83%BB%EF%BC%81%EF%BC%9F/
・潮がみえたら、そこへ向かって、ダッシュ!(手すりに掴まっていないと、飛ばされそう)
・クジラが潜ったら、クジラの息に合わせて、じっと待つ(なぜか、みんなで声も潜める(笑))
これを繰り返してくださいました。

ダッシュの時に、(海が少し時化ていたので、さらに)海水がぶわっと…
クジラの姿を撮影しようとスマホカバーを装備して良かったと思うほどの海水が。
(USJのアトラクション、ウォーターワールドの最前列よりもかかりました。レインコートが必要!)

最初のクジラに出会ってから、1時間半ほど(もっと近くで見せてあげたいというスタッフのみなさんのご厚意でした)、
ダッシュ!声を潜める。見つけたらダッシュ…を繰り返してくださいました。

スタッフの方が撮ってくださったクジラの尾。
船上の私たちやクジラもたくさん撮ってシェアしてくださいました。

身体は冷えたものの、クジラを探すことで、精いっぱいだったので、寒さも忘れて手すりに掴まっていました。
ただ、船の揺れに身を任せているとき、このまま帰れなくなったら、この海の中に入ってしまうんだろうなぁと少し怖いことを考えてしまいました。

お陰様で、クジラに会うことができました。
必死にみんなで探していたのに…船の方向を変え、変えるときに、クジラが一番近づいてくれました。
お別れのご挨拶ができて、よかったねと船上のみんなが喜んだ時間でした。

私たちの後ろに、0歳、3歳くらい、5歳くらいの兄弟がいました。
お兄ちゃんがクジラが好きなようで、ご両親が連れてきたようでした。
クジラの出現を待っている間「クジラさん、僕に会いに来て」「クジラさん、こんにちは」など、可愛いつぶやきが聞こえてきていました。
心の中で(身体が固まって、ふりかえることはできませんでしたので)「もっと、クジラさんを呼んでね~」と楽しい待機時間を過ごさせていただきました。
知らず知らず、乗客・スタッフみんなが一体感を持てました。
とっても素敵な居心地のよい時間でした。

沖縄のホエールウォッチングは1月はじめ~3月末まで
お願いしたのは沖縄アイランドクルーさんhttps://oi-crew.com/blog/233841/でした。

大自然の中に溶け込めるとても、素敵な時間でした。

ニュースレター第162号「コミュニティ交流会のお手伝いをしました」

2025-03-06 | ニュースレター

コロナ禍でコミュニティ活動が停滞し、コロナ禍が収まってもなかなか復活してこないコミュニティが複数あります。
その活動を盛り上げようと市が区ごとに「コミュニティ交流会」を毎年1回、開催しています。
そのおお手伝いをいくつかさせていただきました。

各区での進め方や内容の工夫を拝見しながら、ファシリテーターとしても楽しく参加、お手伝いさせていただきました。

コミュニティ活動はとても尊いと思っています。
その任を担い、日々活動していらっしゃるみなさまのお話もとても興味深くお聴きしました。

ニュースレター第162号「コミュニティ交流会のお手伝いをしました」では、
交流会の内容で、印象に残ったことや
コミュニティのプレーヤーとしてのお話を聴いた感想などをお伝えしています。

こちらからご覧いただけますと幸いです。

pdf

パウル・クレー展雑感(ファシリテーションに絡む!)

2025-03-05 | ブログ

名古屋市にある愛知県美術館で「パウル・クレー展」をしています。

https://artscape.jp/exhibitions/29828/

パウル・クレーは、こんな感じの絵を描く人としか思っていませんでした。
(現代の美術って難しいなぁと)

パウル・クレーは1879~1940、スイスのベルンで生まれました。
この時代は、世界(特にヨーロッパ)が戦争の時代にあり、第1次大戦から第2次大戦へと進んでいく中で、クレーは音楽活動や絵画の創作活動をしていました。
本人も第1次大戦では、兵士として動員され、芸術家の知人も戦死するという悲しいことが起きました。
(きっと、大きなショックを受けたことでしょう)

その後、絵画の分野で認められるようになり、バウハウスや美術学校でも教鞭をとっていました。
ところが、1933年にナチス政権が成立し、前衛芸術の弾圧を行いました。その弾圧はクレーにも及び、スイスのベルンに帰ることにしました。

美術展をクレーの人生に沿って見ていくと、この弾圧がとても大きく影響したのでは?と思いました。
弾圧後に前出のような絵を描くようになったのです。
このスタイルは以前からの作品の傾向ではあったのですが、「あ、クレーの中で何かが壊れた」と感じました。

ルイス・マンフォード『都市の文化』でも、​芸術家は時代の半歩、一歩先を描くと言われています。

https://x.gd/7vqoD
きっと、クレーもこの先の世界を描いた、というよりも描かざるを得なかったのでは?というのが伝わってきました。
芸術の力ってすごいパワーがあるのですね。
80年以上経っても、その時の作者の気持ちや想いが伝わってくるのですから。
それだけのパワーを込めて描いているのでしょう…

芸術の鑑賞の仕方はさまざまですが、「なぜ、こうなっているのか?」が歴史の年表と比べながら見るとなんとなく見えてきます。

人には歴史あり(フューチャーサーという手法)

クレーやそそのほかの芸術家、アーティストのように後世に残すようなワザを持たない凡人ですが…
やはり、人と歴史は切っても切り離せないということを教えてくれます。

ファシリテーションにも「人と歴史」に焦点を当てた進め方があります。
フューチャーサーチというホールシステムアプローチの手法です。

ホールシステムアプローチは、いろいろなステークホルダーが一堂に集まって対話する方法の一つです。
そして、フューチャーサーチは、ユニセフも活用している話し合いの進め方です。

フューチャーサーチ ~利害を越えた対話から、みんなが望む未来を創り出すファシリテーション手法~https://x.gd/qSEEW

このフューチャーサーチは
1.過去をふりかえる
2.現在を探究する
3.理想的な未来のシナリオをつくる
4.コモングランド(共通のよりどころ)を明確化する
というステップで未来を考え、実行していく方法です。

この中の「1.過去をふりかえる」に「タイムライン」というワークがあります。
自分のこと、自分を取り巻くコミュニティのこと、自分の国・世界のことと3つのカテゴリーに分けて、それぞれの年表を書き込んでいきます。
すると、この3つのつながり、影響が見えてきます。
個人の動きは、コミュニティ、国・世界とつながっていることを実感できるワークです。

人と歴史を考えたときに、この「タイムライン」を思い出しました。
芸術家みたいに有名ではなくても、一般の私たちにも「人と歴史」とはつながっていることを改めて可視化してくれます。

ちっぽけな私たちもこの広い世界の一員ということを実感します。
私たちのそのような気もちを集めるのも、ファシリテーションの1つなのかもしれません。
そして、未来をつくっていく。
大きく出ましたが(笑)そんなお手伝いができるのも、ファシリテーションの醍醐味かもしれません。

 


 


 

 

 


 
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