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ファシリテータ―の例示でも話し合いの成果って変わる?

2023-09-16 | ブログ

スタートアップのお手伝いで、思考が柔軟になっていました

8月は子どもたちのスタートアップの講座のお手伝いをしていました。
小学生、中学生、高校生のスタートアップを意識づけるようなプログラムでした。

その中で、スタートアップの勉強をしました。(笑)
資料に記載されていたので、人に伝えるには理解していないと💦と。

そういう考え方があるんだ~と知ったのは、
スタートアップの成功法則というのがあるそうで、『エフェクチュエーション』という書籍にまとまっているそうです。
それは、研究者である著者が起業して成功した創業者にインタビューしてまとめたもので、起業家のための意思決定の法則なのだそうです。

エフェクチュエーション (【碩学舎/碩学叢書】)(アマゾンより)

ナポレオン・ヒルの成功法則とは、視点が異なるのかな?と、まだ、その程度の理解度です。

ただ、その原則を伝えるために、いろいろな資料を読み込みました(汗)

本題は、このお手伝いで学んだことが自分の刺激になっていたようで
どんな事業をするといいのかな?ということを考えるようになっていたのだと思います。
さらに、会場のオーナーさんと雑談していて思いついたことがあります。
それは、スタートアップの内容って、実は、ふとしたアイデアでいいのかも。と思ったのです。
そのオーナーさんは、ご自分のキャリアからこんなインフラがあったらいいなという(ちょっとした)アイデアを実現させてスタートアップしていらっしゃいました。
高校生の講座では実際に事業のトライをしてみるのですが、その内容を見ていて、さらに「あまり構えなくてもいいのかも」と思うようになっていました。

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講座の中で

そのお手伝いが終わって1週間後。他の事業で、6次化産業の人材育成講座(この講座の中に「ファシリテーション」の科目が入っているのです!)を担当しました。
この中で、ファシリテーションを体験していただく際に、6次化することを考えていただくワークをしています。
毎年、どんな例示をしようかな?と考えているのですが…
今年は、上のようなことで、思考が柔軟になっていたのでは?と思っています。

ワークの際の例として
カレー用にカットされた野菜がスーパーで売られていることをお伝えしました。
初めて、そういうカット野菜があるというのをTVで聞いたときは???そんなの需要があるんだ~
と他人事で聞いていたのですが、
この頃は、どこのスーパーでも見かけます。
(キャベツの千切りなんて、とっても助かっています)

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当初のターゲットとした人たちから購買層は広がっているのですよね。
ふとした思い付き。これでニーズがあると広がっていくのですね。
そうか!あまり構えなくてもいいんだ!
それは、5つの原則に沿っているなぁと思ったのです。

本題に戻りまして・・・

ファシリテータ―が今までよりも、より内容を深く理解して例示したと言えると思います。
受講者は、今年の方がレベルがダントツに高い!という訳でないと思うのです。いつも、真摯に向き合って本気で参加してくださっている方々です。
変わったのは、ファシリテータ―の課題に対する理解と例示だと思うのです。

その要素の変化でグループワークの成果も変わるんだ!と思ったのです。
「な~んだ。そんなことでもいいんだ。」「構えなくてもできそうだな」と思ってくださったのでは?
いつもよりも、グループワークの雰囲気が軽くて楽しそうでした。
そして、ワークの中で出たアイデアも「いけそう!」と思えるようなものでした。

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ファシリテーターが介入するのは?

ファシリテータ―はコンテンツには関わらず、プロセスに関わる!
と言われていますが、
ワーク中に、コンテンツに関与してしまうのは、誘導になってしまうこともあり、センシティブなのですが、
ファシリテーターがコンテンツを理解し、どのようなワークに組み立てるのか?で成果が変わってくる!というのを実感しました。

ファシリテータ―としても、知識としても、とっても学びのある機会でした。
今後は、もっとコンテンツの理解にも努めよう!と思いました。

こどもと木工教室!

2023-08-29 | ブログ

みんなのおうち連尺で運営している「HATSUMEI堂」があります。
https://www.instagram.com/hatsumei_do/

ここで、夏休み企画を2つ、お手伝いしました、

「がんた先生の輪ゴムてっぽう」「がんた先生のピンポン玉飛ばし」
岡崎の奥(オクオカと呼ばれる、旧額田町)で家具を作っていらっしゃる岩田さん
http://home1.catvmics.ne.jp/~cstaviela/index.html
が先生になって、子どもたちに手仕事を楽しんでもらうという企画でした。

午前中は、がんた先生が予め、作っておいてくださったキットを組み立て、午後は思いっきり遊ぶ!

このキットも遊びのシカケも手を抜かない!
こんな金額でこのクオリティって…いいんですか?と思わず聞いてしまうくらいでした。
ご本人は、「仕方ない。手を抜きたいんだけど、子どもたちの顔が浮かぶと、ついつい…」とおっしゃってました。
子どもたちに安全に、楽しんで、木に親しんでほしいという気持ちが伝わってきました。

1回目の輪ゴムてっぽうのふりかえりのときに、「子どもがドライバーの使い方を知らないようなので、ちゃんと教えてあげたほうがいいのでは?」ということがでました。
ここで、さすが、がんた先生!
次のピンポン玉飛ばしのときは、ちゃんと練習用キットまでご準備いただいて…
もう、すごすぎ!なクオリティ!!

子どもに木工、手仕事(大きくなったらDIYですね~)を体験してほしい。ちゃんと道具を使えるようになってほしい。という気持ちの現れですよね。
そのための手間暇を惜しまない!
職人気質にリスペクトです。

これくらいのことをしてあげると、子どもたちにも本物が分かるので、とっても集中して、安全に、きっちりとキットを組み立てることができるのですね!

練習用キットでも、ドライバーを真剣に使っていました。
初めて教えてらう、ドライバーの使い方!(大人も教えてもらうということってないかも)
もう、これで、ドライバー マイスターになれたかな?

 

午後からのお楽しみでは、これまた、集中して遊んでくれました。
みんなで危なくないようにルールを決めたので、ついつい、調子に乗ってやってしまったときは、
「あれ?ルールではどうなっていたっけ?」と聞かれると、ハタ!と止まってくれる。
自分たちで決めて守る(自治ですね!)っていうのは、みんなの心にちゃんと残るんですね!

子どもも大人も一緒なんですね!

お遊びにも手を抜かない

「自治」ということにも思いが飛んでしまう、ピンポン玉飛ばしの会でした(笑)

そして、もうひとつ。
「ふりかえり」がとっても大事!ということを改めて、学びました。
キットを組み立てたら、組み立てのプロセスをふりかえる。
工夫したや難しかったこと。難しかったことは、どうやってクリアしたのか?などを考えてもらいました。
さんざん遊んだ後は、組み立てたものの使い方を考えたり、次やるなら、どんな的があるといい?どうやってみたい?などなど。

遊ぶだけでなく、その遊びから学べるって、子どもの権利にある「遊び育つ権利」かも!とついつい、広げて考えてしまうのでした。

子どもたち。いろいろなことを楽しんで学んでくれたかな?
大人もあなたたちを見て、学んだよ。ありがとう!

 

「ねこの博物館」へ行ってきました。

2023-08-25 | ブログ

伊豆高原にある「ねこの博物館」へ行ってきました。

伊豆高原駅からタクシーで10分ほど。
どうやら、ここは別荘地らしく、ステキな建物が並ぶ中にありました。
そして、坂道を登っていく途中には別荘とおぼしき建物、空き家がいくつもありました。

そのなかには、ミニ博物館やアーティストの工房・アトリエのような看板もいくつか見られました。

運転手さんに聞くと…
別荘地として開発され、終の棲家として住んでいる人もたくさんいます。
ただ、医療体制がビミョーなんだとか。
たしかに、高齢者になってから住むには、安心できる医療体制が必要ですよね。

と。

バブル以降のヒストリーを聞きながら、到着。

ステキなたたずまいでした。

1階は、ネコ科の動物のはく製の展示。
ライオンやトラ、やまねこなど、たくさんのネコ科の動物がいました。
近くでみると、ライオンやトラもわいいです。
(ねこ好きにはたまりません)

2階へ上がると、生ねこ!
10種類以上のねこたちがいました。
そして、ふれあいコーナーでは、自由に動き回る猫をさわることもできます。

ふれあいコーナーのねこたちも大人しくて…
あまり触りすぎると、帰宅したきに我が家の猫がやきもちをやいてしまうのでは?と思ってしまうくらいでした。

一部のSNSで、ちょっとかわいそう💦という書き込みがありました。

夏の最中、メインクーンやノルウェイジャンなど長毛の子たちは、カットしてもらっていました。
きっと他の子たちも、いろいろな人と触れ合うので、ツメも短くカットしてあるのでしょうね。

あれだけ大人しいのも、ちゃんと躾けられているとか、心が寛容なのではないかと推察しました。

同じく2階には、オーナーが旅先で思わず買ってしまったのだろうコレクションが展示されていました。
とっても小さいものから、どうやって運んだの?と思うような大きなものまで。
これも、ひとつひとつ見ていくと、とても愛らしい。
思わず、買ってしまうきもち、わかります!

涼しい中、猫たちに囲まれて幸せなひとときでした。

 

我が家の猫もカットしてあげたいと思いました。

 

こどもたちと「端材でキーホルダー」づくり

2023-07-31 | ブログ

監事をしている子育て支援の団体が運営しているHATSUMEI堂。
ここがテナントとして入っているNEKKOというスペースがあります。
(NTTさんのビルの1階です)

https://nekko-okazaki.com/shop-list

このNEKKOが1周年を迎え、イベントを行いました。
ということで、HASTUMEI堂も出展することにしました。

それが、こどもを対象にした「端材でキーホルダー」づくりです。

なかなか子どもが少ないなかでしたが、6人の子どもが参加してくれました。

今回は、家具職人さんがいてくださったので、インパクト(という工具)でネジやヒートンの穴をあけてくれたり、
かなづちの使い方を子どもたちに教えてくれたりと
プロならでは!のコーチをしてくれました。

以前、ミニ門松づくりをしたときも感じたのですが、
デコレーションパーツはたくさんあれば、子どもたちが楽しんでくれて、大人の想像以上のものをつくってくれる!

今回も、想定したネジ、ヒートン、マジック以外に
何かにつなうかなぁとビーズやストロー、フェルトなどを準備しました。

ストローとつまようじ、ビーズを使って背負う刀とさやをつくってくれたり、
フェルトで長い耳をつけて、うさぎにしたり…

もちろん、きらきらしたものは大好き!スパンコールも人気でした。

子どもたちが真剣に考えて小さな手を動かしているのを見るのは、とても楽しいものでした。
そして、とって集中していました。

30分でも集中していました。小5の男の子は1時間も集中していました。

このとき、パパが子どもに道具の使い方を教えたり、ちょっと手伝ったりと親子のステキな時間になってもいたようです。
最後にパパが
「今まで、木の工作をしたことがなかったので、とても貴重な体験になりました。ありがとうございました。」とおっしゃってくださいました。

なによりのご褒美でした。

親子で体験してくださる組もあって、こちらはママがとっても楽しんでくださっていました。
こういうのも、とってもステキでした。
ママはママの世界がありますもんね。
ママに刺激されて、お子さんもあれこれと工夫しながらつくっていました。
こんなコラボもステキ。

ここにも、ちょっとだけファシリテーションが入っていたらしいです。
自覚していなかったのですが、後から教えていただきました。

・ 事前にロジ表をふくむ簡単な香盤表を作成したこと←イベントの経験でしょうか?
・ 工夫を促すときの声掛け←どうやら、声かけの仕方がファシリテーションだったらしいです。
・ 親子の姿をスマホをお借りして写真に収めたこと←ホスピタリティでしょうか?
など、製作以外の部分でしたが、お役に立ったと言われ、うれしかったのでした。

プロのワザを間近でみることができて、私もワクワクしました。
少し、教えていただけたりもして、楽しい一日でした。

ボードゲームから世界を学ぶ

2023-07-16 | ブログ

知人の先生にいただいたご著書『映画で地球を読む』があります。
映画のワンシーンを切り取って、そこに描かれている社会状況や文化などを解説しています。
これが、イメージしやすくて、「ああ、こんな背景があったんだ」と知る、とても良い機会となっています。

それを見習って。
ボードゲームでも!

やっぱり「ディプロマシー」

ずっと前のブログでもご紹介したボードゲーム
「ディプロマシー」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%BC
これは、第一次世界大戦前夜のヨーロッパが舞台。
そして、プレーヤーは、当時のヨーロッパ7か国の外交官。
戦略と交渉を通して、国の補給基地を増やしていく。
3~4の補給都市から始めて、18都市まで増やす(ということは、減る、消滅する国もあります)
というものです。

これには、サイコロやカードなどの偶然の要素が一切ありません。
最初にどの国の外交官になるのか?くらいです。

さて、コロナ禍の最中は休止していましたが、
やっと。対面で再スタートしました。

その間に、現実の世界ではロシアのウクライナ侵攻がありました。

ディプロマシーで経験した、
ロシアの気持ち、ウクライナの想い、そして、周辺国の思惑…
きっと、現実はもっともっと深いところに真相があるのだろうと想像しています。

ただ、地政学的な観点でみるということが養われたのだと思います。
ディプロマシーを始める前に比べたら、各段にヨーロッパの情勢が理解できるようになりました。

世界情勢が体感できる

今回のロシアの侵攻がなぜ、突然始まったのか?については、分かりません。
ただ、中学や高校の世界史でも、
ロシア(私が学んだ時はソ連でした)は不凍港を手に入れたいと思っている
だから、南下していくのだ
ということは、教えてもらっていました。

ディプロマシーをやってみると、南下するしかない(西へ行けばヨーロッパ、東へ行けば中国、日本)のだなぁと実感できます。

イギリスが海洋国で自由に海を行き来できれば、大英帝国になります。
周辺を強国に囲まれたドイツは、ビスマルク外交で周囲の国と仲良くするのが一番安泰。

などなど、自分がその国を担当すると、地理はもちろん、どうやったら自国が存続できるのか?拡大できるのか?を考えます。
そして、歴史を重ねていくと、当時の外交はこういう方針だったんだということが、すっと分かります。

周辺を強国に囲まれた国がどうやって生き残っていくのか?
「戦略」というものを考えたことのない、私にはたいへん勉強になります。

そして、立てた戦略を成功させるべく、交渉をする…
時に、裏切られるのですが(ゲームでよかった、と思う瞬間です)…
「ああ、こんなことがあるから怒ってしまうのだなぁ」と思えます。

地図が書かれているボードを(文字通り)立ち位置を変えてみると、本当にいろいろなシーンが見えてきます。
地政学を学ぶというのは、こういうことから始まるのだろうなぁと思いました。

Wikipediaの情報によると、このゲームの考案者アラン・B・カラマーは13歳の時に、ウィーン会議の雑誌記事を読み、ロースクール時代に読んだ本を参考にゲームにしたとのことでした。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BBB%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%BC

現状や史実から考案されたのですね!

第一次世界大戦の影響が世界のあちこちで残っている今、遊びながら
先人の知恵も拝借しつつ学べるとても優れたゲームでした。

もちろん、ゲームの後は、しっかりとふりかえりもできます。
というか、したくなるほどの記憶が残っています。
(きっと、将棋の対戦の後のふりかえりに近いのでは?と)

ファシリテーターとしては

もちろん、ファシリテータ―としての工夫もしています。

国ごとにブースをつくったり、糖分の補給をしたり、ゲームの後のふりかえり用の飲み物をみんなで準備したりと。
コンテンツ(ゲーム)がしっかりしている分、ファシリテータ―は場づくりと進行に注力すればよいのです。

いかに楽しく、ゲームを進行できるのか?
グッズや標識などにも(楽しんで)気を配っています。

ボードゲームとファシリテーション。
組み合わせを楽しんでいます。

 

 

 


 
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