ソーシャル・アクティ まちづくり&組織の活性化・ファシリテーション

社会が、一人ひとりが、生き生きと生活できる社会の実現をめざしています。

高校生の「高校生子ども食堂」お手伝いしてきました

2025-11-04 | ブログ

高校生のやりたい、やってみたい!をお手伝いするプロジェクトの番外編
ややこしいですが(笑)

岡崎市に「高校生まちづくりプロジェクト」というのがあり、そこからのスピンオフ企画!
高校生の「高校生子ども食堂」のお手伝いをしました。
子ども食堂をやってみたい。高校生にも需要はあるはず!どれくらいの需要があるのか?を知りたい!
(「高校生にどれだけ需要があるのか?を知って、続けていける組織を作ってみたい!」というのが目的だと、後で教えてくれました。)
という高校生の想いを叶えるために、開催しました。資金は子ども食堂の流れに沿って調達したそうです。私は、調理のお手伝いをしただけですが…

この企画は、8月に続いて2回目となりました。

メニューは、高校生が考えて、大人はお手伝い。もちろん、調理のメインも高校生にお任せしました。
料理好きな、得意な高校生がいろいろとやってくれました。
場所は、岡崎の高校生が勉強している図書館「りぶら」
ここには、調理室があります。

写真https://lh3.googleusercontent.com/gps-cs-s/AG0ilSxKoydsaqHYs-84GF0TqDgQQ5-iQib9NWLDcRN0dW1q_Ai-GVXC6vbWrs2E-fb-qw9DxR4ubmJDyFl8DkN4It5xDsdnINAin2gpaTf1vzqwX0n79tiA2__T6fihZQSTINRpgL6H6Q=s680-w680-h510-rw

1回目は夏休みの最後に!

1回目は、カツカレー。
カツは地元の有名な肉屋で調達。
いろいろな方からご寄付をいただき、玉ねぎ、にんじん、ジャガイモはほぼ無料。
お米も安くわけていただきました。

夏休みの終わりの図書館。
高校生がたくさん勉強していました。
インスタグラムで告知し、後は、主催の高校生の友人、知人への声掛け(もちろん、お友達も連れてきてね!は忘れずに)でした。
50食準備したのですが、完売(?)

カツカレー イラスト素材 [5879769] - フォトライブラリー

このときは、急遽集められた高校生が、よく分からないけれど手伝ってくれました。
(高校生とおしゃべりしながら、ジャガイモの皮むきがとても楽しかった)
おなじことを同じ場所、同じ時間にやるということの大切さ、楽しさを改めて感じました。
(やはり、まちづくりの基本なんですね)

そして2回目!

ただ、このときにメインでやりたいと言っていた高校生は熱で欠席してしまいました。
心残りだったのでしょう、2回目をリベンジ!企画しました。

1回目で、休んでしまったの高校生の代わり(?)でに急遽集まって手伝ってくれた高校生がメニューを考えてくれました。
メニューは、なんとオムライス!
チキンライスも、卵も一人分ずつ焼かないといけないのに、大丈夫なのか?と心配したのですが…
「家でオムライス作っているから、自信がある!」とのコメントを尊重して「がんばれ!」とお手伝いすることにしました。
やってみよう!
なにごともチャレンジ!ですね。

オムライスの無料イラスト | フリーイラスト素材集 ジャパクリップ(つくるのに手いっぱいで、写真を撮れませんでした)

でも…交渉の結果(笑)、チキンライスは炊き込みご飯にすることでOKをいただけました。
そのかわり、卵は一人分ずつ焼く!は堅持。お家からマイフライパンを持ってくるという拘りっぷりでした。

そして、今回も50食準備。

そこでは、課題は2つ
・告知が遅かったので、人が集まるか?50食完売となるか?
・一斉にお客さんが来た時に、卵の焼きは間に合うのか?お客さんたちは待ってくれるのか?
でした。

集客は、チラシを持ってリブラ内で勉強中の高校生と思しき人に直接声かけしました。
はじめは、「子ども食堂って小さい子たちがいくところでは?」と言っていた高校生も
趣旨を説明すると、「じゃあ」と参加してくれました。

ありがたいことに、無事に50食、完売!

もう一つの課題だった、いかに早く卵を焼くか?
これは、結局…

大人も手伝って焼きました。
(途中で時間が無いからと、食べずに帰ってしまった子もいて、申し訳なかったです。もっと早く手伝えばよかったと反省)

高校生も大人もよい経験になりました。
やはり、終わった後のふりかえりが大事だなぁと思いました。
みんなで共有できたらよかったのですが、バラバラの時間に帰ってしまったので、できず。
楽しく!は忘れずに、みんなの想いを1つにして準備・運営するためにも、必要だと思いました。

食事中にいろいろお話をしたり、アンケートをとったりするのも、何を聞くのか?どんな意見を集めたいのか?を始める前に考えておくといいな。

メニューを考えるのも大切だけど、段取りや調達ルートなども共有できると、今後の計画も立てやすいな。
など、

ここでもファシリテーションのスキルが役立ちそうだと思いました。

雑談力と玉ねぎを泣かずに切るスキルも共有が必要(笑)

余談ですが
玉ねぎカットで泣かないスキルは、人それぞれだなぁとシミジミ思いました。
・包丁を水で濡らしてからカットする
・まな板から濡らす
・めがねをかける
などなど、いろいろな方法がありました。

みなさん、ご自分にあった方法を見つけたんだなぁと、来し方を想像しました。
ひとつひとつの仕草にもその人の人生がある!と思いました。
他の方と調理するのも、想像が膨らんで楽しい時間でした。

準備から楽しいから、子ども食堂も続いているのかも!


 

 

 

 

 

 

「利他」はこれからの社会に大事!らしい

2025-10-23 | ブログ

今年は、「情けは人の為ならず」がこれからの社会には大事なのだ!と思う2冊の書籍との出会いがありました。
今さら?なのか、今、改めて!なのか?(笑)

「利他学」

https://x.gd/yrIGk アマゾン)

『利他学』新潮選書を書かれた名古屋工業大学の小田先生と別件で、お話をする機会をいただきました。
小田先生は進化心理学の視点からご研究をしていらっしゃるそうで、2021年2月のFAJ(日本ファシリテーション協会)の定例会でもご講演をいただいたのでした。とても分かりやすかったことを覚えています。

利他学の内容をかいつまんで、小田先生がNOTEに分かりやすく書かれていました。以下のURLをご覧ください。
https://note.com/ryo_oda1967/n/n1b2da184f26b

この中で、ひっかかっていたのは、
利他の気持ちや行動がある人たちでコミュニティができていく。というところでした。
フリーライダーは、淘汰されると…
では、フリーライダーはどうなる?どこへ行く?が気になっていました。
小田先生に直接お聞きしたところ、
フリーライダーは、他のコミュニティに行き、そこで、また淘汰され…となっていくらしいです。

先生のご専門は進化心理学
利他の気持ちや行動が人類の進化に必要だったのです。
確かに、人類の進化の過程では、助け合わないと狩猟もうまくいかないし、米をつくるにしても助け合わないと!ですよね。
世界遺産の白川郷の茅葺屋根の葺き替えも一家でも、ましてや一人ではできないことでした。

フリーライドは難しそう…

「GIVE and TAKE」

https://x.gd/RF9ms アマゾン)

最近読み始めたのが『GIVE and TAKE』アダム・グラント著、楠木健監訳 三笠書房です。
サブタイトルは「与える人こそ、成功する時代」とありました。
『利他学』に影響されたのはもちろんですが、組織心理学の先生がお書きになったというのも、気になりました。
そして、ご本のお帯には「世の”凡百のビジネス書”とは一線を画す一冊!」とありまして、
あれ?ビジネスの視点からのGIVE and TAKEは、先にGIVEして、後からTAKEするんだよというようなことが書かれているのかな?と思いました。
そして、「利他学」はビジネスには通用しないんだろうなぁ…きっと
と疑いながら、読み始めました。

すると!

なんと、ビジネスでも「利他」が大事なのだと!!
ビジネスだってGIVEする。後々TAKEするぞ!なんて思わずに相手のために、行動する。
そうしていると、時間はかかっても、いつになるのかは不明だけれど…
TAKEの時が自然にやってくる、とのこと。

収穫というイメージに近いのかもしれません。

野菜農家のイラスト(農業) | かわいいフリー素材集 いらすとや

ビジネスでは(といっても、社会の中では)ギバー(他人のために行動する)、テイカー(まずは、自分に利益があるかを考えて行動する)、マッチャ―(giveとtakeのバランスを取って行動している)と3グループに分けると
ギバーのグループはパフォーマンスが一番低い。
←やっぱり、ビジネスではTAKEすることを考えて行動しなくては、だめなんだなぁ

ところが、それは初期のことであって、長い時間軸で見ると、ギバーのグループのパフォーマンスがトップ集団となる!そうです。

なんと、ここでも「利他」の法則?が作用していたのです!

ファシリテーター、まちづくりに携わっている身としては、とてもうれしい内容でした。
少し自信が持てました。

ところが、ギバーでも成功するグループと、しないグループがあるそうで…
その分かれ目は、他者の利益を追求すること(寛大で他者の役に立とうと努めること)だけでなく、自己の利益追求の意識も高いとのこと。
自己犠牲では成功しないということのようです。

他人のため、そして自分のためにを掛け合わせて、より高みを目指すことが重要!
「他者思考」になるということは、受け取るより多くを与えても、けっして自分の利益は見失わず、それを指針に「いつ、どこで、どのように、誰に与えるか」を決めること(p255)

まずは、5w1hではなく、4w1hを考えてみるのが良さそうです。
whyは、ギバーにとっては不要!ですね(笑)

そうか!利他はこれから必要なんだ!!

人間としても、仕事をするビジネスとしても、自分の利益だけを考えないで行動することが大事で、
これからの社会には、必要なことなのだと思いました。

分け合うイラスト|無料イラスト・フリー素材なら「イラストAC」

個人主義、お金至上主義が極まってきたと思えるような「この頃」ですが、
利他やギバーが研究され、評価されているということは、行き過ぎを調整する、揺り戻しのときなのかもしれません。

明るい未来の可能性が見えると、少し、ほっとした気持ちになりました。
ファシリテータ―も利他、ギバーの視点でプログラムを考えることが大事ということですよね。

どんなゴールを目指すのか?
ファシリテータ―のスタンスで、ワークショップやプロジェクトの雰囲気や成果まで影響があると感じています。
きっと、スタンスの土台には、利他のスタンスが求められるのですね!

 

「子どもの参加」について、インタビュー記事が掲載されました

2025-10-16 | お知らせ

研修の講師登録しました。

子ども基本法に掲げられている「子どもの参加」について、知ってほしい!
そんな想いを伝えるために、株式会社システムブレーンさんに登録しました。

なんと、とても素敵なインタビュー記事を書いてくださいましたので、ご紹介します。
子ども基本法の(特に)子どもの参加の概要と、身近な日常生活の例、今まで携わってきた例を交えてご紹介もしています。
これで、子ども基本法は語れる!?

ご覧いただけますと幸いです。

https://www.sbrain.co.jp/cc/koushi-column/pub-column/45189/

ニュースレター第189号「防災マルシェでクロスロード」

2025-10-05 | ニュースレター

商店街の行うマルシェで、防災の企画がありました。
商店が数店と防災関係の出展が6。

その場で考えた企画「防災スタンプラリー」もお客さんだけでなく、私たち出展者でも好評でした。
みんな自分の処へ来てほしいけれど、呼び込みとか難しそう…
という中でのスタンプラリー。
防災に関心のある人たちだったので、協力してスタンプカードを作成しました。
おしゃべりしながら、楽しかったです。さすが!防災のみなさん。

場の準備でも、コピー用紙とプロッキー、養生テープがあれば、なんとかなる!と自信もつきました。

クロスロードのことなど、詳しくは、以下をご覧ください。

pdf

伊東市役所(勝手に)見学してきました

2025-09-24 | ブログ

温泉で有名な伊豆半島。

熱海は、コロナ禍の後、どんどん観光客が増えて、中心市街地は平日でも人がいっぱいになっています。
インバウンドというよりも、日本人客が多いような気がします。
しかも、若者の姿が多いです。

熱海の観光客が激増したことは、有名ですよね。
それに伴って、宿が取りにくくなったり、宿泊費が上ったり…

熱海の観光客V字回復と比べられるのが、伊東です。
実際に、観光に注力しなくては!というミッションがあるようです。

まだ、リーズナブルな温泉地

伊東市の「ご当地キャラ」関連データ|生活ガイド.com(伊東のご当地キャラクター ミカリン)

ということで、リーズナブルな温泉!
伊東へ行きました。
まだ、宿泊費の上昇は小さくて、ありがたいです。

Geminiで伊東の平均宿泊単価を聞いてみると「伊東の宿泊単価はホテルによって幅が広く、1泊あたりの最安値は素泊まりで5,000円台から13,000円台程度、夕朝食付きで14,000円台からの価格帯が見られます」
同じく熱海についてGeminiに聞いてみると、「宿泊単価は幅が非常に広く、最も安い宿では1泊1万円前後、高級旅館では1泊9万円を超える場合もあります。一般的な目安としては、1泊1人あたり3~5万円程度の予算を考えておくと良いでしょう。」
とのことでした。

いつもは、伊東駅周辺の宿で温泉に浸かって、散歩して帰る。
散歩は、あのカフェでコーヒーをいただいて、あそこでランチ?と(自分の)定番のお店へ立ち寄りますが、少しずつ新しいスポットにも挑戦しています。
今回は、少し足を延ばして、新しいスポットを1つ、加えてみよう!

そのスポットとして、伊東市役所へ行ってみました。

市役所へ!

ネットでお騒がせしている伊東市長
その舞台となっている市役所を一度見てみよう!と思いました。
タイムリーでもありますし。

炎天下で徒歩は体力の自信がないので、車で!ということで、行きはタクシーで!
タクシーに乗っている間、運転手さんとおしゃべりしました。
地元のことは、タクシー運転手さんに聞く!です。(美味しいお店へ連れて行ってもらうというTV番組もあるくらいですもんね)

車内の会話
「市役所へお願いします」
「はい」
「この頃、市役所へ!という人、多いですか?」
車内は爆笑
「そうですね、増えましたよ」
「市役所は、船の形をしていて、8階建てと4階建てがあります。
 8階では展望できるようになっているので、観光名所にしたいくらいですよ。
 ぜひ、行ってみてください。とっても良い景色ですよ。
 市長室はその下、7階にあります。」

実際に市役所の庁舎が観光案内スポットとして紹介されていました。
https://www.surugawan.net/guide/1144.html

そして、途中の観光スポットも教えていただきながら、市長の話をしている間に到着!

インフォメーションで、観光マップをいただき、帆船の話、帰りのバス停などを丁寧に教えてもらいました。

伊東は、徳川家康が三浦按針に命じて、日本で初の西洋式帆船を伊東で建造したのだそうです。
三浦按針は映画「SHOGUN」の主人公!
岡崎出身者としては、「家康」つながりで、急に親しみを感じました。(家康という文字がでてくると、ついつい親しみを感じてしまうという…岡崎市民のサガ?笑)

https://itospa.com/anjin

庁舎は1995年6月に海の近くの渚町から今の高台へ移転したとのこと。
(ここは先見の明があった!ですよね。イマドキは海沿いや川の近くの庁舎は移転を視野に入れますよね)
地上8階、地下1階の高層棟と地上4階、地下1階の低層棟がホールと連絡通路で結ばれています。
この2つの建物が2艘の船をかたどっています。

1995年竣工なので、計画は1992年よりも前…バブルがはじける頃に計画が持ち上がったらしいです。
(バブルを感じる建物でした)
https://blog.goo.ne.jp/arya2golf/e/4a3548c09f36e5b06ed110550a98efcc

8階からの眺めはとても素晴らしいものでした。
市街地と駿河湾を一望できる絶景スポット!
ここで、食事ができるのは、最高ですよね!そして、リーズナブルなお値段!!

8階食堂から、絶景!

メニュー表
市役所の食堂価格!

市役所の展望台から帰りのバス、電車が一緒だった方がいらして、この方も一人市役所見学されたんだろうな。
市役所に興味を持って行ってみよう!と思った人は、他にもいた!と勝手に仲間意識を持ちました。

市役所のロビーまんなかにある帆船の模型の写真、恥ずかしくて撮れなかったのが、残念でした。
ここまで来たのに…と反省。
次回、挑戦してみたい!

参考として

比較するのは適切なのか?とも思うのですが、単純にどのくらい伊東と熱海が違うのか?と知りたくて…
伊東市は人口62547人2025年8月末現在(熱海市は32922人)
伊東市は人口減少が止まらない傾向にありました。熱海市はほぼ横ばい。
令和5年の財政力指数は0.65(熱海市は0.84)
入湯税は令和5年で
319,188,000円(熱海市は440,088,000円
でした。

 


 

 


 
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