2026-03-15 | ブログ
3月7日(土)に人工知能学会 市民協創知研究会 みらいらぼそがで報告してきました。
みらいらぼ そが
市民共創知研究会はこちらhttps://sigcci.github.io/sigcci/
みらいらぼそがは、こちらです。https://sigcci.github.io/sigcci/conf17/index.html
「そが」は、小田原市にある曽我別所という梅の名所。
その中にある、古民家をお借りして開催されました。
古民家のオーナーは、脱サラ(もう、死語ですね💦)して梅農家をしている方で、
青山学院大学のワークショップデザイナーコース(https://wsd.si.aoyama.ac.jp/)を修了されたとか…
さすが、学んだ方!気持ちよくファシリテートしていただきました。

まだ、少しだけ梅の花が残っていました。でも、開花後の寒の戻りで今年は収穫が少なそう、とのことでした。

とっても富士山か大きく見えました。
右にある柱は、霜から梅を守るためのファンだそうです。
午前中は梅林をフィールドワーク
オーナーさんの解説を聞きながらまちあるき(ではなく、梅林あるき)しました。
今年は花が早く咲いたとのことで、満開の時期は過ぎてしまっていましたが、まだ梅を見ることができました。
そして、梅農家さんの後継者の悩みとか、ご苦労とかも教えていただきました。
食を支えるという大変さを感じました。
「食の安全保障」という言葉を実感した時間でもありました。
報告の内容は。
お弁当をみんなでいただいてから、6組の発表!
トップバッターで報告させていただきました。
タイトルは、「税の使い道を通した公共的思考を支援する AI Web アプリ ~子ども向け租税教室を基盤とした大人への展開~」
(残念ながら、発表の写真はありませんが、ちゃんと報告してきました(笑)
https://app.srmt.nitech.ac.jp/tax_lesson/
(上は、アプリへのアクセスです。もし、よろしかったら、お試しくださいませ。)
予稿も提出しました。https://sigcci.github.io/sigcci/conf17/pdf/191-0002.pdf
内容は、以前、私の地方自治研究学会での論文「租税教室を活用した自治意識の萌芽形成の試み」をベースに
名古屋工業大学の白松先生がWeb AIアプリにしてくださったことです。
論文のほうは、小学校6年生に行った「租税教室」の自由記述を分析し、自治意識が芽生えたと思われるワードを抽出したものです。
租税教室をワークショップ形式で進め、税金は、みんなが幸せになるために、お金を出し合って大きな金額がかかることに使っていくという、ベースの考え方をワークショップ内で伝えると、主権者としての意識が芽生えたというものです。
このワークショップのプロセスとデータをベースにして、大人向けにしたいという想いをアプリにしてくださいました。
報告を始める前の昼食中に、参加されたみなさんにアプリを試していただきました。
これが、その後の報告がしやすくなり、ラクな気もちでできました。
(ファシリテーターとしては、安心安全の場をつくりました(笑)
社会科学と情報工学のコラボはさまざまな可能性を持っている!
今回のことで気づいたことがあります。
今頃…と自分でも思ったくらいではありますが…
社会科学の課題意識を社会に訴えようとすると、論文や書籍、講演(今では動画もあるかもしれませんが)のように、ほんの限られた人にしかアプローチができませんでした。しかも、時間がかかる…
ところが、アプリであれば、手軽に・気軽にやってみることができます。
深く感じるというところまでは、行かないかもしれませんが、少なくとも
「ああ、税金はそういう意味なんだな」
「税金は議会で使い道が決まるんだった。」
「じゃあ、投票するときは何をポイントにしようか」
と考えるきっかけになります。
オススメするのも、2次元コードを提示して、「やってみてください」と気軽にアクセスしてもらえる!
社会科学の限界(?)を軽々と情報工学が超えてくれました!
シビックテックが目指しているのも、こういうこともあるのだと、今更ながら気が付きました。
一度やってみると、いろいろな気づきがあり、(味をしめて)妄想が広がっていきました。
あれやこれや…アプリにしたら、もっと伝わるんだ!と(笑)
これから、もっと。いろいろなこ項目に挑戦したいと思いました。
租税教室を任せてくださった自治体、学校、子ども達、
そして、アプリにしてくださった白松先生、
アプリに参加してくださったみなさま
本当にありがとうございました。
2026-03-01 | ニュースレター
12月に行った、地域のワークショップの2回目を行いました。
ワールドカフェ形式で進めました。
毎回、思うのは、ワールドカフェスタイルは一度めも参加者の満足度が高いのですが、回数を重ねるとさらに高くなるということです。
参加者のみなさんが移動することに慣れること、みんなが発言できて納得できることなどが主な要因かと思いました。
全体共有でも、身体を動かしながら・・・というのが、お気に召すようです。
さらに、施設設計がからんでくると、建築家の方の考え方で、その後の成果が変わってきます。
今回は、市民参加で考えるというのを、よく理解してくださっている方でしたので、
お話やコメントを伺っていても、心強いものでした。
ニュースレター第174号 「地域の多世代交流施設を考える」ご覧くださいませ。
2026-02-24 | ブログ
2026年3月21日(土)にFAJ(日本ファシリテーション協会)の定例会を担当します。
テーマは、取り組みを始めて3年目(というか、3回目)の「マイクロアグレッション」です。
もう1人の方と一緒に毎年、ブラッシュアップしています。
いつもは、書籍調査とインターネット検索。今回は、それだけでなく、動画も調査!(動画は一回検索すると、次々に関連したものが出てきて、ある意味便利)
過去のマイクロアグレッション定例会
1回目は、そもそもマイクロアグレッションとは?を考えまして。
https://www.faj.or.jp/base/chubu/report/202311-218-psychologicalsafety/
・人権問題なんだ!ということが分り、それを参加者と共有したい!をベースにして
・じゃあ、マイクロアグレッションだと思ったとき(自分が受けたとき、見たとき)にどうする?を提示して、
(大東文化大学 渡辺雅之教授の記事が分かりやすかった。https://www.nippon-foundation.or.jp/journal/2023/89893/education?gad_source=1&gad_campaignid=18817398891&gbraid=0AAAAADHW3zpiOnLCA6MsSOg-O67MdTzbK&gclid=CjwKCAiAkvDMBhBMEiwAnUA9BZSoRq2zBd3xiFtCw3DAVKnOgSYNpRjiOJ_831EkxqinttverLH38hoC-JcQAvD_BwE)
・自分の言動をふりかえってみよう!
をしました。
2回目は、1回目の「人権」ということをうまく伝えられなかったなぁというふりかえりから、
憲法の「人権」項目を紹介しつつ…(なんと、楾さんの憲法ファイルを配りました)
https://www.faj.or.jp/base/chubu/report/20250315-233-1/

ビジネス分野では「人権デューデリジェンス」に関係することに触れ(ビジネスマンなら必要なスタンスと紹介)、
その根底にある、アンコンシャスバイアス(社会生活や環境から生成された無意識な物の見方)を例示し、
マッピングに挑戦!
悪戦苦闘しながら、我ながら、チャレンジングなことしてるなぁと自分を褒めました(笑)
ただ、参加した人に、言いたいことが届いているのか?届いたとしてもどのくらい??は企画意図よりも高くはない気がしていました。
そして、今年!3回目!!(AIも活用)
さすがに、だんだんコンセプトが固まってきました。
今までは、しないように心がけようね!がメインだった気がしています。
今回は、マイクロアグレッションを受け続けると、どうなるの?(負の影響)
そして、どのようにしたらその呪縛から解放されるの?
そして、深い意味での対策
を取り上げようと企画しています。
参考文献は『こどもと民主主義をつくる』藤原さと、平凡社
の中にマイクロアグレッションが取り上げられている章があります。
「社会的・構造的な抑圧を解放する力のある教師を育てる」p146~
という節があり、ここに抑圧から解放される3ステップが記載されています。
3ステップというとカンタンそうですが、実は、p146~178まであるのです。
ちょっと大変💦
ステップ1:自分とむきあう
ステップ2:身近なコミュニケーションにおける抑圧を捉える
ステップ3:組織的・構造的な抑圧を解放する
このステップです。
自分と向き合うのがファーストステップ!
でも、これが本当に難しい(過大評価したり、過小評価したり…。自分を正当に評価なんて難しすぎますよね)
そこで、試しにChatGPTくんに数値化できない?と聞いてみました。
すると、さすがです!(できないとは言わない)
AIとやりとりしながら、なんとか自分のアイデンティティを客観的に考え、解放するには?を考えることを数値化&4象限にマッピングしてもらいました。
AIとの付き合いかた(体感)
考えているときは、AIくんに褒めてもらいながら、楽しかった。
でも、これ、危険です(笑)
いつのまにか時間が過ぎてしまい、集中している(させられている?)ので、終わった後、身体のほうは疲れを感じてはいるのですが、意識が冴えてしまい…
クールダウンの必要性を痛感しました。
(心がけて、クールダウンの時間をとり、行動をしないと体によくなさそう💦)
話を戻して…
このステップをAIくんにお任せでは定例会で使えないので、
なんとか、手計算できないだろうか?
を検討中です。(間に合うかな?)
AIととの付き合いかた(スキルだね)
最後にAIくんに、この数値とかマッピングの根拠は?と聞いてみました。
すると、マッピングの組み合わせは「思い付いた」「新しい発想」との答えが返ってきました。
AIでも新しい発想できるのね(これは、失礼?)と思い、チャレンジする意欲が湧いて来たのでした。
このことから、AIって、使いようなんだなと思ったのでした。
(余談すぎますが、回答を読むときには、懐かしいアメリカの青春TV番組のノリで読むと、とても楽しいです(笑))
自分の知らない分野のことをさらっと教えてくれる、一緒に悩んでくれる。そして、嫌がらずに付き合ってくれる(笑)
新しいことに挑戦するときには、心強いなぁと思いました。
ただし、ハルシネーション(生成AIが事実とは異なる情報や根拠のない内容を、あたかも正しいかのように自信を持って生成してしまう「AIの嘘」や「もっともらしい誤り」の現象)もあるので、
本当にそうなのか?根拠は?を確認を忘れずに!
批判的に読み直してみて、疑問があったり、違和感があったりしたときは、質問してみることも忘れてはいけないですよね(自分に言い聞かせております)。
そのためには、使う側が批判的に見ることができる(スキルがある)というのは、とても重要だと思いました。
新しい分野は、知らないこと、分からないことばかりなので、違和感をもったら、そのままスルーしないで、何度でも戻って確認することだと思いました。
出来なかったこと、知らなかったことを取り入れて、自分のものにしていく!ためには、
とってもgoodなpartnerなんですね。
さぁ。
これから、もっといろいろなことをAIと一緒にやっていくぞ!
うん、いけそう!
と思ったのでした。
ここで!
2026-02-16 | ブログ
2月15日(日)にFAJ(日本ファシリテーション協会)中火支部でイベントがありました。
https://www.faj.or.jp/base/chubu/event/20260215/
マルシェスタイルのイベント、もう3年目(?)です。
短い時間(1時間)のワークショップがたくさん。
今年は、なんと、17件
ワークショップの条件は、親子でも参加できる内容。
初めて聞く考え方やカードを使ったゲームやボードゲームなど、親しみやすいものがたくさんありました。
今年は、折り紙
私は、今回は「折り紙」←これなら年齢関係ないかなと思いまして…
「ブラインド de 折り紙」というタイトルで出展しました。
2人一組で目隠しをしている人が折り、目隠ししていない人が折り方を伝えるというものです。
大学の授業で、一番印象に残ったのは?と聞くと、このワークが一番多かったので、大人にもやってみても良いのでは?と思いました。
これは、イメージではカンタンにできそうですが、実際にやってみると…
(特に鶴を折ったことがない、折り方を忘れた。という参加者がいたら、とっても盛り上がります)
言葉だけで、目隠しした人に伝えるというのは、正確性が求められます。
そこ、こっち、向こうへ…
と言われても、そこってどこ?こっちって??向こうとは?
と、手を動かす人へ伝わるように言語化しないと、うまく折ってくれません。
伝える方も、伝えられる方ももどかしい…
思うように折ってくれたときは、とてもうれしい!
言語化って難しい!ということを体感できます。
たぶん就学前のお子さんも参加してくださって…
大人よりも厳しい基準で伝えていました。(お陰様で、とても美しい鶴が誕生しました)
子どもと侮るなかれ!も体感できました(笑)
ふりかえりから、新しい気づき!
後から、ふりかえりを聞いてみると…
・今やっている作業は、全体のどこに位置しているのか?が分かるとやりやすい
・言語化、難しい
・鶴は折れると思っていたけれど、目隠しすると手の感覚だけでは思うようにきれいにできなかった。
など、いろいろなコメントがありました。
このとき、初めて、私も目隠ししてやってみました。
・声が頼りでした。自分はできると思っていましたが、紙と手の感覚がうまくマッチしていなかった…
「そうそう、その方向でもう少し右に! あ、行き過ぎです。もう少し左にもどして…」と言ってくれるのが、とてもありがたかったです。
このワークで
・アウトプットのイメージが分かると。やってほしいことが伝わりやすいこと
・正確に伝えるトレーニングになった(自分は正確だと思っても、相手にはちゃんと伝わっていないことが多いことを知った)
←もしかしたら、リーダーシップってこういういことも含まれるかも。
・折り紙は年齢関係ない(笑)⇒年齢関係なく平等に楽しめる、共創できる
・動画よりも、人間の説明のほうが分かりやすい
など、1時間のワークでしたが、気づきが多くありました。
ご参加くださったみなさま、場をセッティングしてくださったFAJ中部の方、ありがとうございました。
ワークショップをすると、毎回、いろいろな気づきや学びがあります。
目的に沿うよりよいプログラムにブラッシュアップしていきたいと思ったのでした。
まだまだ、できること、やりたいことがたくさんありました。
2026-02-05 | ニュースレター
子ども議会での発言、「まちづくりに意見を言いたい。でも、大人と一緒はちょっと怖い」というのを受けて
「怖くないよ。どんどん言ってほしいと思っているよ」という大人の気持ちを表すワークショップを中学生向けに行いました。
中学校の授業時間をいただいて、2回、開催しました。
始めの回は、みんな緊張していたようでしたが、2回目には活発に意見が出ました。
さらに、提案を分かりやすく伝える工夫と共有をしました。
ワールドカフェ、共有の方法、事前学習や成果のフォーマットなど
12人で13件も提案が出ました。みんなが思いを引き出しあった成果だと思いました。
ニュースレター第173号 中学生の想いを形に!
ご覧ください。

