2026-01-27 | ニュースレター
2025年のANNUAL REPORT 出来上がりました。
昨年も、みなさまのお蔭でいろいろなき機会をいただきました。
・子ども達とのワークショップ
・高校生がやりたい!と始めた高校生の高校生による「高校生子ども食堂」
・戸外での「クロスロード」
・自治体の来年度の方針を考えるワークショップ
などなど、マンネリにならず、新しいことに挑戦しながらワークショップや研修などを行ってきました。
みなさまに感謝しております。
今後とも、よろしくおねがいします。
株式会社ソーシャル・アクティ
代表取締役 林 加代子
2026-01-25 | ブログ
マイクロアグレッションのワーク開発中
2024年2月にFAJ(日本ファシリテーション協会)の定例会で「マイクロアグレッション」を取り扱って以来、
2025年3月、今年2026年3月でも挑戦しようと企画中です。
マイクロアグレッションはひとことで言うと、針でちくっと刺されたくらいの差別的な言動(与えたほうは無意識で、与えられたほうはあまりにも自然に通り過ぎるので、自分が過敏なんだなと納得してしまうことが多い)というようなものだと、とりあえず想定しておいてくだされば。
そのマイクロアグレッションを取り上げた定例会のレポートは、以下をご覧ください。
2024年は、人権、人権デューデリジェンスとマイクロアグレッションを中心に
https://www.faj.or.jp/base/chubu/news/20240217-microaggression/index.html
2025年3月は、アンコンシャスバイアス(いろいろな差別意識)をマッピングを中心に
https://www.faj.or.jp/base/chubu/report/20250315-233-1/index.html
どこをフォーカスして、どう伝えたら伝わるのだろう?と試行錯誤を続けています。
盛り込みすぎだったかなかな?とか、なんとなく自分事としてまだ伝わっていないのでは?とスッキリできていません。
ということで、今回の定例会ではマイクロアグレッションの影響を考えてみようか?と考えています。
マイクロアグレッションの影響
https://www.youtube.com/watch?v=mktQelp3UcI
「脳科学者と学ぶ 知らないと損 完全版 人を一番早く潰す方法 10分徹底解説」
↑のYouTubeがたまたま上ってきまして…(アルゴリズムに感謝)
何気なく流していたところ、「マイクロアグレッション」という言葉が出てきました。
そこからは、もう、手を止めて凝視(笑)
この中で、マイクロアグレッションを浴び続ける(1日に10回くらいチクチク)と心が壊れていくという恐ろしい影響を知ることになりました。
簡単にピックアップすると…
(上司に細かいところをいちいちチェックされる、それも具体的な指摘ではない場面をイメージしてくださると分かりやすいかも)
1.自分で考えて決める脳の分野が破壊される(2週間で細胞が半減!)
2.恐怖記憶の形成(なんと、PTSDと同じメカニズム!)
3.学習性無力感(どうせ、無駄と思ってしまう)
4.自己価値の消失(自分の価値=0 と思い、生きる意味を失う)
5.支配構造の完成(あなたがいないとダメと思う)
こんな恐ろしい影響があったのです!
支配されてしまうのですね…(まるで奴隷?それを利用した事件ってたくさんあるような気がします)
このプロセスを、どの段階で止めるかが大切なのですね。
壊れてしまってからでは、立ち直るのは難しそう(立ち直るとしても時間かかるだろうなぁ)
もちろん、対策も言われていましたので、ご紹介しますね。
1.記録をとる(指摘された内容、日時をすべて記録する)←俯瞰して冷静になると「なぜ、こんなことを言われないといけないんだ?」と思うのでは?
2.物理的に逃げる(相手は変わらない)←逃げ恥ですね(笑)
3.専門家に相談する(カウンセラーや弁護士など)←相談するのに勇気が要りそう。背中を押してくれる人がいてくれるといいなぁ
☆境界線を引く勇気(=強さ)を持とう!←どこで、気づいて勇気を出すか?が課題な気がします。
ちょっと救われました。
もちろん、本も読んで裏付け中です(ファクトチェック?)
『日常生活に埋め込まれたマイクロアグレッション』デラルド・ウィン・スー著 マイクロアグレッション研究会訳 明石書房、2021年
(アマゾン x.gd/OcWdA より)
『無意識のバイアス 人はなぜ人種差別をするのか』ジェニファー・エバーハート著 山岡希美訳 解説 高文明 明石書店 2020年
(アマゾン https://x.gd/U7SHC より)
ここからは、ファシリテータ―のウデの見せどころ!
この3年の取組で、
マイクロアグレッションは、アンコンシャスバイアス(無意識の差別)が表出したものだと考えています。
そして、それは、その人の人権を侵害すること
という認識までたどり着きました。
その影響も大きいことが分りました。←いまここ
今度は、どう伝えたらいいのか?がテーマです。
子どもの人権については、クイズと対話で子ども達には届いているみたいです。
大人には、どんなツールを組み合わせると、納得!してもらえるか?
もっと試行錯誤を続けたいなと思います。
きっと、うまく伝わった!というプログラムができたら、抽象的な概念を伝えることに展開していけるのでは?と
自分に期待します(そうなってくれるハズ!)
分かりにくいことをカンタンに楽しく伝える方法を考えるのもファシリテーターの役割ですもんね。
3月の定例会が終わったら、また、ご報告します。
2026-01-10 | ニュースレター
老朽化して、さらに土地も低いため大雨などが心配な公民館が地域の中にあるとしたら…
移転?建替え?修繕?いろいろな方法が考えられます。
地域の身近な集会所をみんなの居場所に!となると、大人だけでなく子どもの参加も必須ですよね。
そんなときのワークショップは、ワールドカフェが適しています。
席替えも全体共有でもみなさん、嫌がらずに移動して、楽しんでくださいました。
ニュースレター第172号「地域でみんなの居場所を考える」
こちらからご覧ください。
2025-12-20 | ブログ
立命館大学アカデミックセンターというオンラインでも受講できる(しかも、無料の講座もたくさん!)時間も資金もうれしい講座があります。
ここで、今、3回シリーズの講座を受講しています。
それは…
【立命館大学超領域リベラルアーツ特別講義】
【教育ってなんだろう?】
不登校増加の背景と課題 -「生物・心理・社会モデル」で複合的な要因を読み解く
伊田勝憲先生
https://www.ritsumei.ac.jp/open-univ/course/detail/?id=413
この第2回目が12月19日にありました。
タイトルは「不登校とその前後のプロセス」
この中で、「ああ、第3者や祖父母の役割りってこれなんだな」と思いました。
なんて、タイムリー!!
という訳で、前回のブログの続編としたく。
伊田先生の1,2回のご講義では、BPSモデルに基づく不登校のお話をしてくださっています。
第2回では、ご自分のご経験も紹介してくださりながら…
さらに、少し(笑)を入れて。
なので、とても興味深く90分があっという間に終わってしまいます。
(不登校のイラストを探すと、だいたいこんなイメージで、暗いです。)
さて、本題。
BPSモデル?
講義のタイトルにある、「生物・心理・社会モデル」が「Bio Psycho Social Model」で略してBPSモデルというそうです。
このモデルは医療の分野の考え方とのことで、(全く門外漢なので、そんな考え方があったのか!と目から鱗でした)精神的疾患を分析、回復に向けての分析モデルのようです。
Wikipediaの引用ですが、「生物心理社会モデルの基本的な前提は、健康と病気は生物学的、心理学的、そして社会的要因の相互作用の結果であるというものです。この概念は健康心理学において特に重要です。これを1977年に理論化したのがジョージ・L・エンゲル https://en.wikipedia.org/wiki/George_L._Engel」とのことです。
B(Bio ):生物:遺伝、生理機能、病原体、解剖学、脳の機能など、身体的・医学的な要因。
P(Psycho):心理:感情、思考(認知)、ストレス、対処行動、性格、信念など、個人の内面的な要因。
S( Social):社会:家族関係、職場環境、経済状況、文化、人間関係、社会福祉など、個人の外部環境や社会的な要因。
(:以降の項目はAIが教えてくれました)
講義では、先生の実体験をBPSモデルで解析してくださいました。
例示があったので、とっても分かりやすいです。
この事例の中では、身体的(B)の要素があり、これに社会(家族が一番小さな社会として)が影響していた。
(登校することが良いというのではないのですが)
伊田先生が不登校から登校へ変わったのは、新しい社会との接点があったことのようです。
祖父母の役割りっぽいこと
中学生の時、不登校でひきこもりのようになっていたときに、(地域の異なる)小学校の頃の趣味仲間から電話があり、出かけてみた。
この電話をきっかけに、違う世界に触れて(というか、好きだったことを思い出して)、登校するようになったとのことでした。
ここで、家族という小さな社会(学校もある意味、小さな社会?)に、新しい異なる社会(上の場合は、趣味仲間がいる社会)が異なる視点を見せてくれたのでは?
と思いました。サードプレイスとというのかもしれません。
家族だけでは、、できないこと。(普段、生活していても閉そく感があるときもありますよね)
ここに、他人が違う社会を見せてくれる、いつもと違うフレッシュな空気を吸わせてくれると、ハタ!と気づくことがある。
それがきっかけになって、適応していく…
もう一つの社会、新しい空気が、第三者であったり、祖父母であったりするのだなぁと思いました。
視点を変える、他のことにも目を向ける、ということが大切なことなのだと。
たぶん???が多いと思います。
伊田先生の論文をご紹介します。
http://file:///C:/Users/NEC-PCuser/Downloads/e_71_6_ida%20(1).pdf
大きくくくっちゃうと
地域ぐるみで子どもを育てる、子育ての社会化と言われて久しいですが…
おじいちゃん、おばあちゃん、ご近所で顔見知りのおじさんおばさん(昔は知った顔の人たちに囲まれていましたよね)などの第三者が、声をかけてくれる…安心できる…
それが、今言われているサードプレイスの一つの機能かもしれません。前回で言いたかった祖父母の役割りでもあるのかも。
親子だと、関係が緊密ですもんね。息抜きの場が必要なのかも。
余談…
講義の中で、いじめのダメージについてお話がありました。
大きく1回(10として)
小さく1回(1として)
小さな1回が時間差でくる(5回くらい?)
とすると…
時間差でくる>大きく1回<小さく1回
小さくでも時間差でくると1×5 ではなく、5×5のダメージがある。乗数でダメージがある。
これは、とても納得しました。
小さなジャブが何回もあると、ツライですよね。
アニメ「あしたのジョー」で、ジョーがぎりぎりまで耐えている姿が浮かびました。
上の例示とは異なりますが、あしたのジョー症候群というのもあるそうです💦
2025-12-19 | ブログ
子育て支援の一般社団法人の監事をしています。
その中で小学校1年生かから3年生までの放課後の預かりのお手伝いもしています。
https://kodomo-kurasu.net/ (←こちらです)
私の担当は、月に1度の「子ども哲学」と月に2回の「ソロバン体験」
もちろん、ピンチヒッターもします(笑)
1時間くらいなのですが、いろいろと感じる事があります。
個人的な感想だと思って、ご高覧いただけるとうれしいです。
その子に合わせたプログラムを
おしゃべりや工作が好きな子が「子ども哲学」
どうやら数字に興味のある子が「ソロバン体験」に来てくれています。
今、丁度、1人ずつなので、ゆったりとその子の様子をみながら1時間を過ごします。
たまに、他の子もいると一緒になってやっています。
ゆったりとやらせてくださる代表のお陰もあって、子どもも私も楽しい時間です。
その中で感じたことは、
1:1で自分の興味のあることを伸ばしてくれることが、子どもにとって、楽しいんだなぁということでした。
おしゃべりが好きな子には、哲学というよりも、おしゃべりの中でいろいろな話を引き出して、グラフィックしていく!
保護者がお迎えにきたときに、「こんなことお話したよ」の成果を子どもから渡すと、みんながハッピーな気持ちになれます。
先日は(キャリア教育っぽく)ご両親のお仕事はどんなことしているの?を具体的に掘り下げて聞き、グラフィックしました。
日常の会話で出てくる、ご両親の仕事内容。
それを一覧にしていくと、どんなお仕事なのか具体的に広がって行き、インターネットで検索するとさらに理解がふかまったようでした。
ソロバン体験では、そろばんの方は、今日は何枚やる?と目標を決め、それが終わったら数に関する楽しいことをしています。
ソロバンの桁に点があるので、どんどん左へ移動させて桁を大きくしていくと、いくつまで行ける?とか、桁の単位はいくつまであるの?とか…調べて、書いて行きました。
そして、一緒に声に出して読む(笑)
また、あるときは計算をしました。
10000-(任意の数字)3-4-7-6-‥‥という問題をA4の紙いっぱいに書いて、計算しました。
方法は10になるペアを丸で囲んでいき、いくつ10ができるか?を探していきました。(足して10にするのはソロバンの考え方ですもんね、と理由をつけて)
最後は、私がソロバンで計算して、答えを書く。
という、その子と私の合作(笑)
小学生は(年齢+1分)が集中力が続く目安だと書かれていました。
それが、自分の好きなことであれば、30分でも40分でも集中できました。
(この中に書かれていました)
もちろん、保護者さんも成果物を見て、喜んで、子どもさんを褒めてくださいました。
私も含めて、みんなHAPPYになれました。
第三者がいることが大事
これらのことから感じるのは、第三者が子どもと付き合うという事です。
つきあうというか、同じ時間をその子を中心にしてゆったりと過ごす時間が大切。
ということでした。
もちろん、保護者と過ごすことは大事なのは大前提ですが。
損得抜きで、否定せずにその子と向き合って、認めてくれる人も必要なのですね。
(イマドキの子は特に、否定されない、何を言っても間違いではない、ということがうれしいようです。)
子育てが終わった今、分かることは、親をしていると(特に子どもが小さいと)気持ちの余裕がなかったなぁということです。
第三者だからこそ、親ほど濃厚ではない関係で冷静に対応できる。
そういう存在がいると感じることもいい影響があるような気がします。
きっと、サードプレイスが必要と言われる意味は、こういうことなのかもしれません。
核家族が多い中、ちょっと薄い関係で、見守ってくれる存在は貴重なのだと思いました。
きっと、祖父母のような存在なのでしょう。
親とは違う、無条件でカワイイと見守ることができる役割(子どもと心の距離を取らないとできませんよね)
改めて、放課後預かりの中で、そんな存在を感じてもらえると、うれしいし、目指そうと思いました。
追記…
その子に合わせたプログラムをアドリブで考えるのですが、
子どもがいつもヒントをくれます。
お話の中で、パパのお仕事の話が出たら、そこを広げたり、深めたりしていく
ソロバンをしているときに、桁を聞いてくる。だったら、ついでに調べちゃおう!
など、子どもが始めたことを進化させるのです。
これは、アドリブ?
面白がる気持ち?
きっと、インプロですね!
ファシリテーションの要素にも取り入れたい、インプロ。
もっとブラッシュアップしていけば、もっと子ども達と楽しい時間が過ごせるのでは?と思うのでした。

