2016-02-21 | ブログ
先日、お世話になっている愛知県東浦町で、子育て中のママとパパに集まっていただき、「自治を考えるワークショップ ~子どもの将来が幸せであるために~」のファシリテーターを務めさせていただきました。
先日の中高生に続く、「自治を考えるワークショップ」の第2弾です。
まちづくり活動に参加しづらい子育て世代の方々ですが、本当は熱い想いをもっていらして、関わるきっかけが少ないだけなのだなぁと感じました。
もちろん、町長さまもご参加くださり、ママとパパに混ざって、東浦町の将来についてご一緒に語り合ってくださいました。
そんな一コマのご報告をします。
進行は
中高生とほとんど同じプログラムで進めました。(第3弾もあるので、あまり変えない方がよいかという判断です)
http://social-acty.com/blog/1455
少しだけ変えたのは、町長との意見交換のところを対談にしました。
ママ2人と町長で「住んでみてわかる東浦町の良いところ」「東浦町で子どもを幸せに育てる」などについて対談と参加者のみなさんと掛け合いで進めました。
中には、現在、東浦町で家を建てるか、名古屋市のマンションにしようか検討していて、視察に来たという方もいらっしゃいました。
ちゃんとご自分の足を運んで調査される、こんな素敵な方はいろいろな地域から引っ張りだこでは?
参加者の方々と掛け合いで進めると、予想していなかった方を発掘できるという、うれしいことが起こるのですね。
テーマは
今回は、子育て中のみなさまなので、中高生から少し立場を変えまして
・子どもにとって幸せなまちってどんなまち?
・今、東浦町で幸せだと感じるのはどんなこと?
・その幸せを将来、子どもたちにも感じてもらうために、どんなことができる?
という問いかけにしました。
自分たちの幸せと子どもの幸せは違うかもしれないという意見や
のびのびと暮らせるようにしてあげたいという意見、
やっぱり親が幸せに暮らしていかないと子どもには伝わらないね、という意見などが出ました。
子どもの幸せを考えてはいても、それを他の人と共有する機会はほとんどないのではと思います。
時間が経つにつれて、みなさんのお顔が優しくなっていくのが見えました。
子どもの幸せについて改めて言葉にして、共有するのは素晴らしいことだなぁと思いました。
やはり、「場づくり」は重要でした
場所は子育て支援センターとして、子どもさんがいても話し合える工夫を職員の方がしてくださいました。
センター長さんと保育士の資格を持った方が子どもたちを見守ってくださったり、自由に会場を走り回っても安心なようにテーブルだけを置いておいたりと、現在子育て中のママさんからのアドバイスをいただきながらセッティングしました。
中高生ではお菓子をテーブルに置いたのですが、小さい子どもがいるときは、子どもがテーブルに近よってきてしまうので、帰りがけに渡したほうが嬉しいというアドバイスもいただきました。
ワークショップが終わり、帰りがけに町長さんから一人ずつ手渡ししていただくことに。たいへん喜んでいただけました。
現役のアドバイスは的確です。
そのお陰で、ママとパパ、なにより子どもたちがリラックスしてくれていましたので、対話に集中できました。
ファシリテーションのスキルの中に、「場づくりのスキル」というのがあります。物理的な場所とその他の環境、参加者の立場に立った配慮などが、話し合いの質まで左右するということを改めて感じました。
参加者の方にアンケートもお願いしました。どんな感想をお持ちになったのか、結果がとても楽しみです。