2016-12-24 | ブログ
平成27年度、地方創生総合戦略で、美濃加茂市では女性の活躍に絞ってプランを作成しました。
Caminho(カミーノ:ポルトガル語で「道」)と名付けられています。
( ステキな冊子調になっています。 http://www.city.minokamo.gifu.jp/temp/hp/108/20160222171002/Caminho1.pdf)
このCaminhoには、5つの道があります。
①自分らしく生きられる
②家族をつくれる
③お母さんになれる
④子どもの笑顔を守れる
⑤ふるさとを好きになれる
です。このプランの平成29年度の事業実施にむけて、平成28年度は、それぞれのプランを具体化させるために、5回のワークショップを行いました。
そして、ワークショップから出てきた7つの事業。
その発表会を行いました。
(チラシです→ http://www.city.minokamo.gifu.jp/temp/hp/122/20161206162033/Caminhoプロジェクト発表会チラシ.pdf)
発表会で発表した7つのプランは…
①Caminho Study Room 女性が学び、余暇を過ごすだけではなく、趣味の講座を開き、インターネットで販売したりして実績を積み重ねて、起業。というコースまであります。
②カミーノ カフェ カフェ的な空間で女性が一人でも、子どもを連れても気軽に過ごせる場をつくります。そして、その場が広がっていくと、いろいろな出会いがあり、つながりができ、家族もできてしまうという、ご縁がつながっていく場です。
③移動式カミーノフェス このワークショップでは一度、お試しのプロジェクトとしてカミーノフェスを行いました。アクセサリーづくりの講座や収納術の講座、カフェ、英語で遊ぼう、パパの育児教室などなど、3回のワークショップで出たアイディアを形にしたイベントでした。これが好評でしたので、もう少し続けてやってみよう!となりました。
④Minokamo Family Project パパも子育てに参加(ではなく)、主体的にかかわれるようにパパとママの講座や、パパのつながりをつくってイクメンのまちにしよう!というものです。
⑤働きたいをかなえよう!きらきら かもジョ プロジェクト 出産、子育てで一旦、退職したママが、もう一度働くためのサポートです。子育て支援センターにハローワークがあったり、気軽にキャリアデザインを相談できたり、就活の託児があったりと働きたいけれど不安があるママを応援します。
⑥病後児保育 子育てしながら働くママには、とても切実な課題です。これをなんとか活用しやすいものにしようというものです。
⑦Chance for Children 英語で託児から発展して、もっとグローバルな感覚を子どもたちに身に着けてほしいという願いからできました。カミーノフェスなどのイベントに託児を準備して、希望する子どもに英語で遊ぶプログラムを提供するというものです。
ゲストの4方からは、とても前向きで、提案にプラスする要素も入れたコメントをいただきました。
5回をふりかえってみると
4回目のワークショップでカミーノフェスを実行しました。
第3回までのワークショップで、どんなことを美濃加茂市で実現したいのか、どのように暮らしていたいのかを考え、お試しプロジェクトとしてトライしました。
第3回と第4回の間には1か月もありませんでした。
そんな時間がない中なのに、メンバーのみなさんは、分担して講師の手配や準備などをしてくださり、やり遂げてしまいました。
参加していらっしゃったみなさんのお力を目の当たりにして、感心するとともに、提案するアイディアは実行される!と確信したのです。
第5回では、カミーノフェスのふりかえりと提案に向けて、絞り込みやまとめを行いました。
そして、迎えた発表会だったのです。
ゲストをはじめ、市長も参加してくださって、とてもあったかい雰囲気の中、ステキな提案ができました。
もちろん、発表するだけでは終われません!
提案の実現にむけて、今後関係するであろう各部署の方もお招きして、発表についての対話を行いました。
直接、提案者と関係する部署、そしてトップの方々とともに掘り下げていくのは、とても貴重で充実した時間でした。
ご参加くださった方々からも、好評をいただくことができ、安心するとともにさらに実現への期待が高まりました。
子育て中のママやこれから結婚・出産していくお若い女性のみなさんが集まって、毎回、楽しそうに対話しながら創り上げてきた提案内容。
その創造の場に居られたことは、充実感とともに、とても誇りに思っています。
ファシリテーターとして
ファシリテーターとしては、参加したみなさんのお力によるところが大きかったものの、心がけたことがあります。
参加した方々がどのように暮らしたいかを楽しく、まじめに語り、つながって、実行していけるようになるためには、どうしたらいいのか?ということでした。
ワークショップでは、ワールドカフェを応用して、メンバーチェンジを必ず行いました。
テーブルにある課題やアイディアに新しいメンバーがアイディアを書き加えていく。そして、戻ってきたときに、そこにあるアイディアをさらにブラッシュアップしていきました。
最初と最後は、必ず全員でチェックインとチェックアウトも行いました。
みなさん、メンバーチェンジを繰り返したためか、どのプロジェクトの内容も把握していらっしゃって、カミーノフェスでも、発表会でも、「どれを担当してもいいよ」という状態でした。
ワークショップに参加してくださるみなさんの一体感を感じていました。
対話すること。ワールドカフェのメンバーチェンジをしながら進めること。これらの効果を実感しました。
これからも
発表して終わり!ではありません。
事業化にむけては、ここからが本番です。
カミーノのメンバーとともに事業化に向けて、進んで参りたいと思っています。
どうぞ、今後を応援してください。