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日本に1台。レッドサラマンダー見学しました。

2017-07-17 | ブログ

昨年度から始まった「女性のボウサイまちづくりの会」で、水消火器体験と特殊車両の視察をしました。

消防署の仕事は人命にかかわる大切な仕事であることを再確認するとともに、税金がちゃんと使われているなぁと感じました。

(納税者を意識して見学すると、税金を払おう!という気持ちになるのでは?と思いました。)

 

水消火器体験

水消火器とは、消火器の中身が消火剤ではなく、水です。

消火剤はお値段も高そうですし、後始末もいろいろと気を使わなければいけないような気がしますので、水であれば気軽に体験できます。

消火器体験は、防災訓練でもなかなか体験できない(というよりも、その時は人数が多いので、ついつい遠慮してしまうようです)ので、火を使うことが多い女性が消火器を使えるようになっていないと!ということで消防署へ行区計画をしたのです。そして、一人ずつ体験をさせていただきました。

意外に簡単でした。

コツは、箒で掃くように近づくことと、火ではなく燃えている物にかけることだそうです。

DSCN1574

 

特殊車両1 レッドサラマンダー

日本では、ここ、岡崎市だけに配備されています。

なぜ、岡崎?というと、日本列島の真ん中あたりで高速道路に近い消防署という条件で手を挙げた自治体が岡崎だったのだとか…

http://www.okazaki-renaissance.org/discover/show/23(写真も)

サラマンダーは火を使う妖精(https://ja.wikipedia.org/wiki/サラマンダー_(妖精))から命名されたようです。

総務省らの貸与ですが、メンテナンスは岡崎市が負担なのだそうです。メンテナンス費用は残念ながら、わかりませんでした。

(参考に?救急車や消防車は3か月に1度の定期点検があるそうです。)

全地形対応で、通常の消防車などでは入れない地形のところへ物資や隊員を運び、救助活動などができるとのことです。

水深1.2mまでなら活躍できるとか。

ただし、現地までは専用の運搬車両に乗って移動、北海道や九州へは自衛隊の小牧基地から空輸してもらうそうです。

(レッドサラマンダーの最高時速は50km/h。意外に遅いなぁと思ったのですが、現場ではそこまでも速く走らなくても良いのですから、これで十分かも。)

レッドサラマンダーの後部に乗せていただきました。

レッドサラマンダーの後部に乗せていただきました。

 

平成25年に配備されてから、ずっと出番がなく(ないほうが喜ばしいのですが)、見学の日の数日前に一度、岡崎市内の山の方へ出動したのですが、活動できずに帰ってきたとのことでした。

http://www.asahi.com/articles/ASK6P4DMRK6POBJB003.html

そして、まだまだ多くの方が避難していらっしゃる九州の豪雨災害。レッドサラマンダーが日田市でお役にたったようです。

http://digital.asahi.com/articles/ASK785QZ7K78TPJB010.html?rm=266

岡崎市民としては、お役に立ったことはうれしく、税金を納める意義があるとおもいました。

 

特殊車両2 支援車

被災地へ支援にいくときの車両だそうです。

隊員が自炊できたり、寝泊まり、作戦会議もできるようなしつらえになっていました。

現地のみなさんにはご迷惑をおかけしないのは、ボランティアも消防も同じなのですね。

これは、各都道府県に1台配備されているとのことです。

3.11のときも出動したとのことでした。

 

支援車の後部には、さまざまな備品が乗っていました。

支援車の後部には、さまざまな備品が乗っていました。

 

特殊車両3 救急車

お馴染みの車両ではありますが、中に入ったのは、初めての経験でした。

ご一緒に見学に行った女性の中には、ご家族に付き添って乗ったことがあるという方もいらっしゃいました。

標準装備は、AED、心電図・呼吸のモニター、酸素ボンベ、吸引器などだそうです。

出動するケースによって装備するものをプラスして出動するそうです。

救急車の後部。コンパクトに収納されているのですね。

救急車の後部。コンパクトに収納されているのですね。

 

その後、地震や火事の時にどうすればよいか?普段からできることや災害時の対応などについてDVDと質問で、学びました。

消防署の方いわく、

「地震などが発生したときには、多方面から電話が入り、たぶん行けません。みなさんが自助、共助で助け合ってください。」

そして、女性だけで消防署訪問は珍しいらしく、

「地域の女性のこのような活動は素晴らしいので、ぜひ、今後も続けて行ってください。」とコメントいただきました。(うれしかったです)

 

水消火器で消火器を(たぶん)使えるようになり、特殊車両を見学して、いざというときは、消防署は頼りになるなぁと思ったのですが、

いや、いざとなると、出動依頼がありすぎて来てもらえないのだろうなぁと思うと、やはり、普段のお付き合いでつながっておくことが一番心強いのだと改めて考えました。

 

 

 

 

 

 


 
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