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今年の夏は子どもたちとのワークショップ三昧!

2019-08-13 | ブログ

暑い日が続いておりますね。夏と言えば!毎年、夏になると楽しみにしていることがあります。

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2つのワークショップ

愛知県幸田町でのワークショップ2つです。

【子どもと大人の合同ワークショップ】

一つは、「子どもと大人の合同ワークショップ」で、小学校6年生の子どもたちと子どもの権利施策推進会議の方々が「子どもの権利」について語り合うものです。

子どもと大人が「子どもの権利」について話し合う。大人は少しずつ人が入れ替わりますが、子どもは、毎年異なります。小学校6年生なので、当然なのですが…

子どもたちが「子どもの権利」について考えたことを最後にアンケートで教えてもらっています。

すると、

・「子どもの権利」は身近にあるものなんだ

・自分に権利があるのだから、友達にも権利があるんだ

・自分が考えたことを言ってもいいんだ

などのコメントが書いてあることが多くあります。

これを読むとワークショップをしてよかった(ファシリテーター冥利に尽きる)と思います。

 

また、

・知らない大人が自分たちの話を真剣に聞いてくれたり、しっかりと聞いてアドバイスをしてくれたりしたことがうれしかった

というコメントもあります。親や祖父母以外の大人と話す機会が少ない今の子どもたちが、異世代の(しかも、ずいぶんと年齢が離れた)大人とちゃんと対話をする経験は、とても尊いものではないかと思います。参加した子どもたちの今後に、良い影響がありそうです。

子どもたちが異世代の大人と話をするという機会が減っているのだろうなぁと感じることがよくあります。経験がなければ、成功体験がないので、できない(というか、やろうと思わない)ですよね。

この体験が子どもたちの心に残ることを期待したいです。

 

 

【子ども会議】

もう一つは、「子ども会議」です。幸田町内の中高生16人が、子どもの権利に関すること(毎年異なるテーマです)について語り合います。

「子どもの権利に関する条例」の策定段階から、お手伝いをさせていただいております。

こちらは、高校生にリーダー(というよりも、ファシリテーター)になってもらい、2日間の会議を進めます。

事前に、高校生に「よろしくね」とお願いしておくと、自覚をもって頑張ってくれます。

うまく中学生の話を引き出して、まとめていってくれます。やればできる!のですね。

2日間終わった後は、頼もしくなったように見えます。

(今年は、8月後半に開催予定です)

昨年は、SDGsと幸田町の総合計画について子ども会議をしました。最後はもちろん!自分で取り組むことの宣言。

 

 

今年はさらに!

商業高校生とまちづくりのワークショップ

沖縄県浦添市にある浦添商業高校の有志8人と、「公園を中心にしたまちづくり」のワークショップをしました。

大人のワークショップのプログラムを授業で行った結果をまとめて発表してくれました。

その発表を聞いた後、公園の利活用カレンダーをつくりました。どんなイベントをどこで、いつ頃やる?を一覧表に書き込んでいくというワークショップです。

地域の中の公園、モノレールの駅前としての公園、観光客も来る公園…たくさんの顔を持つ公園になりますので、利活用も多面的に考えてくれました。

アイデアの中には、

・老人施設が前にある広場では、みんなの健康のためにラジオ体操をしよう!

・花や木を植えたい。そうすると水やりもしなくてはいけない。だったら、イベントにして楽しんじゃおう!

・自分たちが授業でやっている「販売実習」を公園でやってみよう!小学生もやりたかったらサポートしてあげるのもいいかも!

など、自分たちでできること、やっていること、ちょっと背伸びしたらできることをここでやろう!という姿勢がとてもステキでした。

 

 

 

いわき市と岡崎市の高校生の交流会

高い放射線の場所から、一定期間低いところへ行く「保養」。特に、育ち盛りの子どもたちには必要です。

岡崎市からいわき市へ嫁いだ方が中心になって、「おいでんプロジェクト」というのを2011年から年に2回、毎年行っていらっしゃいます。

このプロジェクトの中に、いわき市と岡崎市の高校生の交流会(未来会議@岡崎)があります。

今年は、この交流会のファシリテーターをさせていただきました。

いわき市と岡崎市の誇りでコラボすると何ができる?で話し合いました。

・岡崎おうはん(おいしい玉子です)をいわき市の温泉で温泉卵にする

・八丁味噌といわき市のジャムをコラボさせて新しい食品をつくる

・オカザえもんがハワイアンズで踊る

など、できそうなのに、今までなかった~というアイデアがたくさんでました。

(「後で、商工会議所へ提案しに行くわ」と主催者もおっしゃるくらい!)

中日新聞さんに掲載されました

 

 

*未来会議は3.11の後、東日本復興支援財団さんが被災した方々の本当のニーズを調査するということで、ワールドカフェで意見を頂いていたことから始まります。ワールドカフェを体験したいわき市在住の方(チーム)が「今、被災地に必要なのは対話だ」ということで、ワールドカフェで語り合う会(未来会議)を始められました。

今では、日本全国からお誘いがあるそうです。

 

子どもの対話の場にいることは

18才までは子ども(子どもの権利条約で定義されています)。

子どもたちと過ごす話し合いの場では、はっと気づくことがあったり、そういう見方があったかぁと思ったり、納得したりと、刺激的なコンテンツがたくさん出てきます。

とても、楽しい時間です。そして、終わった後も、ずっと心に残っています。

子どもと対話することは、今を未来のためにどう過ごしていけばいいのか?何をすればいいのか?が少し見えてくるような気がします。

大人として、何を残していけばいいのか?大人も自分に問いかけるとてもいい機会です。

 

チャンスがありましたら、是非、子どもたちの対話を聞いてみてください。


 
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