2020-05-22 | ブログ
今まで一人でできていたことが、オンラインになると難しいことが出てきました。
例えば、オンラインで多数の方に参加していただくワークショップ。
これは、多人数になればなるほど一人で行うのは難しいものです。
オンラインでのストレスを少なくし、グループワークをするにも一人では無理。
さらに、使うツールにはさまざまな工夫と、進行中の裏側でのスタッフ間のやりとり…
(直接、そばへ行って打ち合わせするわけにはいかないですよね。参加している方全員に聞こえてしまいます)
スタッフにとっては、とてもストレスフルな場となります。
そこで、そのストレスを低減する、参加者にワークショップの内容に集中してもらうためには、事前の綿密な打ち合わせや使用するツールの準備が必要になってきます。
まさに、連携!協働の場がそこにあります。
今回、これを痛感したことが2つありました。
【1つめ】
5月10日(日)には、日本ファシリテーション協会中部支部の定例会で名古屋工業大学の白松先生をゲストにお迎えし、「AI×ファシリテーション」について考え、話し合うことを行いました。(https://www.faj.or.jp/base/chubu/news/2020510-5175/)
このときは、参加者が50名超。
もちろん、FAJですので、グループワークは必須です。
zoomを使って、何度もグループワーク(ブレイクアウトセッション)を行いました。
それも、毎回異なるメンバーであれば、zoomのアルゴリズムにお任せすればよいのですが、この時は同じメンバー。ここからは異なるメンバー。といろいろな組み合わせで行いましたので、テクニカル担当は大変でした。
ゲストの先生、ファシリテーター、テクニカル・ファシリテーター(オンラインで行うとき、FAJではこのように呼んでいます)2人で行いました。
対面でのワークショップよりも検討事項が多く、より詳細な決め事をしておくことで連携がスムーズになり、その場の変更にも対応できました。
【2つめ】
その翌週、5月16日(土)は、オンラインでのHUG(避難所運営ゲーム 今回は複合災害も視野にいれて)を行いました。
(https://www.faj.or.jp/base/chubu/news/-2020516-5176/)
こちらは、1つめのワークショップを上回る準備が必要でした。さらに、参加者は80名!プレッシャーもかかります。
対面で行うカードゲーム。これをオンラインで実行するには、オンラインでどのように行うのか?から打ち合わせが始まります。
なんと、今回はメンバーの中にエクセルのマクロを使いこなす人がいらっしゃいました!
対面のカードゲームを体験できず、イメージだけで創ってくださいました。
(ニックネームたっしー、にちなんでたっしーマジックと呼んでください)
2週間の間になんとver11まで改善してくださいました。(定例会前夜、お試しでやってみたところ「もっと、こんな感じがいいな」という感想があり、一晩で再作成!)
メンバーの一人が「静岡県の許可がいるのでは?」とみつけてくれ、ぎりぎりのタイミングで無事に許諾いただくことができました。(静岡県さんも事情を理解してくださり、スピーディなご対応をしていただきました)
参加者の中には、FAJの復興支援委員会のメンバーもいたので、避難所の状況もみなさんに聞いていただきながら進めることもできました(当日、お願いしたにも関わらず、あうんの呼吸で進めることができました)
あれもこれも、本当に、メンバーとの連携、協働で成功に導くことができました。
アフターコロナ、withコロナは、連携、協働がクローズアップされると前回のブログにもありました。それを体感した定例会でした。
つながって、それぞれの得意なことを持ち寄って、お互いをリスペクトして、一つのことを行う。
成し遂げた後は、一人で行うよりも充実感がありました。
緊急事態宣言が解除されても「withコロナ」です。連携、協働していけるチャンスも増えてきそうです。
オンラインだけでなく、地域の中でも本当の意味での「協働」する機会が増えてくるのでは?と思いました。
とても楽しみになってきました。