2021-06-11 | ブログ
楽しく学ぶには、人に伝えることが一番!というのを実感しました。
「伝える」ワーク
先日、非常勤講師を務めている大学で、いつもとは少し異なるワークをしてみました。
「伝わる」の授業で、「工夫して伝える」ことに挑戦してみました。
伝える(伝わる)ためには、
・ 何を言いたいのか?を明確にして
・ どのように言えば伝わるのか?
その間には、「思考」が介在しますよね。どういう言い方をすれば、理解してもらえるだろうか?
私の言いたいことは、これでよいのかこれでよいのか?
など、さまざまなことを「考え」て、発信します。
ここまでは、今までの授業で行ってきました。
今回は、「言う」だけではなく手段を変えて(工夫して)みよう!という試みでした。
伝える工夫「ゲーミフィケーション」
伝える方法として、ゲーミフィケーションがあります。
ゲーミフィケーションとは?(https://coeteco.jp/articles/10523 より)
「楽しさ」「興味」「目的意識」などを与えることによって熱中度を高め、成果を大きく上げる!
ゲームの仕組みを利用して勉強の効率を上げるのがゲーミフィケーションです。
そうそう!ゲームをしていると瞬きを忘れるほど、集中してしまいますよね。いつの間にか、こんな時間に(💦)と思うこともしばしば…(やめるタイミングが難しく、それが怖くてなかなか手が出せなくなってしまいます。私って集中力があるのね!ということではなさそうです…)
今回は、ゲームを提供される、消費する側ではなく、ゲームのように楽しんでもらって伝える!ことを「考えて」みました。
条件を明確に
条件は具体的に提示しました。
・対象は 小学校6年生
・伝えるものは 子どもの権利条例(あなたたちには権利があるよを分かってもらう)
・時間は10分程度
としました。
グループで考える時間は30分
全グループ、ちゃんと時間内にできたようです。
〇×クイズやすごろく、カードゲームなどのアイデアがでました。(具体的にクイズやすごろくのマスの内容も2~3考えてもらいました)
悩みつつも楽しそうに、小学生の立場になって考えてくれていました。
いつもは、拙著『多様な市民とつくる合意 ~コミュニケーションとファシリテーションのレシピ~』にあるような、
レクチャー、ワーク(体験型)、ふりかえりの一連の流れで行っている授業です。
今回は、ワークのところを体験するためのワークではなく、「考え」て「創造」するというものにしました。
終わった後は、学生さんも達成感があり、楽しそうな表情でした。
林)できた?
学生)はい!
林)小学生に伝わりそう?
学生)バッチリ!
という答えがたくさん返ってきました。
グループワークの醍醐味を味わい、伝えるときに「考える」ポイントを体得してもらえたのだなと思いました。
創造的なワークも大切だと改めて、気づきました。
学生さんたちに感謝です。