2022-11-12 | ブログ
このところ、来年度のイベントに向けて、オンラインでミーティングをしています。
そのミーティングの際に改めて、ファシリテーション グラフィックは大事!と感じました。
そのイベントは、FAJ(日本ファシリテーション協会)が毎年行う総会の前に行うものです。
FAJは、全国的なNPOなので、総会で定数の人が集まるのは、なかなか難しい(定款で1/2以上の出席、または委任状となっています)のです。
そこで、総会に集まってくれるように年に1回、総会に絡めて全国的なイベントを開催します。
そのイベントの準備を始めました。
ミーティングでは、もちろん!ファシリテーション グラフィック(略してFG:板書)をします。
(ファシリテーション協会ですもんね)
リアルのときは、模造紙やホワイトボードを使って、オンラインになってからは、Googleのスプレッドシートを使っています。
FGの効果
先日のミーティングで、FGを担当しました。
画面共有してもらい、みんなでFGを見ながら、そこに書かれる内容を確認しながら進めることができました。
効果その1
FGの効果の一つは、なんといってもFGする人(グラフィッカーと呼んでいます)がいると・話し合いの内容が逸れたとき、それが分るということです。
特にグラフィッカーは、それが一番わかります。
FGは、みんなの意見を書いていくのですが、この意見や質問に対する答えはここに書こう!と思いながら書いていきます。
そのイメージが埋まっていかないと、
・ まだ結論は出ていないな
・ あれ、また、違う話題が出てきたぞ
・ 何が決まったことなの?
という、ミーティングのプロセスが見えてきます。
話し合いのプロセスが見えると、プロセスの修正や決定事項をfixするというのもできます。
そして、活発に意見が出て、決まったことが確実になり、共有されていくことになります。
効果その2
それが、うまくいくと、FGしている人もファシリテーターも、なにより参加者の納得度があがります。
参加者からは、自分の意見が通らなくても、意見を言い、受け止められた!という実感(記録に残ります)
ファシリテータ―では、話し合いの進捗が把握でき、参加者も共有しているという手応え
FGは自分が書いているものが役に立っている、ちゃんとまとめられていくという実感
そして、みんなの納得感が伝わってきます。
FGのコツ
改めて、FGのコツを共有しますね。
①発言をコンパクトに要約する(体言止めは避ける)
②ポイントを強調する(アンダーラインや囲み、色付けなど)
③ポイント同士の関係を示す(矢印を活用する)
④図解ツールを使って構造化する
(『多様な市民とつくる合意』より)
(アマゾンより)
聴きながら書くというのが苦手!という方もいらっしゃるかと思います。それは、よく聞きます。
たぶん、慣れていないだけという方も少なくないと感じてします。
練習しなくてもできてしまうという幸運な方も、もちろんいらっしゃいます。
FGはスキルなので、練習すればできるようになります。
慣れていない方は、ぜひ、楽しんでスキルを獲得してください。
できるよ~という方は。楽しんでスキルアップしてくださると、とってもうれしいです。
FGするのが、あまりにも久しぶりだと…
カンが鈍ってしまうようながします。「あれ?もう少し、うまく書けたはずなのに…」と。
実は、先日の会でも…
常に、書くようにしていよう!と改めて思いました。
基本は、大事!なんですね~
今度、FGの勉強会しようかな?