2023-06-23 | ブログ
NPO法人日本ファシリテーション協会では、毎年、総会の前に2日間かけてイベントをしています。
場所はFAJの拠点を順に持ち回りしていました。
コロナ禍で2020年はお休みしてしまいましたが、その後は2021年はオンラインのみ、2022年からハイブリッドで開催してきました。
今年は、名古屋で行うことになり、昨年の8月あたりから会場探しをはじめ、毎週1回のミーティングを行ってきました。
コロナ禍以前は、全国規模のミーティングはオンライン、地域でのミーティングはリアルで会って行っていました。
オンラインでのミーティングのスキルもあがってきたこの頃は、オンラインでミーティング。
現場確認等だけはリアル!となってきました。
(オンラインのミーティングは、移動しなくてよいし会場を確保しなくてよいので、便利!)
さて、その全国イベント「ファシリテーション・サミット2023名古屋」では、
・基調講演(ハイブリッド)
・ワークショップ・レクション1(リアルとオンライン)
・ポスターセッション(リアルとオンライン)
・ワークショップ・セレクション2(リアルとオンライン)
・サミット宣言(リアルと配信)
というプログラムでした。
このプログラムの中で、ワークショップ・セレクション1,2のうち一つずつ担当しました。
先端の技術と、人間のベーシックなよりどころ。ベースを自覚して、技術を積み上げる!というストーリーだ!と一人で喜んでいました。
1つは、「ChatGPTと話し合いの見える化システムを使って、ファシリテータ―のトレーニングをしてみよう!」
というものです。
もう一つは、「つなづいても自分の足で歩こう。挑戦とつながりを信じて」です。
こちらのワークショップは、心に沁みて、まだ言語化できない状態です。
でも「人がつながる」って本当に必要なこと!というのが、すうっと心に入ってきました。
さて、
ChatGPTの方は、名古屋工業大学の白松先生と(株)ハイラブルの水本社長にお越しいただきました。
ChatGPTにあらかじめキャラクターを設定して、話し合いを行ってもらう。
そこに、ファシリテーターはどのように介入するのか?を話し合って入力します。
あとから、そのときの話し合いをふりかえるのに、見える化システムを見て、ふりかえる
ChatGPTの使い方と見える化の体験をしていただきました。
反応は、もちろん!
とってもお楽しみいただけたようでした。
このWS、企画の段階からワクワクしていました。
昨年、ChatGPTが無料でリリースされる前に、名古屋工業大学の先生をお招きして行った定例会とは、少し異なった使い方ができました。
工夫次第でいろいろな活用ができるのだなぁと思いました。
昨年の定例会の時よりもぐっと進んだChatGPT。
これから、どこまで行くんだろう?(想像できません💦)
とりあえず、経験してみることも大事なことだと思って、チャレンジしてみました。
ファシリテーターの代わりをAIができるか?問題があります。
今までは、資料をさっと出してくれたり、根拠を調べてくれたり、人間ファシリテーターが言いにくいことをズバッと言ってくれたり…
AIとうまく付き合っていけば、ファシリテータ―のサポートができるよね。
という話をました。
ところで、いつ、AIがファシリテータ―の代わりができてしまうのでしょう?
ここ10年ほどで、ドッグイヤーを超える速さで進んでいるAI。
AIに人間の感情は分からないよね。
なんて思っていては・・・
感情が分析できるのであれば、組み立てる事もできそうな気がします。
AIの進化が楽しみでもあり、人間の領域に迫られる…複雑です。
これからも、白松先生に教えていただきながら、なんとか時代についていこう!と思ったサミットでした。
もっと、楽しいことになりそうです。