2024-10-01 | ブログ
9月19日(木)に、未来茶輪を開催しました。
未来茶輪は、毎月1回、まちづくりの活動をしている方をお招きして、お話を聞き、対話するという会です。
(もう、10年を超えました!)
この日のゲストは、中学生が気軽にできる進路相談室を始めた方でした。
通信制の高校で先生をしていて、今の子ども達に必要なことは何だろう?と考えて、この活動を始められたそうです。
人生をあきらめないで、進路はいろいろあるんだということを伝えたくて…とのことでした。
そして、この活動を深く考えていくと、どうやら「国語力」の不足ということにたどり着いたそうです。
国語力って?
国語力って何だろう?と調べてみると…
文部科学省のHPにありました。
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/toushin/04020301/003.htm
(1)国語力のとらえ方について
審議会では,以下に示すように,「これからの時代に求められる国語力」を大きく二つの領域に分けてとらえることとした。
ただし,ここでの目的は,国語力一般の「全体像」を詳細に描くことではなく,飽くまでも「これからの時代に求められる国語力」として,何が必要な能力なのかを明確にすることである。したがって,以下に示すものは,「これからの時代に求められる国語力の構造」を模式的に表したものである。
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は国語力の中核であり,言語を中心とした情報を「処理・操作する能力」としての「考える力」「感じる力」「想像する力」「表す力」の統合体として,とらえることができるものである。は,「の諸能力」の基盤となる国語の知識等の領域である。
この二つの領域は,相互に影響し合いながら,各人の国語力を構成しており,生涯にわたって発展していくものと考えられる。
なお,読書は,の「考える力」「感じる力」「想像する力」「表す力」のいずれにも関連しており,の国語の知識等の領域とも密接に関連している。国語力を高める上で,読書が極めて重要であることは,この点からも明らかである。
とのことでした。
ちょっと長い引用で、申し訳ないです。
勝手な要約をすると、国語力とは、
考える、感じる、想像する、表す(表すについては、アートで!という場合もあるかもですが、ここは、国語力なので、言葉を使って、言い表すということで)の力であって、
言根本に語化力!なのでは?と思いました。
気になっていた「言語化力」
大学で、コミュニケーションと名の付く講座を持たせていただいております。
ここで、毎回、ワークや授業の後で、「ふりかえりシート」を書いてもらいます。
そこで、気になるのが「言語化」です。
「どんな気持ちでしたか?」と問いかけると「楽しかった」「おもしろかった」の一言で終わってしまう学生さんがいます。
2行以上、書くことを伝えているのですが、何を書いたらいいのか?分からないようです。
そして「言語化ってどうやるの?」と聞かれ、なんと言ったらいいのか?答えを探していました。
未来茶輪での問題提起もあり、少し違う視点で答えを探してみたところ!
「あ!これだ~」と思える答えに巡り合うことができました!!
YouTubeで、少年院の先生をしている方らしいのですが、とっても簡単で分かりやすい、やりやすい方法を提示してくれていました。
https://youtu.be/lRmm66a-Ozw?si=vk2h863OAjzP7kNP
こんな方法でトライ!
それは…
先生:どんな気持ちだった?
子ども:おもしろかった
先生:何がおもしろいと思ったの?
子ども:〇〇がおもしろかった
先生:〇〇の何を面白いと思ったの?
と聞いていくのです。
おもしろいと思った原因と、その理由がしっかりと言語化できていたのです!
早速、後期の授業の振り返りシートに、そのステップを書いておき、伝えました。
すると、多くの学生さんが2行をさくっとクリアして、書いてくれました!
効果抜群!すごいテクニックです!
しばらくは、この方法で進めてみようと思います。
様子をみて、ブラッシュアップの方法も検討していこうと思いました。
言葉がコミュニケーションを促進します。
なので、ファシリテーターは、言葉を大切にします。
自分も言語化のスキルをブラッシュアップしていこうと思いました。