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FAJ(日本ファシリテーション協会)の仙台サミットに参加しました

2025-06-29 | ブログ

6月14日(土)、15日(日)で、FAJ(日本ファシリテーション協会)が主催する仙台サミットへ参加してきました。
https://www.faj.or.jp/activity/summit/event/Sendai-2025/index.html

プログラムは
14日(土)
午前:基調講演(萩の鶴の蔵元さん)
午後:ワークショップⅠ
   ポスターセッション
   サミット対話

15日(日)
午前:ワークショップⅡ
   サミット宣言
(午後:FAJの総会)
というものでした。

ワークショップⅠ

せっかく行くので、今回は、ワークショップをエントリーして、ファシリテータ―を務めました。
こちらは、論文にもした「租税教室」をファシリテータ―用にアレンジして、プロセスデザインを考えるものにしました。
県の税務担当の方で、ご本人が租税教室の担当となったという方が参加してくださったり、
法人会でも租税教室を担当するので、担当する若手の人にヒントを渡すことができれば…と参加してくださったり
とっても、うれしい動機で参加してくださる方がいらして、
とても、盛り上がったワークショップとなりました。

立場や考え方によって、プログラムの立て方が違うものだなぁと思いました。
どんな切り口、視点でプログラムを考えるのか?は重要なことがということを痛感しました。

ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。

ワークショップⅡ

翌日のワークショップでは、せっかく東北に来た!ので、東北の方がファシリテータ―をする、そして、できれば、災害関係のワークショップに参加しよう!と思い、
青森の方で、男女共同参画、避難所での困りごとを聞くという活動をしていらっしゃる方がファシリテータ―をされるものに参加しました。

ロールプレイをしました。
避難所で、設定されたキャラクターの被災者、インタビュアー、観察者という3人1組でのロールプレイを2ラウンド。
1回目は、女子高生にインタビューする役
2回目は、40代で単身で暮らしている女性の役
でした。
キャラクターの設定を読んで、演じるというものでした。

そこで、学んだこと、気づいたことを備忘録としても、お伝えしたいと思います。

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1.インタビューしてみて
・あいさつは、丁寧に!
こんにちは。私は…と言います。よろしくお願いします。
これだけでは、全く足りず、さらに、
自分は、何者なのか。今から何をするのか。その目的は何か。強制ではないことなど、いろいろなことを、まず!伝えること
でした。

2回目のロールプレイで分かったのですが、被災して大変な状況にあるので、きっと、いきなり来た人に素直な気持ちが話せるだろうか?ということでした。
3.11のときに、認定心理士の友人が心のケアチームとしていくときに「psychological first aid(心理的な初期の支援)http://chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.j-hits.org/_files/00126977/pfa_complete.pdf」というのを読んで行ったというのを聞いたことがあります。
阪神淡路大震災のときの経験をもとにして兵庫県こころのケアセンターが発行しています。
まずは、自分のことを名乗ると教えてもらいました。

しかし、認識が甘かったなぁと分かりました。
もっと、丁寧にお伝えしなくては!と思いました。

・なかなか相手の表情や気持ちが分からない
マスクをしていたこともあり、被インタビュアーの表情が読めず、どんなことなら話してくれるだろうか?といろいろな質問をしてみました。
答えるのに時間がかかると、興味ないのかな?言いにくいのかな?と私が判断すると、次の質問に移る…ということをしました。
このときは、ふだん接している大学生のイメージで進めました。

ところが、ふりかえりのときに、「もう少し、間を開けてくれると、言いたいことが言えた」とのコメント。
気持ちの行き違いがあったのです。💦💦
「もっと、言いやすい間をもってインタビューすればよかったんだ!」
オープンクエスチョン、クローズドクエスチョンを交互にするとよいとのことでした。

そして、気づいたことは、場数が必要!ということでした。
いろいろな人がいるというのは、普段の生活の中でも、もちろん!ですが、
非日常の中で、いきなりインタビューするなら、いろいろなケースを知っている、というのは、相当な強味なのだと思いました。
どんな風に進めると答えやすいのか?いま、この人は、どんな気持ちなのか?など、引出が多ければ多いほど、相手に対して失礼のない配慮をしながら、インタビューできるのだろう、と思いました。
そして、いろいろなケースを知っていると、インタビューする方も、リラックスして臨めると思いました。

インタビュー前に、事前の情報をどれだけインプットしておくのか?もカギ!なのだということが分りました。

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2.インタビューされて
・イライラしているという心理的な設定だったので、ゆっくりした口調で聞かれると、やはりイラっとすると思いました。
相手に合わせる(ペーシング)が重要なスキルだと思いました。

そして、プライベートなことをいろいろと聞かれるというのは、あまりうれしくないなぁとも。
実際に被災した方がどんな気持ちなのか?分からないのですが、やらなくてはいけないことが山積。
それも、単身なので、一人でこなしていかなくてはいけない!という状況だと、きっと追い詰められているんだろうなぁと思いました。

ご本人がどこまで自己開示できるかという課題もあるのでは?
普段の生活でも、初めて会った人に自己開示ってしづらいなぁと思います。聞いてくる人がどんな人なのかも分からないですもんね。
「この人なら、言ってもいいかな」と思ってもらえるような工夫を考えないと!

「寄り添う」と一言で言ってしまうけれど、本当に難しいことなのだなぁと痛感しました。

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FAJではない人のワークショップは刺激的

いつも、FAJ内の人と定例会などを通して、ワークショップを経験・スキルアップをしていましたが、
FAJメンバーでない人のものに参加すると、とても刺激的でした。
(FAJ流という仲間内のワードがあるくらい(笑))

学びも気づきも、そして、自分の課題も!
いつもと違う刺激がありました。

他流試合とよく聞きますが、必要なことだと痛感しました。
他の地域へ行くことだけでも、刺激になりそうです。
仙台での刺激を、自分の課題として整理して、取り組んでいこう!と思いました。


 

 

 


 
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