
2025-11-30 | ブログ
前回の「アートとデザイン」の話から、今回は「アートとまちづくり」へ。
(AIのお話にしよう!と思っていたのに、アートの印象が強すぎて…)
アートの島で有名な香川県直島、その前のもろもろの方が気になっていましたが、友人が直島へ移住したので、思い切って行ってきました。
アートの島になる前のもろもろ…
もろもろ・・・
それは、30年以上前からあこがれてい憧れていた弁護士故 中坊公平さん(https://x.gd/uJyUZ)が絡んでいたので、有名な豊島事件がマスコミに取り上げられた当時ウォッチしていたのでした。
今回訪れた直島の隣にある豊島(てしま)で産廃の投棄(住民には、無害な廃棄物と伝えられていたのが、徐々に有害な廃棄物が投棄され、健康被害が出るようになった)があり、住民の反対運動を弁護士として支えたのが、中坊公平さんでした。
豊島事件の詳細はこちらからhttps://www.teshima-school.jp/struggle/history/
バブルの清算をする住専(住宅金融債権管理機構)の代表となった頃、それ以前の森永ヒ素ミルク事件や豊田商事の破産管財人を務めたことなどを知りました。(この頃、全国市民オンブズマンが活動を始めたこともあり、やっぱり、弁護士は正義を実現するために頑張ってくれる人!なんて希望も込めて思っていました。)
産廃を受け入れることにした直島には、お金がつぎ込まれることになり、ベネッセも投資して(https://benesse-artsite.jp/about/soichiro-fukutake.html)アートの島で有名になったのでした。
アートの魅力
アート(特に近代)は、よく分からないなぁと思っていたのですが、行ってみると(ロケーションを活かしたアートでもあったので)、前回のキーワード「感性」が刺激された気がします。
特に、移住した友人がアート対話をしてくれて、とても深い鑑賞となり、見方や感じ方が少し変わったような。
(直後に参加したFAJの定例会では「島流し研修を名古屋で体感する」で、一人で30分内省して、対話するというプログラムでしたが、一人の時間で過ごしたお部屋の詳細なディティールに気が付いて、とても楽しい時間となりました。そこで、「あ、感じ方が変わった気がする…」と自分の変化に気づいたのでした。)
それは、
島民なので無料という施設がいくつかあって、一人で行ったり、島を訪れた友人・知人を案内したり(先日は、アートのワークショップにも参加したそうです)と何度も作品を鑑賞していて、問いかけでで、いろいろと引き出してくれたり、深掘りしてくれたりしてくれたお陰だと思っています。
アート対話、アートとファシリテーションという分野がありますが、こういうことなんだなぁと体感しました。
まちづくりの視点から
前置きが長くなり過ぎました💦
訪れたのは、瀬戸内国際芸術祭(https://setouchi-artfest.jp/)が終わった直後でした。超繁忙期が終わったところへお邪魔しました。
政情もあり、特定の国からの観光客は少なかったのですが、
欧米の人が多くアートを楽しみに、滞在型で来ているんだろうなぁと見える人達がたくさんいました。
(日本人観光客よりもダントツに多く、富裕層が多いように見えました。)
円安も手伝っているのかもしれませんが、優雅にアートを見て回っているというのが伝わってきました。
(マンダリンホテルも建設中!)
レンタサイクル(しかも電動アシスト!)が充実して、島ライフを楽しめるように整備されていました。
観光は、1次、2次、3次産業が潤うと言われています。
さらに、若い人(国籍問わず)がアートの力、集客力に惹かれて、移住してきていました。
(直島の20~60歳の人口動態 直島町HPよりグラフ化)
分かりづらいグラフなのですが、直島にベネッセが直島に投資を始めたのが、1989年(平成元年)にキャンプ場がオープン。
その後、ベネッセハウスがオープンし、
上のデータの始まる1998年(平成10年)には、家プロジェクトが始まったのでした。https://benesse-artsite.jp/about/history.html
グラフを見ると、2006年(平成18年)までに50~54歳台が減り、2012年(平成24年)までに55~59歳台が減っています。
ところが、島から減っていくことが多い20代、30代(特に25~30歳、45~49歳)が増減するものの、横ばいとなっています。
少し、見づらいので、社会動態に注目してみると…
(直島町HPよりグラフ化)
上のグラフのように、社会的な要因での人口動態をみると、令和3年には社会増が社会減の人数を上回る傾向となっています。
観光客に向けた仕事があるので、若者が移住してくるのでは?という仮説が成り立ちそうです。
アート→観光客増→仕事増→移住者増ということでしょうか?
余談ですが…アートのエピソード、もう一つ
直島にある漆芸ギャラリーにお邪魔しました。
直島のステキな漆器を扱っています。
ここで、丁寧なご説明をいただいたのですが、なんと!世界的に有名なIT会社のデザイナーさんが複数訪れていらっしゃるとか。
そこで、説明すると感動して帰られるのですが、後日、そこの製品をみると…
「もしかしたら、この部分は、あの時の?」と思うことがあるそうです。
日本の伝統文化もアート(デザイン?)として捉えると、デザイナーさんの感性を刺激するのですね!
ファシリテータ―としては、感性は充分に刺激されました。
が!
アート対話という場面でのファシリテーションも、とても興味深いことが分りました。
どのようにファシリテータ―が問いかけるか?で全く異なるアウトプットになるのだなぁと思いました。
ファシリテーションの世界は、広くて深い。
気持ちのあう、感性を刺激するアートなファシリテータ―に会えるというのは、幸せなことだと思いました。

