2014-07-08 | ブログ
7月5日、6日に横浜市の開港記念館(通称ジャック)でコミュニティ政策学会がありました。
12年前、初めて参加した学会がこのコミュニティ政策学会でした。
その学会で初めて!報告してきました。
報告の内容は
昨年、行ったHUG(避難所運営ゲーム)の後のアンケートを分析して「避難所運営ゲームを通したコミュニケーション向上の調査研究」というタイトルでまとめたものです。
昨年6箇所で行ったHUGを非常勤講師をしている愛知学泉大学の飯田教授にご指導いただき、第1段階としての従来の統計的な処理を行い、有意な差があったものに対してテキストマイニングを行いました。
テキストマイニングは、文章や言葉を統計的に処理したものです。ビッグデータが注目されていますが、ビッグデータの分析もこのテキストマイニング(データマイニング)を行ってマーけティングのデータとして活用しようとしています。
テキストマイニングは、webにあるフリーソフト「KHコーダー」で行いました。(ITに大変弱い私は、泣きながらダウンロードし、何度もTRY and Errorしました。人間、やればできるもんだ!と実感しました。)
年代×性別が有意なようでしたので、クロスしたものをKHコーダーで処理しました。
これらの結果から、今後の取り組みの方向性が見えてきました。これはまだまだ考察が必要なのですが、例として2つほど。
(1)30代40代意識の高い女性に地域のリーダーとして養成していくこと
(2)30代40代の女性と実行には手腕を発揮できる、地域でそれなりの実績のある60代以降の男性がタッグを組んで行動をおこしていくこと
などが効果的に地域内のコミュニケーションが向上する方向にむくのではないかということでした。
今後は、この仮説を検証したいと思っています。どこかで実行したいと願っています。
(概要はPDFをご覧ください。)
短い時間で新しい図や概念を説明することはたいへんでした。そして、緊張が報告を始めても解けず・・・早口になってしまいました。
いつものように「みなさん、HUGって聞いたことがありますか?」などと手を挙げてもらったり、「これは、H=避難所、U=運営、G=ゲームの頭文字をとったものなんですよ~(笑)」をしたら、調子が戻ってきたはずなのですが。
学会だから、そんなふざけたことはまずいだろう。とか。学識を持った方々が聞いているのだから、それくらいのことは知っているだろう、知っているはず。などと勝手に思いこんでしまいました。学者の方々も、知らないことは知らないのですよね。
次回、チャンスがあったらもっと丁寧に説明しようとKPTシートにメモしておこうと思いました。
*KPTシート:ファシリテーションのツールの一つでふりかえりの際に使います。
用紙を3つに分け、K(keep)、P(problem)、T(try)を書き出していきます。Kは良かったところ、今後も続けたい事、Pはちょっと残念だったこと、課題だったこと、Tは次回こうしたいこと(Pを踏まえても、ふまえなくても可)を書きます。この話し合いに参加した人はよく理解でき、共有できます。
ふりかえりには最適なフレームワークと言えます。 参加していなかった人には少し雰囲気が伝わりにくいところがあります。