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改めて温泉!~老舗温泉の街、がんばってます~

2015-02-11 | ブログ

熱海に行ってきました。

夏は涼しく、冬は暖かいといわれている熱海市。

2月初めにもかかわらず桜が咲いていました。この濃いピンク色の桜は、あたみ桜と呼ばれており、沖縄のカンヒサクラと本土のヤマザクラを親に持つ桜のようです。

http://www.ataminews.gr.jp/sakura/index.html(熱海桜について)

熱海市の中心街を流れる糸川沿いを濃いピンクで染めていました。

花の蜜をついばむメジロがたくさん集まって、桜を見に来た観光客もシャッターチャンスを狙っていました。1本の桜に10羽(テレビの中継では20羽とか)以上のメジロが集まっていましたので、撮影したくなりますね。

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また、温泉街といえば、ホテルの中に観光客を囲い込んでしまうため周囲はシャッター通りになっているところが多いのですが、熱海市の中心市街地では人口4万人弱の街とは思えない数の飲食店がありました。

いくら観光地とはいえ、温泉街は昔ながらの観光がメインで、だんだん寂れてきているのが実態だと思いこんでいたのですが、熱海は違うようです。

十数年前に訪れたときは、バスで市内をめぐっていると廃墟になっているホテルが目についたのですが、再開発や建て直しが進んでいる様子でした。

 

高齢者マンション、リゾートマンション、観光客

温泉はたくさんの人を惹きつけますが、ここ熱海では、リゾートマンションを購入して訪れる人もまだまだいるようです。リゾートマンションとは、バブル時代の遺産で、この跡も寂しいものがあるというイメージですが、これも当てはまっていないようです。東京から新幹線で1時間という恵まれた立地、温暖な気候も理由なのかもしれません。

夜、食事をしたお店の大将の話ではお客さまの1/3は地元の方、1/3は観光客、1/3はリゾートマンションの方なのだそうです。

「中銀」ブランドの老人施設も古くからあり、東京からの移住もあるようです。十数年前、観光施設をめぐる「湯~遊~バス」はすでにあったのですが、そのときガイドをしていた方にお話を伺ったところ、定年後、東京から熱海へ移住し、ボランティアでこのバスのガイドをしているとのことでした。「ここはあったかいからね~」とおっしゃっていました。

今回も湯~遊~バスに乗ったところ、ガイドさんが見どころの歴史や謂れなどを説明してくださっていました。きっと、この方もボランティアなのでしょう。東京から移住していらしたのかしら?と思ってしまいました。

http://www.city.atami.shizuoka.jp/page.php?p_id=319(湯~遊~バスについて)

年齢を重ねると、温暖な気候、温泉に惹きつけられるのでしょうか?

ただ、少子高齢化の時代には逆らえず、熱海市の人口は逓減してはいるようです。

http://atami.securesites.net/userfiles/page197/juminkiroku.pdf(熱海市の人口の推移)

 

温泉に行く観光客といえば、高齢の方を想像するのですが、今回の熱海だけではなく、日本3大名泉のひとつ下呂温泉でも若いグループやカップルも多く見かけました。

何回見ても若者と温泉の組み合わせは意外な気がするのですが、これは私の思いこみで、若者にも温泉は人気があるのですね。

熱海市への観光客は平成23年度までは逓減していたのですが、平成24年度は増加しました。この原因はまだ調査中ですが、観光調査によると、平成24年度、25年度で観光客誘致に力をいれているようです。平成25年度の数字は未確定なのが残念です。

http://atami.securesites.net/userfiles/page495/h25atamishinokanko.pdf(熱海の観光)

 

海外からも

宿泊した旅館では、帳場に「インバウンド料金の設定について」という書類が置いてあったので、「もしかしたら、これが熱海活性化の鍵?」とお店の方にヒアリングしてみました。残念ながら、「これは、インターネットの宿泊サイトからの依頼で、熱海市や観光協会からの依頼ではありませんよ」とのことでした。

観光には「インバウンド」海外からの観光客を呼び込むということがキーワードになっている昨今です。温泉もインバウンドの大切なキーワードになっていくのでしょうね。どうやって海外からの観光客を呼び込み、リピーターを囲い込むのかが大きなテーマとなっています。

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おいしい食事は必須

観光にはご当地の食材を使った、おいしい食事も欠かせません。熱海にもたくさんの飲食店がありました。特に気になったのが、印象ではありますが、喫茶店、地魚を出す寿司屋が多いように思えました。また、手の込んだ地元の食材を使ったお料理を出すお店にも簡単に出会えました。

熱海という土地にプライドをもっているのだなぁと感じました。

昭和の時代は、熱海と言えば「貫一・お宮」「おじさまがたの宴会」というイメージがあったのですが、そのイメージを変えなくてはいけないようです。訪れて楽しい+おいしい+温泉もある熱海になっているのですね。昔ながらの趣も捨てがたいのですが、新しい熱海の魅力も楽しみです。

また訪れてみたいまちになりました。今度はしっかりと調査しなくては!


 
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