2015-09-24 | ブログ
大人になって初めて、キャンプに行ってきました。
お恥ずかしいのですが、キャンプは中学校の山の学習以来だったような気がします。
ほとんど初体験でしたが、キャンプの先輩方にお世話になりながら、楽しく一晩過ごしてきました。
キャンプ用品というのは、優れモノがたくさんあるのですね。といいますか、優れモノばかりで驚きました。
そして、当然といえば当然なのですが、キャンプは非日常で、災害時にも活用できる経験やグッズの宝庫でした。
中学生のときと比べて、いろいろと進化しているのですね。
ほんの一例では、
・ コンパクトにしまえて、軽量。(道具だけでなく、食料もコンパクトに)
・ 火力の強い調理器具。(カセットボンベが使えるので火力は安心)
・ 保温性のよい就寝グッズ
など、ひとつ一つに驚きと技術の進歩に感心してきました。
今更ではありますが、「これは災害時にも使える!」と実感しました。
アウトドアのグッズを製造しているメーカーからも「非常用持ち出し袋」がでているそうです。
ホームセンターで購入するよりも高価なのですが、品物は持ちがよく、繰り返し使えるものです。
(キャンプの先輩方の説です。私はそう言えるほど使っていないのが残念です。)
中身も少し違っています。登山用品・キャンプ用品を製造しているだけあって、視点が違っているような気がします。
例えば・・・
エマージジェンシ―イニシャル セットでは、
軍手 ではなく ノーメックスグローブ(耐火性もあるたいへん丈夫なグローブ)
懐中電灯 ではなく HCヘッドライト(暗い中でも両手が使え、明るいのです)
はさみ ではなく ビクトリノックス(はさみだけではなく、ナイフやドライバーもつている多機能なツール)
などなど。
これらの使い方に慣れるためにもキャンプは有効だと分かったのです。
(写真は、モンベルのホームページにあるセットです。)http://webshop.montbell.jp/sys_img/related/ecinfo_002_00856.jpg
こんな小さな即席めんも!
カップヌードルなどおなじみの麺が大きさ半分になっています。
食べ慣れたものを食べると、日常を取り戻せるそうです。日常を取り戻すには、食べることが一番早いそうです。おいしいものをたくさん食べたはずの旅行から帰って来たときも、帰ってからのいつものお茶やコーヒーは、ほっと落ち着きますものね。
http://shop.nissinfoods.co.jp/product/refil/
フリーズドライのスープやシチューもあります。これなら、たまには手抜きしたいときにも使えそうです。
周りは暗く、とても静かで、川のせせらぎと虫の合唱だけが聞こえました。
大人にはこういう時間が好まれるのでしょうね。
2015-09-18 | ブログ
今年度、HUG(避難所運営ゲーム)や防災まちづくり関係のお話をいただいています。そのときにお願いしていることが一つあります。
今年度は、自治体が主催、参加するのは市民の方なので、ありがたいことに、そのお願いは実現しています。
災害に対する認識を共有するために
それは、被災地に応援にいった自治体職員の方にHUGを始める前に15分~20分ほど、報告をしていただくことです。
これから来る災害に備えようという地域にとって、(被災された方々は別として)現地に行って内部者として活動してきた人の話ほど、臨場感のあるものはないのでは?と考えています。消防士、保健士などの資格を持った方だけではなく、社会福祉協議会の職員、復興に必要な都市計画や区画整理のエキスパート、などなど、たくさんの部署から被災地へ行っています。
それぞれの方の話を聞くだけでも興味がわきますし、実際に見聞してきた、体験してきた話は臨場感があります。
その話を聞いて、被災するというイメージを参加者のみなさんと共有できれば、と考えています。
もう一つの理由
庁舎内で自治体職員間では被災地支援活動の報告会は設けられていると思われます。しかし、市民がその話を聞く機会というのはほとんどないのではないでしょうか?
市民が聞くとすれば、研究者の報告やNPOの報告、ボランティアの体験談などは、興味を持って情報を探して出かけていけば、聞くことができます。そういう機会は、もちろん、それぞれの立場の視点から見えた、さまざまなことがわかる貴重な機会です。手弁当で現地まで足を運び、活動するという尊い行為のお話です。
では、わがまちの自治体の職員は?というと、もちろん、たいていの自治体からは被災地へ任務として、年間数名が支援に行っています。現在も被災地に赴き任務をこなしていらっしゃいます。自治体職員の目で見た被災地の状況や復興の状況、その内情などを市民も知っておくというのは大切なことではないか?と考えています。
市民が手を出せない「行政」として行う領域について(行政内部の手続きなど)、また、業務として関わる中で得られる知見など、東日本大震災の支援活動から学んだことをたくさん持っていらっしゃるはずです。
そんな事柄を市民も共有して、減災や事前復興に活かすことができれば、市民も自治体も、赴任した職員もうれしいことではないかと考えています。
さらに付け加えると、自治体の職員は自治体の費用で支援に行っているのですから、市民がその話を聞く機会がないほうが不思議なのかもしれません。
出前講座で「聞く会」を設定してもいいかもしれませんね。
反応は
職員の方の話を聞いた参加者の反応は、良好、といいますか、初めて聞く話に興味深々で、前のめりになって聞いてくださいます。
そして、わがまちからもちゃんと被災地へ支援にいっている職員がいるのだなぁと認識してくださり、誇らしい思いをもってくださるようです。
公費とはいえど、せっかく、現地でがんばってくださっている方がいらっしゃるのですから、わがまちの誇りにしたいですよね。
2015-09-14 | お知らせ
ホールシステム・アプローチの中の一つ「ワールドカフェ」のイベントのご案内です。
ホールシステム・アプローチの中のひとつ、「ワールドカフェ」。身近なところでこの言葉や方法に
接する機会が増えていませんか?
今年は、この「ワールドカフェ」が誕生して20年になります。
そこで、ワールドカフェの考案者、アニータ・ブラウン氏の話を直接聞こう!ワールドカフェの真髄に触れよう!という企画があります。
実行委員会を組織して、現在もコンテンツやITのテストなど日々打ち合わせを重ねています。もちろん、9会場の実行委員会もオンラインでのミーティングです。
内容は
・アニータ・ブラウン氏のオンラインによるレクチャーと対話
・アニータ・ブラウン氏の一番弟子、エイミー・レンゾー氏による日本の9会場をオンラインで結ぶワールドカフェ体験
となっています。
名古屋会場のご案内
日時:10月25日(日)
10:00~17:00
場所:名古屋都市センター11階 まちづくりホール
参加料:一般 3,500円
IAF-J・FAJ会員、未来茶輪・アイディア工場参加者 2,500円
学生 1,500円
お申込み:twc20nagoya.peatix.com または fajイベントページよりお申込みください。
*ワールドカフェの「ホスティング=おもてなし」の心を、どのように発揮するか?を楽しみながらミーティングしています。
楽しんでご参加くださいませ。
2015-09-04 | ニュースレター
ニュースレター第49号「子どもの権利を伝える」
子どもの権利に関する条例の制定後、毎年開催される中高生による「子ども会議」。
今年は施行5年目という節目です。
子どもの権利の標語を子ども達が考えるワークショップでメインのファシリテーターを務めました。
①3時間×2回、②7つの子どもの権利の柱それぞれに標語をつくる、というミッションに加え、
私も③できるだけ参加した子どもたちが交流できるようにする。④安易な選択はしないで、みんなの意見を繋ぎ、止揚する合意形成を行う
を自分に課して行いました。
子ども達は見事に応えてくれました。素晴らしい子どもたちでした。