ソーシャル・アクティ まちづくり&組織の活性化・ファシリテーション

社会が、一人ひとりが、生き生きと生活できる社会の実現をめざしています。

ブログ・お知らせ
2018年 3月

中高生の想いをサポートする

2018-03-25 | ブログ

毎月開催している「未来茶輪」

3月は春休みスペシャル!中高生が話題提供してくれました。

とても素敵な時間となりましたので、ご報告します。

 

未来茶輪は

名古屋都市センターさんの11階にある喫茶コーナーをお借りして、毎月1回開催しています。

カウントしているもので48回目となりました。(本当は、もう50回越えているのですが)

主に平日の夜18:30~20:00、ドリンクや軽食・お菓子などを持ち寄って運営しています。

「まちづくり」をキーワードにゲストを迎えて20分~30分ほど話題提供、質疑応答、参加者で対話、発表の流れで進めています。

 

話題は

先日は、中学生と高校生の二人が話題提供してくれました。

名古屋市のいくつかの区で展開していた「ミニ ミュンヘン」が彼らの住んでいる区で廃止となったので、自分達で開催したいと頑張っているのだとか。

*ミニ ミュンヘンは子どもたちのまちを子どもたちがつくり運営するというイベントです。商店も銀行(地域通貨を発行します)も、そして村長も選挙で選ぶという、まちをつくっていく!というものです。キッザニアの手づくり版のような感じでしょうか。歴史的にはキッザニアがミニ ミュンヘンの商業版でしょうか。)

かれらは、昨年、スタッフとして参加し、こんな楽しいイベントを続けていきたいという想いから始めました。

名古屋都市センターさんが毎年開催している「地域のまちづくりびと養成講座」にも参加し、そこに参加していた大人のサポートを得て、準備を進めているそうです。

未来茶輪が始まる前にお集まり、プレゼンの練習もしてくれたそうで、作りこんだことが感じられる、本当によくまとまった資料(パワーポイント)も作成してくれました。この資料だけでも、素晴らしいと拍手を送りたくなります。

そしてちょうど20分のプレゼン。(大人では、こうはいきません。長引く傾向があります 笑)

 

イベントの課題は

今の課題は、お金、場所、人だとか。

お金は、区の助成金を20万円も獲得!したそうですが、まだまだ足りないらしいです。場所を借りるとすると、公共施設の予約は3か月前から、しかも抽選となかなか決まりません。そして、スタッフも足りない…。

こんなたくさんの課題を話し合ってひとつずつクリアしていく、若者(生徒)。それを支える大人。なんて素敵な人たちなのだろう!と思いました。応援したくなりました。

 

参加者全員での対話は、もちろん、3つの課題について。

テーブルを「お金」「場所」「人」に分けて、興味のあるところへ移動。そこでアイデアを出してもらいました。

こんな、素敵な子どもたちを前にして、大人も真摯に課題について語り合いました。

これは中学生の書いたファシリテーショングラフィックです。ささっとペンを持って書き始めたところから驚き!

たくさんのアイディアと(少しですが)寄附金も集まりました。

子どもの気持ち、やる気を大切にしたい!という大人とつながったように見えました。

主催するほうも、やって良かったとうれしくなりました。

 

これからも

こんな場をもっと創っていけたら、うれしいなぁ。

 

最後に、高校3年生が飛び入り参加!

なんと、始まる2時間前に、未来茶輪のこと、今日のゲストのことを聞き、電車で40分くらいの市外から参加してくれたそうです。

きっと、何かしたいという気持ちがあったのだろうと想像します。熱心にメモを取っていました。発表もとっても上手でした。

こんな高校生がまだまだいるんだ!と温かい気持ちになりました。

 

 

 

桜の新名所を市民の手で!

2018-03-17 | ブログ

このところの暖かい陽気で、桜の花の便りもちらりと聞こえるようになってきました。

愛知県岡崎市は、毎年4月1日から桜まつりが開かれ、ソメイヨシノがとても美しい桜の名所です。

https://okazaki-kanko.jp/feature/sakuramaturi/top

岡崎公園の桜(2014年撮影)

 

その岡崎に新しい桜の名所ができています。

桜と言えば、ソメイヨシノが一番に頭に浮かびますが、ソメイヨシノよりも一足早く咲く「河津桜」です。

徳川家康が生まれた岡崎市は、徳川家の家紋から「葵」という言葉をよく使います。この桜も「葵桜」と市民の方々が呼んでいます。

 

以下は、私の記憶の限りですが…

この葵桜は、一人の市民の発想から始まりました。

ソメイヨシノで有名な岡崎。せっかく桜の名所なのに、ソメイヨシノが咲くまでは人は訪れない…。

ということで、ソメイヨシノよりも一足早く咲く河津桜を乙川の堤防に植え、ソメイヨシノが開くまでの間、まだまだ寒い時期に岡崎を訪れてもらおうと考え、少しずつ実行に移していきました。

桜の木の下には、「草取りボランティア募集」の看板が。市民の力を感じます。

ただ、川の堤防は、個人所有ではないので自治体や国の許可が必要になります。

何度も掛け合って植樹を続けたと聞いたことがあります。

市民の方々の応援(資金も手間も)を受けて、みんなで植えていったのだとか。

(今は、お彼岸にも賑わいを!ということでヒガンバナも植えているそうです。)

岡崎市乙川沿いの彼岸花:開花状況

 

 

それが見事に成就し、今では、岡崎市の景観100選にも選ばれるようになったのです。

http://okazakikeikan.boo-log.com/search.php?search=葵桜

その近くでは、発案者で中心人物のお宅のガレージでフリーマーケットを行ったり、トン汁などをふるまったりしながら、知名度を上げ、賑わいをつくっていったのです。

観光名所を市民の手でつくる!市民のパワーを感じます。

 

 

 

そして、散策して体感するだけでなく…

川沿いに建っている公共施設「竜美ヶ丘(たつみがおか)会館」の2階にレストランがあります。

そこから、桜を眺めながら、桜スウィーツをいただく。

目にもお腹にもうれしい時間も楽しめます。

写真は「さくらモンブラン」。桜の香りで幸せ気分です。

 

3月中旬。岡崎へお越しくださいませ。

「地方創生、女性の活躍できる社会」ニュースレター第78号

2018-03-06 | ニュースレター

約1年半、メンバーのみなさんと取り組んできた「まち・ひと・しごと創生戦略」が次のステージへ!

女性のパワーを感じ、信頼してきた時間でもありました。

場があれば、女性は活躍できる!

その場を自分たちで創ることもできる!!

ということを目の当たりにできた、とっても素敵な経験でした。

仲間というよりも同志が増えた1年半でした。感謝を込めて。

ニュースレター第78号「地方創生、女性の活躍できる社会」ご覧ください。

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