2019-09-23 | ブログ
久しぶりに、市民活動団体の交流会をファシリテートする機会をいただきました。
NPO法人さんが指定管理を受託している「市民活動センター」の年に一度の交流会。
これから活動していこうという地域団体の方も参加して、
世代を越えて交流しました。
進め方は
もちろん!ワールドカフェ!!
交流にはピッタリな方法です。
今回は、最後のハーベストタイムには、「この団体と、こんなことをしてみたい」というシートに記入して壁に貼るということにしました。
NPO法人さんとの打ち合わせで、その地域の市民活動団体の状況に沿った進め方としました。
基本の進め方も少し手を入れましたが、しつらえも細やかな配慮がされていました。
始まる前に、一つの団体から複数で参加している方々には事前に話すポイントを共有していただいておいたり、
「こんなことしている団体です」カードを作ったり、
活動のテーマをカテゴリーで分け、さらに色でもわかるようにしたり…
参加した方々が戸惑わないようにさまざまに配慮してくださっていました。
進め方では、自己紹介の時間を区切ったり、話の時間をあらかじめ区切ったりと、とにかく全員が同じ時間話せるように、少し変更しました。
やっぱりお茶とお菓子は必須!
はじめは「お茶をどうぞ」とおススメしても、遠慮してなのか、なかなかお茶コーナーへいらっしゃらない方も多かったのですが、
何度もメンバーチェンジを繰り返すと、だんだん席替えの移動中に水分と甘いものをご自分で補給してくださるようになりました。
(メンバーチェンジの効果がこんなところに出ました!)
お菓子も自分のものだけ取っていっていた方々も、お茶を補給するときに多めに持っていき、テーブルのみなさんにお配りするという「シェア」も起きてきました。
メンバーチェンジのうれしい効果です。
お茶とお菓子。自分の分だけ持っていくのではなく、
みんなでいただこう!というシェアの気持ちを素直に出すことができるようです。
ここから、一緒に何かをしていこうという気持ちにつながってくれることを祈りつつ…
新しいつながりの場に
いろいろな活動をしている団体さんと話してみると、自分の団体がやりたかったことを得意としている団体、自分たちの活動をより楽しくできるようなワザを持った団体などが、同じ市内にあったんだ、と思われたようです。
特に、「まちづくり」というカテゴリーに入っているコミュニティ団体からのオファーがたくさんありました。
コミュニティの活動と一言で言っても包括的で、さまざまなことを取り扱うので、いろいろな団体とつながる要素をたくさん持っていらっしゃるのだということを感じました。
「NPOとコミュニティ」NPO法ができて以来、どうやって協働するのか?というのが課題となっていた時期があります。こんな風に交流会をしてみると、案外、簡単に解決していたのかもしれません。
NPO(法人でなくても)の持つ専門性が地域コミュニティという舞台で活躍できる。
ステキな一歩が踏み出せました。
お互いのニーズを知り、できることを分け合う。こんな素敵な場に居合わせることができて、幸せでした。
2019-09-11 | ブログ
長野市に行ってきました。
善光寺の門前町として発展した、長野市。
長野駅から善光寺までの大通り=参道はとても賑やかで、文化の香りのする通りでした。
建立当時からの営みがしのばれます。
善光寺参道
参道を善光寺へ向かっていくと歌舞伎座のような京都の南座のような…
文化度の高さがわかる建物もありました。
善光寺に最も近い仲見世通りは、古い建物を生かした佇まいになっていました。
タイムスリップしたような街並みにです。
一つ一つが誇りをもって建っているようで、その思いが伝わってくるようで、歩いていてとても気持ちのよい場所でした。
エリアをリノベーション
参道の中に、「ぱてぃお大門」という一角がありました。
蔵楽の庭(くらのにわ)がコンセプトで、空き家となった商家、空き蔵が集まっていたこの地を町並み保全のために地元の有志組織が有限会社を立ち上げ、土地を取得。
その後、TMO(タウンマネジメント会社:まちづくり会社と呼ばれることが多いです)の(株)まちづくり長野が中心になってリノベーションを進め、事業をスタートさせたそうです。
(http://www.toshimirai.jp/machidukuri/t16_daimon.html)
一角の中にはいくつかの小路があり、飲食店や雑貨店なども入っており、歩くのが楽しいエリアになっていました。
小路は外の道につながっていて、いろいろな所から出入りができます。どの道がどこへつながっていくのか?散策が楽しくなります。
残念なことに、夕方18時ころ歩きましたので、閉まっている店舗が多く、にぎわいの雰囲気を楽しむのはできませんでした。
(にぎわっているところを歩いてみたい)
リノベーション、もう一件
長野駅から県庁方面に向けて歩いているときに、3軒つながった長屋(テラスハウス)が揃ってリノベーションされており、道から見える範囲でも若い店主とお客さんが入っていました。
カフェとクラフトのお店、花屋もありました。
3軒連なってリノベーション!とはいかなくても、ところどころのお店をリノベーションして営業しているような店舗もいくつかありました。
長野市はリノベーション先進地だったのです!
用水が張り巡らされているようで、水の流れる音も聞こえました。
(その昔は、川から水を引いてきて水田を潤していたそうです)
細い小路、用水路(と水の音)
まちあるきが楽しい長野市街地でした。
農業遺産もあります
長野県庁の庭に、分水工(ぶんすいこう)というらしいのですが、水を分ける装置がありました。
お話を伺うと、水は昔から大切なもので、地元の人々で水利権を分け合い、その割合で水がいきわたるように用水を分水工で分けていたとのことでした。
水利ってこんな知恵を生むほどの大切なことなのだと分かりました。(河川の権利が入り組んでいるのも仕方ないのかもしれません)
長野県にはたくさんの円筒分水工があり、農業遺産としてなっているそうです。
https://www.iijan.or.jp/oishii/topics/pastreports/nogyoisan/post-2069.php
古いものを大事にして、新しく活用している長野。
まだまだ、奥が深いです。
2019-09-02 | ニュースレター
毎年、担当させていただいています、「子ども会議」のファシリテーター。
今年は、子どもの権利条約が国連で採択されて30年。
今年の子ども会議のテーマは「子ども条例 未来の新聞」でした。
こど子どもの権利が広く知られ、実行されていると、子どもはどんな暮らしをしているのか?その子どもたちがいるまち(自治体)は、どんなまちになっているのか?について考え、新聞にしました。
とてもユニークなアイデアも出ました。
考え方の枠を外すことができれば、あとはみんなでワイワイと想像し、楽しいうちに記事が書けてしまいました。
記事の詳細は、また、改めてご案内しますね。
ニュースレター第96号「子どもの権利で未来の新聞を作りました」こちらからご覧くださいませ。