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ブログ・お知らせ
2022年 8月

夢のつり橋を渡ると…

2022-08-23 | ブログ

静岡県の寸又峡に「夢のつり橋」がかかっています。
美しい水の流れと渓谷。
ここにかかるつり橋が有名な場所です。
大井川鉄道も蒸気機関車が走ることで有名。近頃は、機関車トーマスが走っています。
(トーマスは、ここで働いていたのですね)

初めて渡りました。

エメラルドグリーンは水がきれいな証拠

ここは大井川の上流で、水がエメラルドグリーンでした。
不透明な緑色は不思議です。
これは。チンダル現象とよばれるもので「カーテンの隙間から差し込んだ光が筋として見えたりする、コロイドに光を通したときに光が筋としてみえること」とのことだそうです。

わずかな微粒子が溶け込んだ非常にきれいな水の場合、微粒子の影響で波長の短い青い光だけが反射され、波長の長い赤い光が吸収されるという現象が起こります。これが「チンダル現象」です。(https://yumenotsuribashi-sumatakyo.com/know/secret/より)

朝、9:00過ぎ、宿を出て約1時間半と言われたコースを行きました。

つり橋を渡ると…

宿の奥さんに「つり橋を渡ったら、300段くらい登ってね」とルートの説明をうけ
「300段ね。了解!」と気軽に歩き始めたのでした。

つり橋は長いものではなく、順調にわたりました。
観光客もあまりいなかったので、ゆっくりと渡りました。
橋の上からの眺めは、エメラルドグリーンの水と山の緑に囲まれて「映えスポット」でした。
本当に美しい!

と、、、

美しい眺めを堪能した後に、覚悟の甘さを思い知るのでした。

とっても急な階段が控えていました。そして、風が抜けずに暑い。
途中で何度も引き返したい思いになるのですが…
「コロナのため、一方通行」と看板があり、引き返す訳にもいかず。
前進あるのみ!

今、中間地点。とか、あと何段。とか標識があると、とっても励みになるのになぁ(ほとんど、お祈りの状態(笑))

飛龍橋まで出られれば、後は、ゆっくりと下り坂をおりてゆけばよかったので、
湧き水の冷たさを楽しみ、景色を眺め、つり橋を上から堪能できました。

寸又峡夢の吊り橋,チンダル現象の写真(https://yumenotsuribashi-sumatakyo.com/know/secret/より。プロの写真は違います💦この橋の向こう側の険しい山を登っていきました)

苦行の後の爽やかなひとときでした。

美女づくりのお湯

最後に、寸又峡温泉について
1962年に源泉が自然に湧きだしたことから温泉地としての歴史は始まります。はるか昔に大間川の左岸に野生動物が寝ており、そこから源泉が湧いていたことから温泉を発見したという説も残されています。1889年に集落の共同浴場、湯山温泉として開発されましたが、1933年にはダム開発に伴いこの源泉は沈んでしまします。

その後、3回に渡りボーリング調査に乗り出し、1957年に新しい源泉が発掘されました。この源泉は、主に南アルプスの登山客などに利用されていましたが、1962年に湯山から温泉街まで約3790mの距離を引湯し、寸又峡温泉として一歩を踏み出しました。
https://omotenashi.work/column/onsenchi/より

ダムに埋もれてしまったまちだったのですね。
寸又峡温泉は一つの集落になっていて、昔の温泉地の雰囲気も残っています。
そして、「美女づくり」どんなお湯なのでしょう。

無味無臭ですが、トロトロの美容液のようなお湯でした。
温度は高くないので、ゆっくりと浸かっていることができます!
お湯から出ても、お肌つるつる。効果はずっと続いていました。
宿の奥さんもお肌つやつやでした。

(https://oi-river.com/places/279 より。町営の日帰り温泉。入りたかった~)

ところ変われば品変わる
といいますが、お水も変わるのですね!
まちの風景と歴史、人の営みに触れる、旅の醍醐味を満喫しました。

 

 

『まちづくりの実践』古い本ですが、新しい発見!

2022-08-13 | ブログ

このところ、20年以上前(?)に大学院に入った頃読んだ本やその頃読んだ本を読み返す機会が多くありました。
古典いうのは、どのくらい前のことをいうのか?は不明ですが、
根本だなぁと思う本は、時代が変わっても不変!ということを感じております。

今日はその中の一つをご紹介します。

『まちづくりの実践』から

例えば
田村明『まちづくりの発想』1987年、岩波新書
田村明『まちづくりの実践』1999年、岩波新書
を読み返しました。
(「たしか、研究計画書を書くときに、読んだなぁ」と懐かしく思いながら、うっすら被っていたほこりを払ったのでした)

(アマゾンより。どうやら絶版になっているようです。残念)

田村明!といえば…横浜市役所に勤務時代に都市づくりの総合プロデュースを進めたことが有名で、高速道路の地下化、港北ニュータウンなその横浜市6大事業、横浜スタジアム建設などを担当されました。その後、法政大学で教鞭をとられました。
横浜へ行くと、軌道の残る道をみたり、赤レンガ倉庫をみたりすると「田村先生だ!」と思って、オタクっぽい感動に浸っていたりしたことを思い出します。

まちの歴史やまちづくりのヒストリーを見たり聞いたりすると、ついつい語ってしまいたくなりますよね。
当時、友人からは「オタクだねぇ」と言われたりしていました。

その中に、例として出てきた福岡県の柳川市。
柳川市にある掘割はかつては運搬や飲み水などとして使われていたのに、高度成長期にどぶ川となってしまった。
そのどぶ川を暗渠にするという計画が持ち上がり…。以前、上水道担当だった市の係長が調査研究して、その計画を止めた!
そして、掘割の水を住民とともに浄化し、今では観光の名所にもなっている。

川下り(https://www.city.yanagawa.fukuoka.jp/kanko/kawakudari/kawakudari/kawakudari.html より)
市のホームページのトップも飾っていました。↓

yng-header.png

福岡へ行ったついでに、柳川まで行き、観光船に乘って、しみじみご苦労や住民の方々のご努力を思い浮かべつつ・・・
(というよりも、観光を)たのしみました。

思わぬ発見!

行った当時はアナログの写真なので、データがないなぁとネットで探していたところ、
なんと!「柳川掘割物語」というタイトルで、映像化されていました!!

しかも、製作は宮崎駿!以下のような豪華メンバー。

  • 製作:宮崎駿
  • 脚本・監督:高畑勲
  • 撮影:高橋慎二
  • 監督補:宮野隆博
  • 撮影助手:戸塚均、平尾恭一
  • 照明:八巻貢
  • 録音:鈴木武夫
  • ネガ編集:高橋辰雄
  • 監修・脚本協力:広松伝
  • 解説:加賀美幸子、国井雅比古
  • 主題歌:間宮芳生「柳川掘割物語」
  • プロデューサー:久保進

 https://www.disney.co.jp/studio/ghibli/0391.html より

(ニコニコ動画でも配信されていました。)

ジブリのみなさんの心にも響いていたんだ!と、何故か誇らしく思ってしまったのでした。(全く関係ないのですが💦)
まちへの情熱が実った、素敵な事例でした。(もちろん、ご苦労のほどは、はかり知れません)

今のように、自治体職員の人数が足りないような状態では、柳川掘割物語のようなことは期待してはいけない期待したら、申し訳ないと思うのですが…

水俣病も市の職員の地道なご努力がきっかけで公害病に認定されたことを考えると、自治体職員って、尊い職業だなぁと思うのでした。

協働すれば、もっと!

職員さんと住民がもっと早くから協働していれば?
「たら」「れば」の仮定は難しいですが、住民の中の理解者と協働すると、活動の広がりや速度も変わり、もっと苦労せずに成し遂げることができたのかも?
もちろん、住民を納得させるようなデータを揃えるとか、先の見えないことを理解してもらい、協力を得るのは、想像するだけで、暗い気持ちになりますが…

たった一人に任せてしまって、よいのだろうか?とも。

市民としても、葛藤するところです。(市民が主体で進めるまちづくりの活動ももちろん!枚挙にいとまがないのです)

 

いろいろなことを考えさせられ、新しい発見もあり、応援してもらえた!という本でした。

〇十年も開くことがなかった本ですが、名著とか基本書とされるのには、ちゃんと理由があるんだ!と納得しました。

「まちづくり」の「まち」とは何か?を改めて考えていこう!というきっかけにもなりました。

 

ニュースレター第131号「子どもと百人一首あそび」

2022-08-02 | ニュースレター

子育て支援法人が社会実験で学童保育をしました。
今までも少人数で行ってきましたが、会員を増やそうと預かる範囲を広げて1か月行いました。

いくつかもプログラムを担当しましたが、長期で取り組んでみたいのが、「百人一首」です。
古典文化が詰まった5.7.5.7.7。
絵を見ても美しい、大人になればなるほど沁みてくる歌を詠んだときの気持ちや時代背景。
歴史に興味をもってほしいとの願いもこめて…。

小学校低学年では、坊主めくりからですよね。
呑み込みが早いので、絵札の神経衰弱にも挑戦しました。

じっくりと楽しみながら、展開していこうと企んでいます。
子どもと何かするのは楽しいです。

ニュースレター第131号「子どもと百人一首あそび」以下からご覧くださいませ。


 

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