ソーシャル・アクティ まちづくり&組織の活性化・ファシリテーション

社会が、一人ひとりが、生き生きと生活できる社会の実現をめざしています。

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2022年 9月

木こり体験してきました

2022-09-21 | ブログ

先日、愛知県岡崎市で行われた「木こり体験」に参加しました。
https://www.city.okazaki.lg.jp/houdou/p036135.html)
「森の女子会」!ネーミングにもちょっと心を惹かれました(笑)

平成の合併で岡崎市と額田町が合併して、岡崎市では森林の面積が60%を占めるようになりました。
(森林課という部署もあります!)

しかも、合併で岡崎市は水源を自分の自治体内にもっているということになりました。
なんと75%!

昔は、水争いってありましたよね(歴史で教わったような記憶があります)
農林水産省にも紹介がありました。

(https://www.maff.go.jp/kanto/nouson/sekkei/kagaku/kokudo/06.html)
 これを読んで、改めて、水は人(もちろん、動物)が生きるため、植物のために必要なんだと思いました。
そんな争いからは解放されている!ということなんですね(今は、水田用ではなく、別の形でありそう)

文明の存続には、自然の維持管理(もちろん、森の維持管理も含まれています)が重要なカギだと言われています。
ジャレド・ダイアモンド(アメリカの進化生物学者、生理学者、生物地理学者、ノンフィクション作家)が書いた『文明崩壊』にありました。

今の日本での自然災害も山の管理が関係していますよね。
熱海の土石流災害も盛り土の管理(→自然とどう付き合っていくか?)の問題だったのでは?

と、理屈はあれこれつけられますが、単純に「おもしろそう」という気持ちで参加しました。

定員が15名なのですが、なんと応募は28名だったとか!狭き門をくぐったんだなぁと感慨にふけりつつ…
午前中は山に入って間伐伐採体験
昼食は額田地区のネパール料理(カレー)
その後ウッドテラスでヨガ体験
しかも、時間中は車で同行してくださるという贅沢。

リピーターの方も数名いらっしゃいました。

5人1組で2本の木を伐採。その後には、チェーンソー体験も!
てのこ(のこぎりで
ギコギコと切っていきます)では、交代しながらでしたので、体力は充分!持ちました。
ただし、急な斜面を歩いたので、後から筋肉痛が…

チェーンソーもとても丁寧に説明してくださったので、無事に丸太を切ることができました。

このときに、間伐伐採のボランティアをしているという女性がチェーンソーで木を切るデモンストレーションしてくださったり、ご一緒にヨガをしてくださったり(最後には、ボランティア団体への参加もPRしてくださるという💛)
こんな表現でいいのか?とは思うのですが、木を切るというのは、とっても体力が必要なのでは?と思っていたので、
女性でも、しかも、年齢そんなに若くなくても(…失礼しました。ただ、体力の衰えを痛感するこの頃なので、お許しください。)
間伐の伐採ができるんだと思い、ちょっと心強くなったのでした。

木を切るのはチェーンソーでできても、重い荷物をもって山に入るってたいへんだろうなぁと想像しております。

そんな懸念を楽々クリアして、ボランティアされている!ステキな方です。(尊敬)

急に使った筋肉をほぐしながらのヨガ体験も、青空の下、隣で川がさらさらと流れる音も聞こえて、自然を満喫した一日でした。

こんな素敵な機会。
もっとたくさんの方に体験してほしいなぁ。
リピーターになる気持ち、分かりました!

来年度は、アドバンス偏も企画中だとか。市の広報をチェックしないと!と誓うのでした。

普段、公園などで木の傍にいたり、海を見たりというのとは、一味異なる自然体験でした。
山とともに生きるのは、もっと大変だとは思うのですが、この夏の額田地区とのご縁を振り返りながら、山の大切さを考えてみる時間となりました。

『多様性の科学』多様性ってよく耳にするけれど…

2022-09-14 | ブログ

『多様性の科学』を読みました。

多様性いう単語、よく耳にも、目にもします。
近頃、ますますその機会が増えているような気がします。

さまざまな人がこの世界にはいます。
というか、自分以外はみなさん、多様…(他の方から見れば、自分が多様な人の一人ですよね)

その多様性を科学的に証明する?効果を検証する?
どのようなことが展開されるのか、楽しみにページをめくっていきました。

本の帯に、映画のように科学するとありましたが、事例のストーリーとその検証(というか、ストーリーをつなぐ?)
確かに、小説を読むような気持で読み進めました。

この中で、一番印象に残ったのが、
「多様性は、集合知である。その集合知のためには、コミュニティの中でお互いに信頼していることが大切。そのためには、コミュニケーションをとることがカギ」
でした。
これは、『フィンランドの国家戦略イノベーション』の中にもあった内容と同様で、こちらの本にはこんな趣旨のことが書かれていました。
「知識資本主義の時代にむかっていくためには、イノベーションが起ることが必須。イノベーションを起こすのは、人。その人をどのように育成していくか?については、一人ではイノベーションは起こせない。人と人の間で生まれる。そのためには、お互いが信頼することがベースである。とすると、コミュニケーションをとって信頼関係を築いていくことが求められるのだ。」
ということでした。

そして、「信頼できるようなコミュニケーションをとる、イノベーションが起るような話し合いが行われるようになる。」(これが、市民の参加、民主主義につながっていくともありました)

フィンランドの国家イノベーションシステム

そこには、ファシリテーションが必要で、小学校入学前から、ファシリテーションを体得させていくことが求められる。なので、フィンランド・メソッドと言われる教育方法には、ファシリテーションの要素がちりばめられていたのです。

『多様性の科学』には、リーダーについても書かれています。
これが、また既視感。
リーダーがいる集団といない集団についての考察がGoogleを例に書かれていました。
そのリーダーのタイプが「支配型」と「尊敬型」と2種類あります。
(クルト・レヴィンの実験だ!と思わず、声を出してしまいました)

レヴィンは、支配型を専制的リーダー、尊敬型を民主的リーダーと呼んでいました。
実験の中、専制的リーダーの下では、グループのメンバー間では、互いに無駄な話はせず、作業も言われたことを黙々とこなしているが、メンバーはバラバラになっている。
民主的リーダーの下では、メンバーはお互いに信頼し、協力しあって作業を行う。そして、キラキラした目で、成果もあがっている。

さて、話を戻しますと…💦

イノベーションと多様性の関係は、
それまで関連なかった異分野(ここが多様でないと異分野にならない)のアイデアを融合することができる。
異分野は、従来の慣習への疑問があることが必須で、その疑問は、従来の枠の中にいると見つけられない(見つけにくい)ものであると言われています。
そこで、出てきた疑問を受け止め、新しいアイデアを組み合わせるとイノベーションが生まれると言います。

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従来の枠組みの中にいる当事者でも、一旦、第3者として枠の外に自分を置いて見ることが大事。とありました。

自分にこの、幽体離脱のようなことができるか?
訓練が必要な気がします。

今まで、多様性というと市民社会の中の多様性、さまざまな言語・文化を持った人が対等に暮らしていく。
暮らしやすい地域社会をつくっていくためには、さまざまな視点が必要で、そのためにも、さまざまな人・文化を大切にしていこう!
というような認識でした。

この本を読んで、一口に多様性といっても、ゆるい条件のようなものがあり、そのためにはスキルも必要になるということが理解できたような気がします。
そして、多様性は集合知を生み出し、イノベーションが起っていくということも分かりました。

今度は、それをどう、実現させるのか?が課題です。
イノベーションが起きて社会が変化していくためにも、ファシリテーションの力を借りることが必要だと思いました。

ますます、これからもファシリテーションが大切なスキルになっていくということを思いました。

地域社会でのイノベーション。これが多発していくと、どんな社会になるか、とっても楽しみになってきました。
多様性が生み出す、集合知やイノベーションは、まちづくりでいうところの「よそ者、若者、ばか者」なのでは?と思い至ったのでした。


 

 

ニュースレター第132号「子どもたちと話し合い」

2022-09-03 | ニュースレター

夏休みは、ふだん忙しい子どもたちとワークショップのチャンスです!

今年は、2つの会議をファシリテートさせていただきました。

中高生との会議と小学生との会議。
どちらも、子どもたちのパワーで見ている大人も笑顔になりました。
未来を生きる子どものパワーでしょうか。

そして、その子どもたちがパワーを発揮してくれるためには、アイスブレイクが重要だと実感しました。
知らない子ども同士で話し合うのは、大人でもけっこうしんどいですよね。
ましてや、子どもですもの。

ていねいなアイスブレイクが必要でした。
参加してくれた子どもたちがフラットに(特に子どもでは年齢が違うとお互いにプレッシャーになりますよね)できるだけ対等に話せるように工夫するのもファシリテーターのミッションの一つだと思いました。

まずは、ファシリテーターのテンションをあげないと!でした。

ニュースレター第132号「子どもたちと話し合い」ご覧くださいませ。

 


 

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