ソーシャル・アクティ まちづくり&組織の活性化・ファシリテーション

社会が、一人ひとりが、生き生きと生活できる社会の実現をめざしています。

アツイ想いを発信する!

2022-02-13 | ブログ

ちょうど今、FAJ(日本ファシリテーション協会)中部支部で1~2月の連続定例会(イベント型)というのを開催しています。
ちょっと新しいことしてみよう!と集まった仲間とともに企画しました。

昨年6月にあったFAJの大阪サミット(FAJ内での全国イベント)で、サミット宣言がでました。この中に、「孤立と分断をファシリテーターが解消する」というくだりがあります。この「孤立と分断」の解消に向けて、何ができるかを考えてみよう!という趣旨です。

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毎回、ファシリテーションとはあまり関係のなさそうな、でも、社会課題の解決に挑戦している方をゲストにお呼びして
30分くらいのお話と対話、共有などで2時間を過ごします。

その第2回が「にっぽんど真ん中祭り(略して「どまつり」)を立ち上げて23回も継続させている、現在は公益財団法人にっぽんど真ん中祭り文化財団の専務理事、水野孝一さんがゲストでした。https://www.domatsuri.com/

(https://www.domatsuri.com/ より)

どまつりは

名古屋の夏の風物詩にもなっているような
毎年、8月の終わりに開催される、よさこい踊りから出発した踊りの祭典です。水野さんのお話では、名古屋には(徳島のよさこい節や北海道のソーラン節などの)有名な民謡がなかったので、各地の民謡を元に創作ダンスをしてもらおうと始めたそうです。なので、お国自慢ができます!
お国自慢ができるのは、まちづくりでは地域アイデンティティが醸成されること。まちづくりにもピッタリなお祭りです。

そういえば、地域のつながりをつくっていくには、イベント(祭り)が一番と昔から言われています。

そして、「観客動員ゼロ=全員参加型」をコンセプトにしていらっしゃいます。

水野さんもファシリテーションのスキルを使って、さまざまな会議、プロジェクトを進めていらっしゃいました。

数々の物語があって、(ありすぎて)どまつりのことを語りだすと、これまたキリがありません。

そして!

以前、ご縁をいただいてどまつり合宿のファシリテーターをさせていただいたことがあります。
(ピンチヒッターでした)

そのとき、水野さんにお目にかかって、「アツイ想い」を持った方だなぁ。この熱量でどまつりもアツイのかしら?と思っておりました。
毎年、ファイナルステージを生で見ていて、病みつきになっております。

今回は改めて、公益財団法人になった経緯や、コロナ禍の中でも(2020年、2021年)オンライン開催とした想いなどをお聞きしました。(初めてのお話も多く、とっても興味深いものでした)

お話の中で、何度も口にされていたのが「発信」という言葉でした。口にする。発信する。
有言実行という言葉がぴったりでした。

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想いを口にすること。言い続けること。
これが、大切なんだ!思いました。

コミュニティ・オーガナイジングという手法があります。
人を巻き込むためには、私→私たち→それをするのは「今」と語るというものです。
水野さんのお話の中にも「私たち(水野さんは我々とおっしゃっていました)」が何度も出てきました。
私たちが「今」実現させていく!というとっても力強いメッセージが語られていました。

こんなにアツく語られると、ついつい引き込まれてしまいます。
そして、それがとっても心地よいのです。
私にもできるかも!関わってみたい!!という気持ちになります。(巻き込み力とはこういうことかも)

きっと、引き受ける覚悟=胆力があって、その上で想いを語るから力強さがあふれているのでは?と思いました。

その後は?

水野さんのお話に刺激されて(そそのかされて)、ついつい、いろいろなことをしてみたい!と妄想してしまうのでした。

こんなに力強いファシリテーターになれたら…
何かを語るとき、まっすぐに将来を見ながら想いを込めて語る!
ファシリテーターとしては、ワークショップなどでは、あまり自ら自分の意見を言いませんが、
自分の想いについては、ここぞ!という時だけでなく、普段から言葉にして発信し続けることが、自分の想いを実現させることになり、
力強いファシリテーターになれる方法なのだと思いました。

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これからも、より精進していこう!
(ここぞ!という時には)アツく語るファシリテーター(もちろん、行動も!)を目指してみようと思いました。

 

ニュースレター第125号 説明会の司会でもファシリテーション

2022-02-02 | ニュースレター

名古屋城の天守閣、木造復元の説明会の司会を毎年、させていただいています。
いろいろな方がご質問されます。

質疑応答の場面で、ファシリテーションが役立っています。

質問される方の内容をメモし、要約して、回答者につなぐ。
ここにファシリテーションのスキルが役立っていたのです。

メモは、ファシリテーション グラフィック
要約して復唱するのは、対人関係のスキル
第3者の立場で、その場に臨むことは、ファシリテーターの在り方やマインド
両者からは中立に立って、要約、復唱することも、在り方です。

ファシリテーションはいろいろな場面に役立つのだ!ということを実感しました。

ニュースレター第125号、ご覧くださいませ。

 


 

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歩くと見つかる!身近な自然

2022-01-22 | ブログ

コロナ禍の中、気が付いたらPCの前に一日座っているということ、ありますよね。
一日歩いた歩数が数百歩という日も少なくなく。
みなさまも、「運動」を心掛けていらっしゃるかと…
今まで車で出かけていた場所でも、少し歩いてみようか?という気持ちにもなりますよね。

と、思い立ち、自宅から500mほど先にあるスーパーマーケットに歩いていくようになりました。
(今まで、こんなに近いのに車で移動していたなんて。歩いてみると近くて驚きました!)

そのスーパーマーケットまでの道のりには川ではなく、用水が並行してあります。

買い物をした帰り道は、その川沿いを歩いていきます。
すると・・・

この川のことを少し

この川は今、3面張りなのですが、土砂が堆積し、木が育っています。

第 7 章 渓流保全工 2-135 第 7 章 渓流保全工 第 1 節 総説 渓流保全工は、渓流流路に沿ったある

30​~40年経った区画整理事業で、改修されました。(記憶は定かではないのですが、たぶん、改修後30年は経っているかと思われます)
工事前は、鯉や鮒、メダカが泳いでいて魚とりをしたり、
春になると土手には、土筆やノカンゾウが生えてきて、採って食べたりしていました。
魚とりに夢中で川に落ちそうになったことや、ヘビが川を泳いでいるのを目撃したことなど、いろいろな体験をさせてもらいました。

3面張りになってしまうと、すっかり自然は消えてしまいました。
生活排水が流れていたので、改修当時~10年ほどしても川辺に降りると、臭いがしました。
それでも、なんとなく生き物がいる気配がありました。
カニが(発見したときは、もう、死んでいましたが)生息していたようでした。
こんな水にも生き物が住むんだなぁ。

そして、今!

昨年の秋ごろから、川沿いを歩くようになりました。
すると、かるがもの親子がじっと並んでいているのに遭遇しました。

そして、かもがいたり、鵜がいたり、シロサギまで。いろいろな鳥が来ています。
今日は、どんな子たちに会えるのか?を楽しみに歩いています。

カラスが、大きな魚をついばんでいるところにも出くわしました。
鯉が川で泳いでいましたが、まさか…

先日、嵐が去ったあと、水嵩が増していましたので、かるかも親子はどうしているのか?今日は会えないのか?と探しながら歩いていますと…
場所を変えて、ちゃんと仲良くエサをさがしていました。
さすがです!

毎回、新しい発見をさせてくれる身近な自然に感謝しています。

こんなに近くに自然があった!と気が付いた

日常のちょっとした発見は、うれしいものですね。
つい、聴いてほしくなってしまいます。

facebookでも、みなさんのお散歩の投稿が増えたような気がします。
きっと、身近な自然を愛おしく思って、つい、投稿したくなるのですね。
投稿する方も、それを見る方も、ちょっと笑顔になる時間になっているのですね。

 

 

 


 

 

『ファシリテーションとは何か』早速、読みました

2022-01-11 | ブログ

2021年末に出版された『ファシリテーションとは何か』ナカニシヤ出版、を早速読みました。
各界からファシリテーションに関わっている研究者の知見を集めたご本となっています。

(アマゾンより)

今まで存知あげなかった先生も執筆されていて、とても興味深い内容でした。

この中で特に印象の残ったのが3つありましたので、ご紹介します。

1.ファシリテーションとコミュニケーションの関係(はじめにから)

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「人々が集まって、やりとりをしながら共同で何かを行うときに、コミュニケーションの場を保持し、そのプロセスに働きかける取り組み・仕組み・仕掛け」

とあります。
ファシリテーターがコントロールする場では、自由にコミュニケーションがとれないのではないか?という批判に対する筆者(井上義和)による考察から出た、ファシリテーションの定義です。
フリーに話をしてよいという場では、コミュニケーション能力の高い人がその場を支配してしまい、コミュニケション力の高くない人は話に入ることもできない状態となることが散見されます。
ところが、ファシリテーターがファシリテーターとして機能している場であれば、コミュニケーション能力の差をファシリテーターが「場を保持する(ファシリテーターの中ではホールドすると呼んでいます)」ことで、格差が縮小し、対等な話し合いの場ができます。

今まで、うまく言語化できなかったコミュニケーションとファシリテーションの関係を整理してくいださっています。
お陰でスッキリ!できました。

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2.ファシリテーションの書籍(第4章から)

筆者(牧野智和)が2000年からの「ファシリテーション」「ファシリテーター」という名前が含まれている書籍を集計して、
その結果を棒グラフで示してくださっています。(ここでは、ご紹介しづらくて申し訳ないです)
このグラフによると2000年~2006年はほぼ順調に増加し、2007年が突出。その後幻想し、2011年、2013年に急増、その後はほぼ横ばいな感じです。(とってもおおざっぱで申し訳ありません。詳細は、本書をご覧くださいませ💦)

この増減の理由は定かにはなっていませんが、2011年、2013年は3.11関係のこともあるのでは?と推察できるのでは?(根拠がないのですが)。2013年以降は毎年10冊以上が出版されているようです。

毎年の出版数を見れば、ファシリテーション、ファシリテーターが普及しているという根拠にはなると思います。そして、単なる流行ではなく、社会に必要なものなのだと。
一度、集計してみたかったので、集計くださって、感謝です。
ファシリテーションに関する本は、ビジネス書として出版されていることが多いとのことです。ビジネスの場で「非生産的な会議から脱却し、根回しによる妥協や利害調整ではなく。組織のメンバーそれぞれが知恵を出し合って論理的にも感情的にも納得できる結論を導き出すアプローチがファシリテーションである(堀『ファシリテーション入門』2003年)という需要が増えてきたことが原因の一つなのかもしれません。

決められない」非効率な会議の原因は、日本人の「話し合い絶対主義」の影響 | 改革志向のおっさんブログ

3.ファシリテーションの概念整理(第5章から)

ファシリテーションは「促進する」「容易にする」という意味があります。では何を「促進する」のか?何を「容易にする」のか?について、整理してありました。(地元、愛知県にある南山大学の中村和彦先生の担当パートです)

親和図がかかれており、輪は3つ。
一つは、タスク(課題解決/合意形成)
一つは、ラーニング(体験/学習)
最後の一つ、リレーション(関係性)
となっています。

そして、タスクの項目に「まちづくり」が位置付けられていました。
そうなんです!
まちづくりのワークショップはタスク重視なのです。限られた時間にその回の目標を達成することが求められます。
(大切な税金で開催されていることが多いので、当然といえば、当然なのですが…。意外に他の分野の方からは、まちづくりってゆるゆるしているねと言われることがあります。)
このことは、中村先生の図を見て「やっぱりそうだよね」と自分で納得してしまいました。

「こんなことをやっているよ」と他の分野で活躍しているファシリテーターと話をすると、「とってもタスク重視なんだね」と言われます。

参加してくださっている市民の方が、納得して(次の行動に進んでみようと思って)くださるし、毎回の到達したかった目標は達成している!という課題を毎回クリアしているのでした。

マルチタスクイラストデザイン | 無料のベクター

改めて、自分がやってきたことをふりかえり、整理してくださったお陰で言語化できました。
ふりかえる中で、まちづくりにおけるファシリテーション、ファシリテーターに求められること(自分はどう対峙してきたのか?も含めて)改めて考えることができました。そして、これからについても!

さらには、ずっと温めている単語、「熟議民主主義」にもファシリテーションは必要なのだという第6章もあり、わくわくして一気に読んでしまいました。

ノウハウやスキルでないファシリテーションのご本でした。

ニュースレター第124号「駅前広場のイベントを考えよう」

2022-01-04 | ニュースレター

昨年末に駅前広場で行うイベントを考える会をファシリテートしました。
住民のみなさんの交通のカギとなる公共交通機関。駅には、いろいろな人が集います。

ここでの賑わいを創出しようと、再生協議会のみなさんとアイデア出しをしました。
コロナ禍でのワークショップ。感染を避けるためにロの字で行いました。

活発に意見を出していただけるよう、「バズ」という手法を使いました。

ニュースレター第124号「駅前のイベントを考えよう」
ご笑覧くださいませ。


 

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