2019-12-02 | ニュースレター
名古屋市さんが昨年度からはじめた「商店街オープン」
商店街を元気にしよう!という思いで始まった事業です。
ふる古い商店街にわかも若者のお店が店が一件。すると次々に若者が集まってきて…というお話はよく聞きます。
そのきっかけを創ろう!という試みです。
昨年度、オープンしたお店もだんだん良い影響が出てきているようです。
今年は昨年に比べて時間も人的な余裕もあるそうです。ファシリテーターとして、がんばらないと!
ニュースレター第99号「商店街オープン ワークショップ始まりました」はこちらからご覧くださいませ。
2019-11-21 | ブログ
名古屋市さんの事業で「商店街OPEN」があります。
この事業は、商店街の空き店舗を地元の人やおセミを出すことに興味がある人、ワークショップ参加を希望する人などが集まって、空き店舗にどんなお店がふさわしいのかをワークショップとワーキンググループで考え、
そして!
本当にお店をオープンするという事業です。
今年で2年目。2つの商店街が名乗りを上げました。
(https://www.spacia.co.jp/nagoya/shotengaiopen2019/)
昨年度はと言いますと…
3つの商店街で3店舗。今年度早々にオープンしています。
・名古屋文化を発信する喫茶店(といえば、モーニングですね!)一日中、もーにんぐを楽しめる「喫茶モーニング」
(https://tabelog.com/aichi/A2301/A230101/23070570/)
・毎日シェフが替わる(シェアキッチン)「かさでらのまち食堂」
(https://tabelog.com/aichi/A2301/A230112/23070793)
・おしゃれな複合店舗になりました。設計事務所やシェアキッチン、焼き菓子のお店とカフェ「ニシヤマナガヤ」
(https://mrs.living.jp/nagoya/town_news/article/3652735)
進め方は…
セミナーやダイナゴヤ大学によるツアー等を行い、参加者を募る
ワークショップ(アイデア ステージ)2回
どんな店舗がここにあると良いかを考えます。
作業部会(5回程度?)+ワークショップ(スタディ ステージ)2回
事業計画まで作成します。
もちろん、店舗を実際に営む人も見つけます!
リノベーションを行い、オープンへ
この中のワークショップのファシリテーターをさせていただいております。
このワークショップでは、アドバイザーがたくさん寄り添ってくれます。
名古屋の円頓寺商店街の再生の仕掛人たち「ナゴノダナバンク」の3人。
昨年の商店街オープンでお店を開いた建築士さん2人。
事業計画等の分野で中小企業診断士さん1人。
という豪華メンバーです。
(http://www.city.nagoya.jp/shiminkeizai/page/0000120883.html)
この方々のお話を聞いているだけでも熱量を感じ、お部屋の温度が上がってくるような気がします。
第1回が終わりました
今年は、堀田本町商店街と、柴田商店街の2件。
既に2件とも第1回のワークショップが終わりました。
まちあるきとワールドカフェで進行しました。
「商店街の特徴」「こんな機能があったらいいな」についてアイデアを出しました。
二つの商店街には、それぞれ特徴があり、こんなに異なる機能が求められているのかと感心するほど特徴的なアイデアが出てきました。
20人の参加者のみなさんと商店街を歩きました。
堀田商店街のまちあるきの後、商店街振興組合の理事長さんとおススメのうどんや「うるぎ」さんで。早い!美味しい!安い!のお昼を頂きました。
これから、第2回目をむかえます。
ステキなアイデアをどのように進化させるのか!楽しみですが、プレッシャーもかかります。
チームワークで乗り切りたいと思います!
どうか、温かく見守ってくださいませ。
2019-11-12 | ブログ
先日、「自治体議会政策学会」に行ってきました。
主に地方の議員様方が勉強していらっしゃる学会です。
私のタイトルは「多様な市民との合意形成―政策形成に必要なファシリテーション」でした。
政策形成をしていくために、市民の意見を引き出す!という位置付けで、ワールドカフェのお話をさせていただきました。
もちろん、お話だけでは理解しづらいのがファシリテーション。
さらに、難しいのが「ワールドカフェ」です。
100分というお時間をいただいて、レクチャーと体験をご提案してきました。
内容は
簡単にファシリテーションの概要と活用の事例をご紹介しました。
ワークショップや政策形成の方法が変化してきたことをお伝えし、
その後、議会が行う「議会報告会」でワールドカフェが活用されている自治体の例、議員さん個人でも行う「市政報告会」での活用の事例もご紹介しました。
そして、ハーベストまで行いました。
対話だけでなく、ハーベストまで体験していただけるとワールドカフェの良さをご理解いただけるのではないかと思い、時間をやりくりして行いました。
参加者の感想は
ワーク終了後、参加した議員さん方からは、
・こういう報告会のやり方があるんだね。いいやり方だね。
・こういうやり方だと、いろいろな意見がだしてもらえるね。
・一度、やってみたいと思ったよ。
など、とてもうれしいお声をいただきました。
極めつけは…
朝5時家を出て、ここへ来たのだけれど、(午後からは眠くなるはずなのに)寝る暇がなく、対話できたよ。
というお言葉でした。
確かに、朝5時から移動して座学というのは、キツイです。ご高齢の方でしたので、もっとだろうなぁと思いました。
ワーク中、拝見していましたが、しっかりと対話していらっしゃるのが印象的でした。
これも対話の力!ですね。
私の感想も
ファシリテーション、ワールドカフェという言葉を知っている、体験したことがあるという方が2/3以上いらっしゃいました。
さすが!です。
多分、ご自分の自治体の中で行われているワークショップなどにご参加されていらっしゃるのだと思います。フラットに市民の中に入ってワークをしていらっしゃる姿が浮かびます。
もう一つ、実は、こんなに熱心に聞いてくださるとは思っていなかったのです。
予想以上に熱心に聞いて、ワークもしてくださって、
学ぼう!自分の自治体のためにこうしたらいいのでは?ととても前向きに臨んでくださったことに驚きました。
(申し訳ありません。少し、甘く考えておりました。)
こういう議員さんがたくさんいらっしゃることは、とてもうれしいし、心強いと思いました。
もう一つの講義では
「RESAS(リーサス)を使いこなして政策立案-地域活性化に向けて」というタイトルで、内閣府の担当の方がリーサスの目的や使い方など、ていねいに講義してくださいました。
こんな窓があって、こんな風に使えるんだ!ということが分かりました。
よく、客観的なデータに基づいて考えようと言われます。こんなところに(しかも、無料!)でデータがあったのです。
いろいろと組み合わせてみると、そこから見えてくることがありそうです。
(やりだすと興味深くて、はまってしまいそうです。)
平成29年度に、岐阜県の下呂市から美濃加茂市までの7つの市町村でRESASのワークショップのファシリテーターをしました。
その時はRESASのデータをグループで分析し、この地方の特色と役割を考察しました。
その後、数回にわたってのワークショップを行い、いくつかの施策を出しました。
なんと!現在、そのときに出たものが実現しつつあります。
ワークショップに参加する方々も実行に移していく方々もデータに基づいた分析なので安心できます。また、参加者間でじっくりと話し合った内容なので納得と自信が持てます。
そして、本気で取り組めるのだと思いました。
議会報告会や市政報告会などの場で、議員さんと市民をつなぐワールドカフェ。
これから広がっていくと、住みやすい地域になっていくだろうなぁと想像して。
2019-11-03 | ニュースレター
昨年の7月、水害で甚大な被害にあわれた「倉敷市真備地区」に行ってきました。
被害の大きさと自然の力に呆然としつつ…
復旧だけではなく、復興させたいというアツイ想いを持って行動しようとしていらっしゃる地元の若い事業者さんのお話も伺ってきました。
復興するためには、地元愛をも人たちの力を合わせることが大切なのだと思いました。
ニュースレター第98号「倉敷市真備地区を視察しました」ご覧ください。
2019-10-22 | ブログ
『『イギリス人アナリスト日本の国宝を守る~雇用400万人、GDP8パーセント成長への提言~』デービッド・アドキンソン
(https://www.amazon.co.jp/イギリス人アナリスト-日本の国宝を守る-雇用400万人、GDP8パーセント成長への提言-講談社-α新書/dp/4062728702/ref=sr_1_9?__mk_ja_JP=カタカナ&crid=29DYR2GV5ZWHS&keywords=デービッド+アトキンソン&qid=1571716858&sprefix=%2Caps%2C606&sr=8-9)
を2014年に読みました。
印象に残っているのは、
「日本の観光産業はまだまだ発展途上。旅先でお金を落とすのは世界共通。インバウンド効果を狙うのであれば、もっと日本の文化を外国人にもわかりやすく解説したり、楽しめるような工夫をしましょう!」
という所でした。もちろん、アナリストであった著者の詳細でグローバルな視点からの日本経済の解説の後でしたので、納得度も高いものです。
そのときから、「観光」について、行く先々で考えてきました。
今回は、観光のために生まれ変わった「バリ島」に行きました。見せる観光、そのヒントの一端が見えました。
Wikipedia情報ですが、バリ島は1970年代以降、スハルト政権下で外貨を稼ぐ「観光の島」となっていきます。
伝統文化を観光文化にして、魅せる文化を形作っていったのです。
(https://ja.wikipedia.org/wiki/バリ島)
とても気持ちよく観光することができる島でした。
見事な胡蝶蘭。歓迎!の意図が伝わってきました。
これから過ごす時間を想像してテンションがあがります。
例えば…
カーチャーター
タクシーで移動しました。
そのタクシーは、日本語が堪能な方が運転。ガイドもしながら行きたいところへ連れて行ってくれました。
さらに、バリに来たならココ!というスポットも提案してくださり、ガイドブックだけではわからない名所やエピソードも教えてくれました。
カーチャーターするのは、とてもありがたくて便利。しかもお手頃なお値段。
目的地の解説だけでなく、途中の「あれは何?」「なんで、こうなっているの?」みたいなマニアックな質問にも丁寧に答えてくださいました。
絶対に怒らない、とても温和で優しい方でした。(安心♡↑)
ダンスも解説付き
バロンダンスとケチャダンスを観ました。
バロンダンスは、予定にはなかったのですが、是非みるべき!と言われ、貪欲に早起きして見に行きました。
12か国語の解説文がありました。
12か国の言語で書かれたダンスの解説書。とても楽しめました。
こんなストーリーでダンスが進むからね。というのがよく分かり、登場人物(?)も、「バロン(良い魂を表す動物)」「ランダ(悪い魂を表す動物)」その他の人物もよくわかり、「今、こんな場面でこういうことをしているのだ」も理解できました。
すると、ダンスがとても楽しいものになりました。
日本でも歌舞伎が音声解説付きで見ることができるようになり、理解できると楽しめるようになりましたよね。
同じことなのだなと痛感しました。
その後、きっと「バロン」はジブリ映画の「おもひでぽろぽろ」に出てくるネコのバロンのルーツではないか?と妄想し、バロンファンになりました。その後、バロンに出会うと、まず写真。メロメロです。マグネットを探して連れて帰ってきました。
バロンの動きは、猫のようでした。猫が毛づくろいしているシーンそのもの。そして、日本の獅子舞のお獅子にも似ています。
「ランダ」も憎めない、愛嬌のあるキャラでした。このときは、白と黒、ピンクのボーダー柄の装束で、髪にはお花がたくさん(しかも、黄色とピンク!)お土産でないものか?と探したのですが、出会えず…。
写真の右側が「ランダ」です。悪い魂にしては、トロピカルな色彩。髪にはお花がたくさん飾られています。
ストーリーが理解できると、ここまでファンになってしまうのだと体験してきました。
そこここに、観光客への配慮がある、居心地のよい島でした。
観光に特化する、おもてなしをする。というのはこういうことなのだなと少し理解できました。
*バリ島のカーチャーター、オススメです。
友人の口コミ、ネットの書き込みを見て、予約しました。口コミも大切ですね。