2017-07-25 | ブログ
先日、初めて京都にある「伏見稲荷」に行ってまいりました。
2時間ドラマによく出てくる「千本鳥居」(この前に呼び出したり、告白があったりしていますので)は本当はどのような場所なのか?一度、見てみたいなぁと思っていました。
高速バス、快適でした
目的地は伏見稲荷のみでしたので、名古屋から如何に安くいけるのか?にも挑戦しました。
新幹線、東海道線、近鉄(アーバンライナー)…
高速バスがなんと往復で4100円(名古屋駅~深草)でした。
朝9:45にJR名古屋駅を出て、帰りは深草を13:15に出発することにしました。
途中、サービスエリアで15分ほどの休憩もあり、快適な移動でした。
深草を降りてから、伏見稲荷まで徒歩で20分強。普段は歩かない「京都の小路」を歩くことができて、発見の多い、暑いけれど、楽しいまちあるきも楽しめました。
観光地でない、普段着の京都。
普段着でもやっぱり京都でした。ファサードに凝ったり、琵琶湖疎水とともにある生活だったりと暮らし方にもなんとなく京都の誇りが伝わってきました。
そして、伏見稲荷
お稲荷さんだけあって、狐がたくさん祀ってありました。
本殿の奥へ行くと、念願の千本鳥居へ通じていきます。
鳥居は、現世と神様のいらっしゃる場所との境目にあるといわれています。伏見稲荷では、鳥居建っている場所に神様が降臨されたのだとか…
そして、稲荷山全体では、千本どころか1万本もあるらしいのです。
(http://travelers.co.jp/2015/11/18/post-3674/ より)
稲荷神社は商売繁盛の神社であるそうで、たくさん鳥居を奉納される方がいらっしゃるのですね。
(愛知県にある豊川稲荷は旗がずらっと奉納してありました)
この日は祇園祭のヤマホコ巡航の日で、ヤマホコのクライマックスの時間帯だったにも関わらず、多くの観光客がいました。
もちろん、外国人観光客も多い!
外国人の観光客もたくさんいらして、さすが!京都だなぁと思いました。
京都市の観光調査(平成27年度)を見てみると
以下のグラフ等はすべて、https://kanko.city.kyoto.lg.jp/chosa/image/kanko_chosa27.pdfを出典としています。
アジアからだけでなく、ヨーロッパ、北米は多そうでしたが、オセアニアからも意外に多いことがわかりました。
そして、観光客数は年々増えているようです。
少し気になるのが、観光客が京都市に与える経済的な効果です。
観光消費額が27年度で9704億円(過去最高!)
この波及効果は?
観光は1次産業から2次産業、そして3次産業まで幅広く経済効果が波及すると言います。
実際にはこの何倍の効果があるのでしょう?
ちなみに、一人当たりの消費額もありました。宿泊する場合も日帰りも一人当たりの消費額も増えています。
改めて、観光が今後の経済への寄与が期待されることを実感しました。
今回は伏見稲荷(商売繁盛)ですので、お金のことを少し考えてみました。
2017-07-17 | ブログ
昨年度から始まった「女性のボウサイまちづくりの会」で、水消火器体験と特殊車両の視察をしました。
消防署の仕事は人命にかかわる大切な仕事であることを再確認するとともに、税金がちゃんと使われているなぁと感じました。
(納税者を意識して見学すると、税金を払おう!という気持ちになるのでは?と思いました。)
水消火器体験
水消火器とは、消火器の中身が消火剤ではなく、水です。
消火剤はお値段も高そうですし、後始末もいろいろと気を使わなければいけないような気がしますので、水であれば気軽に体験できます。
消火器体験は、防災訓練でもなかなか体験できない(というよりも、その時は人数が多いので、ついつい遠慮してしまうようです)ので、火を使うことが多い女性が消火器を使えるようになっていないと!ということで消防署へ行区計画をしたのです。そして、一人ずつ体験をさせていただきました。
意外に簡単でした。
コツは、箒で掃くように近づくことと、火ではなく燃えている物にかけることだそうです。
特殊車両1 レッドサラマンダー
日本では、ここ、岡崎市だけに配備されています。
なぜ、岡崎?というと、日本列島の真ん中あたりで高速道路に近い消防署という条件で手を挙げた自治体が岡崎だったのだとか…
http://www.okazaki-renaissance.org/discover/show/23(写真も)
サラマンダーは火を使う妖精(https://ja.wikipedia.org/wiki/サラマンダー_(妖精))から命名されたようです。
総務省らの貸与ですが、メンテナンスは岡崎市が負担なのだそうです。メンテナンス費用は残念ながら、わかりませんでした。
(参考に?救急車や消防車は3か月に1度の定期点検があるそうです。)
全地形対応で、通常の消防車などでは入れない地形のところへ物資や隊員を運び、救助活動などができるとのことです。
水深1.2mまでなら活躍できるとか。
ただし、現地までは専用の運搬車両に乗って移動、北海道や九州へは自衛隊の小牧基地から空輸してもらうそうです。
(レッドサラマンダーの最高時速は50km/h。意外に遅いなぁと思ったのですが、現場ではそこまでも速く走らなくても良いのですから、これで十分かも。)
平成25年に配備されてから、ずっと出番がなく(ないほうが喜ばしいのですが)、見学の日の数日前に一度、岡崎市内の山の方へ出動したのですが、活動できずに帰ってきたとのことでした。
http://www.asahi.com/articles/ASK6P4DMRK6POBJB003.html
そして、まだまだ多くの方が避難していらっしゃる九州の豪雨災害。レッドサラマンダーが日田市でお役にたったようです。
http://digital.asahi.com/articles/ASK785QZ7K78TPJB010.html?rm=266
岡崎市民としては、お役に立ったことはうれしく、税金を納める意義があるとおもいました。
特殊車両2 支援車
被災地へ支援にいくときの車両だそうです。
隊員が自炊できたり、寝泊まり、作戦会議もできるようなしつらえになっていました。
現地のみなさんにはご迷惑をおかけしないのは、ボランティアも消防も同じなのですね。
これは、各都道府県に1台配備されているとのことです。
3.11のときも出動したとのことでした。
特殊車両3 救急車
お馴染みの車両ではありますが、中に入ったのは、初めての経験でした。
ご一緒に見学に行った女性の中には、ご家族に付き添って乗ったことがあるという方もいらっしゃいました。
標準装備は、AED、心電図・呼吸のモニター、酸素ボンベ、吸引器などだそうです。
出動するケースによって装備するものをプラスして出動するそうです。
その後、地震や火事の時にどうすればよいか?普段からできることや災害時の対応などについてDVDと質問で、学びました。
消防署の方いわく、
「地震などが発生したときには、多方面から電話が入り、たぶん行けません。みなさんが自助、共助で助け合ってください。」
そして、女性だけで消防署訪問は珍しいらしく、
「地域の女性のこのような活動は素晴らしいので、ぜひ、今後も続けて行ってください。」とコメントいただきました。(うれしかったです)
水消火器で消火器を(たぶん)使えるようになり、特殊車両を見学して、いざというときは、消防署は頼りになるなぁと思ったのですが、
いや、いざとなると、出動依頼がありすぎて来てもらえないのだろうなぁと思うと、やはり、普段のお付き合いでつながっておくことが一番心強いのだと改めて考えました。
2017-07-04 | ニュースレター
毎月開催している「未来茶輪」ですが、6~7月にかけてのフューチャーセッション・ウィークにも参加しています。
今年も防災をテーマに行いました。
「サバイバルごはんからの未来!? ~ふだんの生活にヒトフリで生まれるコミュニティ~」
として、備蓄品の代表、アルファ化米(今回ははんぶん米 http://www.eco-rice.jp/products/products-top/survival-food/90.html)をいただきました。
はんぶん米にいろいろな調味料をふりかけての試食。さて、何が美味しかったのでしょう?
そして、避難所にもっていきたい「モノ・コト・気持ち」は何だったでしょうか?
ニュースレター第70号「未来茶輪特別編『フューチャーセッション』」
こちらからご覧ください。
2017-06-28 | お知らせ
7月1日(土)、2日(日)豊中市で開催される「コミュニティ政策学会 第16回 豊中大会」で報告します。
https://www.city.toyonaka.osaka.jp/machi/npo/jiti/gakkai.html
報告は、7月2日(日)9:30~11:30自由論題Bです。
美濃加茂市役所の企画の方と共同報告です。
私の担当は、美濃加茂市で取組んでいます、地方創生総合戦略「カミーノ」のワークショップの経緯やその効果についてです。
うまく伝わるか?時間内に収まるか?共同・協働がうまくいくよう、努力して参ります。
2017-06-21 | ブログ
先日、京都に行ってきました。
今の季節はアジサイや花しょうぶ、変わったところで半夏生と美しい花が見ごろでした。
紅葉の名所 瑠璃光院
今回は「青紅葉」をメインに行ってきました。紅葉の名所はそのまま青紅葉の名所でもあるのですね。(当然といえば、当然でした…)
紅葉がとても印象的で、一度、訪れてみたいと思っていた「瑠璃光院」。
4月15日~6月15日までが特別拝観だとか…。秋を待てずに春の様子を見に行ってきました。
瑠璃光院は、壬申の乱で大海人皇子が傷をいやしたという「釜風呂」が起源のようです。その後、平安貴族や武士のやすらぎの里になっていたそうです。
そして、大正末期から昭和にかけて大改造され、今の建物とお庭ができあがったとのことです。
http://rurikoin.komyoji.com/about/
行ってみると、玄関からお庭へきれいな(そして冷たそうな)水を配した、もみじの木々が見事なお寺でした。
そして、あこがれのお2階にある写経をするための書院へ。
ここでは、文机が窓口に並べられ、もみじを反映しており、水に映ったように見えます。
水に映る山や木は、美しさが倍増し、その静かなたたずまいに見入ってしまいます。それが、文机というのは初めてでした。
書院では、写経をする若い方々もいらして、少し驚きました。入口でいただいたセットの中に、ボールペンと写経の用紙が入っていました。
観光客が少なければ、気持ちを落ちつけて写経に取組めそうでした。(今回は、ざわざわしていましたので、集中するのは難しそうでした)
1階におりて書院に座り、お庭を見ていると、心が澄んでいくようです。きっと、こんな気持ちを味わいに訪れる人が多いのでしょうね…
そういえば、行く先々のお寺で座ってお庭を見ている人たちがたくさんいました。そういう楽しみ方をする人が増えているのではないか?と感じました。
御朱印帳
御朱印は
「もともとは、お経を書き写すして寺院に納める「納経」の証しとしていただくものでした。御朱印をいただく場所が寺院の「納経所」となっていることもありますが、これはその折の名残。時代を経て、お参りした証として授与されることが一般的になってきましたが今でも一部の寺においては、納経をしないと御朱印を授与していないところもあります。
現在の御朱印は、神職の方や住職が御朱印帳や納経帳に参拝した年月日、寺社名を墨書きし、朱印を押しています。寺社によって墨書きに寺社名やご本尊、御本殿の名称などが書かれます。また、押し印も寺社の個性を表すものが押印されるなど所によって異なり、そのバリエーションの豊かさを楽しもうと参拝の記録として集める人が増えています。(http://gosyuinbito.com/archives/1071より)」
とのことです。この頃、御朱印帳に墨書、押印していただいている人が増えたようです。以前は、御朱印をいただく観光客はあまり気にならなかったのですが、ここ数年、「あ。御朱印をいただいているのだな」と分かるほど並んでいるのが見えるようになってきました。
そこで、今回、御朱印帳を購入し挑戦することにしました。
やり始めると、「大人のスタンプラリー」のようなものだとタクシーの運転手さんがおっしゃっていましたが、本当にそうでした。
集めることが大きな目的になり、できるだけたくさんの寺社を訪れて、記載してもうらおう!という気持ちになりました。
自分で計画を立てて訪れる…大人が熱中できるものでした。(この日、20000歩近く歩いていました。夢中になるのも体調と相談しながらにしないといけませんね)
昔の人々も御朱印帳に記載してもらい、ページが埋まっていくのを楽しみに納経していたのでしょう。
(昔からの「ゲーム」かもしれません)
ゲームが楽しいのは日本人に限りません。外国の方も一緒に御朱印帳をもって並んでいました。
御朱印帳に記載される内容を見ると、祭ってある神様や仏様のお名前もわかります。どなたを祭っているのか、何を司っている神様なのか、どんな方なのか…を調べることで、改めて、由緒について知る機会にもなりました。
より深い、より楽しめる観光のきっかけになるのだなぁと思いました。
わが社のある岡崎市でも、御朱印帳が販売されている神社があるらしく…(https://ameblo.jp/sakurazaka128/entry-12136055676.html)
岡崎城のすぐ近くにある「菅生神社(すごうじんじゃ)」の御朱印帳が紹介されています。
菅生神社の前を流れる菅生川では、毎年花火大会が行われます。この花火大会は、今では「観光花火大会」となっていますが、もともとは菅生神社のお祭り(菅生祭)が発生のようです。(http://sugojinja.jp/whatisSugo.html)
地元なのですが、訪れることは稀でした。灯台下暗しでした…。〇十年ぶりに、行ってみます。
御朱印帳は、観光先の拝観を促すだけでなく、地元を見直す契機にもなりそうです。