ソーシャル・アクティ まちづくり&組織の活性化・ファシリテーション

社会が、一人ひとりが、生き生きと生活できる社会の実現をめざしています。

ニュースレター第143号「子どもと大人で子どもの権利を語る!」

2023-08-10 | ニュースレター

子ども(小学校6年生)と大人が子どもの権利について対話する会のファシリテーターをしています。

平成23年に子どもの権利に関する条例が施行されて以来、毎年行っています。
短時間ですが、子どもが権利について学び、対話することでその理解を深めます。

子どもたちは、知らない大人と話す機会もほとんどないので、とても新鮮な体験のようです。
知らない大人がちゃんと話を聞いてくれた!と喜んでくれます。

大人も子どもたちの率直な言葉がうれしいようです。

ニュースレター第143号「子どもと大人で子どもの権利を語る!」
以下をご覧くださいませ。



 

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こどもたちと「端材でキーホルダー」づくり

2023-07-31 | ブログ

監事をしている子育て支援の団体が運営しているHATSUMEI堂。
ここがテナントとして入っているNEKKOというスペースがあります。
(NTTさんのビルの1階です)

https://nekko-okazaki.com/shop-list

このNEKKOが1周年を迎え、イベントを行いました。
ということで、HASTUMEI堂も出展することにしました。

それが、こどもを対象にした「端材でキーホルダー」づくりです。

なかなか子どもが少ないなかでしたが、6人の子どもが参加してくれました。

今回は、家具職人さんがいてくださったので、インパクト(という工具)でネジやヒートンの穴をあけてくれたり、
かなづちの使い方を子どもたちに教えてくれたりと
プロならでは!のコーチをしてくれました。

以前、ミニ門松づくりをしたときも感じたのですが、
デコレーションパーツはたくさんあれば、子どもたちが楽しんでくれて、大人の想像以上のものをつくってくれる!

今回も、想定したネジ、ヒートン、マジック以外に
何かにつなうかなぁとビーズやストロー、フェルトなどを準備しました。

ストローとつまようじ、ビーズを使って背負う刀とさやをつくってくれたり、
フェルトで長い耳をつけて、うさぎにしたり…

もちろん、きらきらしたものは大好き!スパンコールも人気でした。

子どもたちが真剣に考えて小さな手を動かしているのを見るのは、とても楽しいものでした。
そして、とって集中していました。

30分でも集中していました。小5の男の子は1時間も集中していました。

このとき、パパが子どもに道具の使い方を教えたり、ちょっと手伝ったりと親子のステキな時間になってもいたようです。
最後にパパが
「今まで、木の工作をしたことがなかったので、とても貴重な体験になりました。ありがとうございました。」とおっしゃってくださいました。

なによりのご褒美でした。

親子で体験してくださる組もあって、こちらはママがとっても楽しんでくださっていました。
こういうのも、とってもステキでした。
ママはママの世界がありますもんね。
ママに刺激されて、お子さんもあれこれと工夫しながらつくっていました。
こんなコラボもステキ。

ここにも、ちょっとだけファシリテーションが入っていたらしいです。
自覚していなかったのですが、後から教えていただきました。

・ 事前にロジ表をふくむ簡単な香盤表を作成したこと←イベントの経験でしょうか?
・ 工夫を促すときの声掛け←どうやら、声かけの仕方がファシリテーションだったらしいです。
・ 親子の姿をスマホをお借りして写真に収めたこと←ホスピタリティでしょうか?
など、製作以外の部分でしたが、お役に立ったと言われ、うれしかったのでした。

プロのワザを間近でみることができて、私もワクワクしました。
少し、教えていただけたりもして、楽しい一日でした。

ボードゲームから世界を学ぶ

2023-07-16 | ブログ

知人の先生にいただいたご著書『映画で地球を読む』があります。
映画のワンシーンを切り取って、そこに描かれている社会状況や文化などを解説しています。
これが、イメージしやすくて、「ああ、こんな背景があったんだ」と知る、とても良い機会となっています。

それを見習って。
ボードゲームでも!

やっぱり「ディプロマシー」

ずっと前のブログでもご紹介したボードゲーム
「ディプロマシー」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%BC
これは、第一次世界大戦前夜のヨーロッパが舞台。
そして、プレーヤーは、当時のヨーロッパ7か国の外交官。
戦略と交渉を通して、国の補給基地を増やしていく。
3~4の補給都市から始めて、18都市まで増やす(ということは、減る、消滅する国もあります)
というものです。

これには、サイコロやカードなどの偶然の要素が一切ありません。
最初にどの国の外交官になるのか?くらいです。

さて、コロナ禍の最中は休止していましたが、
やっと。対面で再スタートしました。

その間に、現実の世界ではロシアのウクライナ侵攻がありました。

ディプロマシーで経験した、
ロシアの気持ち、ウクライナの想い、そして、周辺国の思惑…
きっと、現実はもっともっと深いところに真相があるのだろうと想像しています。

ただ、地政学的な観点でみるということが養われたのだと思います。
ディプロマシーを始める前に比べたら、各段にヨーロッパの情勢が理解できるようになりました。

世界情勢が体感できる

今回のロシアの侵攻がなぜ、突然始まったのか?については、分かりません。
ただ、中学や高校の世界史でも、
ロシア(私が学んだ時はソ連でした)は不凍港を手に入れたいと思っている
だから、南下していくのだ
ということは、教えてもらっていました。

ディプロマシーをやってみると、南下するしかない(西へ行けばヨーロッパ、東へ行けば中国、日本)のだなぁと実感できます。

イギリスが海洋国で自由に海を行き来できれば、大英帝国になります。
周辺を強国に囲まれたドイツは、ビスマルク外交で周囲の国と仲良くするのが一番安泰。

などなど、自分がその国を担当すると、地理はもちろん、どうやったら自国が存続できるのか?拡大できるのか?を考えます。
そして、歴史を重ねていくと、当時の外交はこういう方針だったんだということが、すっと分かります。

周辺を強国に囲まれた国がどうやって生き残っていくのか?
「戦略」というものを考えたことのない、私にはたいへん勉強になります。

そして、立てた戦略を成功させるべく、交渉をする…
時に、裏切られるのですが(ゲームでよかった、と思う瞬間です)…
「ああ、こんなことがあるから怒ってしまうのだなぁ」と思えます。

地図が書かれているボードを(文字通り)立ち位置を変えてみると、本当にいろいろなシーンが見えてきます。
地政学を学ぶというのは、こういうことから始まるのだろうなぁと思いました。

Wikipediaの情報によると、このゲームの考案者アラン・B・カラマーは13歳の時に、ウィーン会議の雑誌記事を読み、ロースクール時代に読んだ本を参考にゲームにしたとのことでした。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BBB%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%BC

現状や史実から考案されたのですね!

第一次世界大戦の影響が世界のあちこちで残っている今、遊びながら
先人の知恵も拝借しつつ学べるとても優れたゲームでした。

もちろん、ゲームの後は、しっかりとふりかえりもできます。
というか、したくなるほどの記憶が残っています。
(きっと、将棋の対戦の後のふりかえりに近いのでは?と)

ファシリテーターとしては

もちろん、ファシリテータ―としての工夫もしています。

国ごとにブースをつくったり、糖分の補給をしたり、ゲームの後のふりかえり用の飲み物をみんなで準備したりと。
コンテンツ(ゲーム)がしっかりしている分、ファシリテータ―は場づくりと進行に注力すればよいのです。

いかに楽しく、ゲームを進行できるのか?
グッズや標識などにも(楽しんで)気を配っています。

ボードゲームとファシリテーション。
組み合わせを楽しんでいます。

 

 

 

ニュースレター第142号「ファシリテーションサミット終了しました」

2023-07-09 | ニュースレター

6月17日(土)、18日(日)に日本ファシリテーション協会主催、ファシリテーションサミット2023名古屋が開催されました。

https://www.faj.or.jp/activity/summit/

実行委員会がスタートして約10か月。
会場準備から内容の検討、当日。そして、ふりかえりまで。
毎週1回、オンラインでミーティングを重ねました。

スタートが早かったお陰で、焦らず、ゆっくりと準備することができました。

ただ、コロナ禍でイベントの準備について、ずっと積み上げてきたノウハウを和すr手しまっていることがたくさんあった…
と終ってから気が付きました。

次回、イベントをするときのために、ふりかえりで出たことがらを忘れないようにしたい!と思いました。

ニュースレター第142号「ファシリテーションサミット終了しました」
ご覧くださいませ。

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ファシリテーション・サミット2023無事終了しました

2023-06-23 | ブログ

NPO法人日本ファシリテーション協会では、毎年、総会の前に2日間かけてイベントをしています。
場所はFAJの拠点を順に持ち回りしていました。
コロナ禍で2020年はお休みしてしまいましたが、その後は2021年はオンラインのみ、2022年からハイブリッドで開催してきました。

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今年は、名古屋で行うことになり、昨年の8月あたりから会場探しをはじめ、毎週1回のミーティングを行ってきました。

コロナ禍以前は、全国規模のミーティングはオンライン、地域でのミーティングはリアルで会って行っていました。
オンラインでのミーティングのスキルもあがってきたこの頃は、オンラインでミーティング。
現場確認等だけはリアル!となってきました。
(オンラインのミーティングは、移動しなくてよいし会場を確保しなくてよいので、便利!)

さて、その全国イベント「ファシリテーション・サミット2023名古屋」では、
・基調講演(ハイブリッド)
・ワークショップ・レクション1(リアルとオンライン)
・ポスターセッション(リアルとオンライン)
・ワークショップ・セレクション2(リアルとオンライン)
・サミット宣言(リアルと配信)

というプログラムでした。

このプログラムの中で、ワークショップ・セレクション1,2のうち一つずつ担当しました。
先端の技術と、人間のベーシックなよりどころ。ベースを自覚して、技術を積み上げる!というストーリーだ!と一人で喜んでいました。

1つは、「ChatGPTと話し合いの見える化システムを使って、ファシリテータ―のトレーニングをしてみよう!」
というものです。

もう一つは、「つなづいても自分の足で歩こう。挑戦とつながりを信じて」です。
こちらのワークショップは、心に沁みて、まだ言語化できない状態です。
でも「人がつながる」って本当に必要なこと!というのが、すうっと心に入ってきました。
Python】ChatGPTで画像を生成する方法|OpenAI APIを用いた画像処理
さて、
ChatGPTの方は、名古屋工業大学の白松先生と(株)ハイラブルの水本社長にお越しいただきました。

ChatGPTにあらかじめキャラクターを設定して、話し合いを行ってもらう。
そこに、ファシリテーターはどのように介入するのか?を話し合って入力します。
あとから、そのときの話し合いをふりかえるのに、見える化システムを見て、ふりかえる

ChatGPTの使い方と見える化の体験をしていただきました。

反応は、もちろん!
とってもお楽しみいただけたようでした。

このWS、企画の段階からワクワクしていました。
昨年、ChatGPTが無料でリリースされる前に、名古屋工業大学の先生をお招きして行った定例会とは、少し異なった使い方ができました。
工夫次第でいろいろな活用ができるのだなぁと思いました。

昨年の定例会の時よりもぐっと進んだChatGPT。
これから、どこまで行くんだろう?(想像できません💦)

とりあえず、経験してみることも大事なことだと思って、チャレンジしてみました。

ファシリテーターの代わりをAIができるか?問題があります。
今までは、資料をさっと出してくれたり、根拠を調べてくれたり、人間ファシリテーターが言いにくいことをズバッと言ってくれたり…
AIとうまく付き合っていけば、ファシリテータ―のサポートができるよね。
という話をました。

ファシリテーション入門【イラスト図解】~驚くほど会議の成果を上げる技~ - 日本のものづくり~品質管理、生産管理、設備保全の解説 匠の知恵

ところで、いつ、AIがファシリテータ―の代わりができてしまうのでしょう?
ここ10年ほどで、ドッグイヤーを超える速さで進んでいるAI。
AIに人間の感情は分からないよね。
なんて思っていては・・・
感情が分析できるのであれば、組み立てる事もできそうな気がします。

AIの進化が楽しみでもあり、人間の領域に迫られる…複雑です。
これからも、白松先生に教えていただきながら、なんとか時代についていこう!と思ったサミットでした。
もっと、楽しいことになりそうです。

 

 


 


 
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