2015-04-16 | ブログ
JR岡崎駅からシビックセンターまでのコミュニティ道路に6つのポケットパークがあります。
http://www.city.okazaki.aichi.jp/1100/1110/1166/p013179.html
今回、6つめのポケットパークがオープンしました。
一番小さなポケットパーク(カザグルマの広場)ですが、広場にはインターロッキングで絵がデザインされています。
このデザインは地域の子どもから大人が集ってワークショップを行いました。明治時代に岡崎駅ができて以来のこの地域の発展の様子を見たり聞いたりしたときに、木炭バスや市電が走っていたことから、地域の歴史を刻むために市電の絵としました。
オープニングのセレモニー
除幕式
市電の資料DVD鑑賞
カザグルマづくり
植樹+記念撮影
おやつ(これは欠かせません)
と進めました。
できる限り、参加してくれた子どもたちの手を借りて、大人と一緒にみんなで何かをする、ということを心がけました。また、カザグルマの広場にちなみ、カザグルマを作成して公園のフェンスに飾りました。
少しでも子どもたちに楽しい思い出として残ることを期待して!
カザグルマの広場の由来はここに植えられた「テッセン」という植物です。クレマチスはテッセンがヨーロッパにわたり、栽培しやすくなって日本に戻ってきたそうです。今回は、苗がまだ小さいのでカザグルマを作ることにしました。
植樹の後、子どもたちの身長がのびたときに、「この頃はこの木のこのあたりまでだったんだなぁ」と思いだしてもらおうということで、木と並んで撮影しました。
少しでもこの土地の思い出をつくって、大きくなった時に思い出し、岡崎に戻ってきてほしいという願いも込めました。
6つのポケットパークでは、デザインや植樹、インターロッキングのワークショップなどポケットパークができるまでの過程にある作業をイベントに仕立てて子どもたちに関わってもらってきました。
それは、上記のように、子どもの頃の活動やそのときの人との関わりが思い出になり、その思い出から、自分の子どもを育てるならこの土地で!と戻ってくる子どもたちが少なからずいるからです。
延藤安弘先生の著『マンションをふるさとにしたユーコート物語』に詳しいのですが、コーポラティブハウス(設計から住民が関わる集合住宅)で、マンションの整備も住民が家族ぐるみで関わっており、約30年後には、そこに住みたいと当時の子どもたちが、また戻ってきているというのです。あの頃の思い出が楽しくて、あんな思い出を自分の子どもたちにも味わせてあげたいと。
楽しさは、子どもだけが行うことでも味わえますが、やはり、大人も一緒に活動する、その中でつながりができ、つながっていることを実感できることが楽しい思い出になるのでしょう。
この地域に子どもたちが住み続ける、戻ってきてくれますように。大人の共通の願いを共有して、まだまだ楽しいことを仕掛けてまいります。
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