2021-07-13 | ブログ
7月2日(金)~4日(日)までの間、名古屋市緑区にある有松で「有松浴衣まつり」がありました。
(https://shibori-kaikan.com/archives/info/6203 より)
毎年、6月の第一土日に開催されている「有松絞りまつり」がコロナ禍で中止となったその代替だということです。
https://www.aichi-now.jp/spots/detail/1314/
このイベントは。重要伝統的建造物群保存地区に指定された有松のまちを舞台に展開され、浴衣でそぞろ歩きするというものです。
(略して伝建地区:https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/shokai/hozonchiku/index.html )
各店舗も店を開いて、絞りの小物や反物、染め体験などができます。
(行けば、必ず!絞り体験をしてきます)
浴衣まつり開催の背景
なぜ、浴衣まつりを開催したのか?を主催メンバーに聞いてみると…
毎年、開催する「有松絞りまつり」の開催は6月の第一土日。
この時期に反物を買うと、お仕立てしても夏の浴衣シーズンに間に合うとのことです。
7月の第一土日は、ぎりぎり浴衣のお仕立てが浴衣シーズンに間に合うのだとか。
昨年、今年と絞りまつりが中止になってしまうと、在庫を抱えた店舗、問屋さんは注文をストップしてしまいます。
そして、職人さんにも注文がいかなくってしまう。
職人さんの仕事がなくなってしまうと、お仕事を続けられなくなり…
伝統文化の後継者がいなくなっていく…
という負のスパイラルが生まれてしまうとのことでした。
考えてみれば当然のことかもしれませんが、そこまで考えてイベントに参加したことはなかったなぁ。
これからイベントに参加するときには、ちょっと背景を考えてみるというのは必要だと思いました。
もちろん、楽しむことが第一ですよね!
イベントって経済にも文化にも必要なものだった…
コロナ禍でさまざまなイベントが中止になりました。
TVでも、中止になったイベントの関係者がインタビューに応じているのをよく見かけました。
想像以上の影響があるのだろうと思いました。
イベントは、モノだけでなく、いろいろな人をつなげるコトだったのだと分かりました。
まちづくりでいう「ハレ」というのを改めて認識。
コロナ禍なので致し方ないことではありますが、なんとか、収束したらイベントを開催してほしいなぁと思いました。
来年のイベントの時期には、大手を振ってまちを歩けるようになっていることを祈りつつ…