2021-11-11 | ブログ
今、『フィンランド人は なぜ午後4時に 仕事が終わるのか』を読んでいます。
(アマゾンより)
PISA(学習到達度調査)で、ずっとトップだったフィンランド(2018年調査では順位を下げたものの…)。
(https://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/pdf/2018/03_result.pdf)
教育の分野では、フィンランド・メソッドという表現で知られていますよね。
まちづくりの分野でも、国家戦略として金融資本から知的資本の国へ舵を切り、成功している例として有名です。
もちろん、ムーミンでも!
そんなフィンランドにまつわる新書を書店でみかけ、即購入しました。
(まだ、読み始めではありますが…。サクサクと読み進められます)
内容は(目次)
第1章 フィンランドはなぜ幸福度1位なのか
第2章 フィンランドの効率のいい働き方
第3章 フィンランドの心地いい働き方
第4章 フィンランドの上手な休み方
第5章 フィンランドのシンプルな考え方
第6章 フィンランドの貪欲な学び方
となっています。
まだ、第3章なのですが・・・
第2章を読んで、これはみなさんと共有したい!しなくちゃ!と思った記述がありました。
それが、タイトルにも書きました「効率的な会議にはファシリテーション」でした。
p72~74に「良い会議」のための8つのルールという項目があります。
良い会議のための8つのルール
FAJ(日本ファシリテーション協会)に入っていらっしゃるビジネスマンの動機の多くは、「効率的な会議をしたい」「この会議はムダ?」これらを解決するには、「ファシリテーションだ!」とおっしゃっています。
まさに、このご本の内容は、ファシリテーション!そのものです。
では、ご紹介します(なんだか、youtubeっぽいですね)
会議の前に
1.会議の前に本当に必要な会議なのか、開催の是非を検討する。
2.もし必要なら、会議のタイプと、相応しい場所を考える。
3.出席者を絞る。
4.適切な準備をする。細かな準備が必要な時もあれば、そうでない時もある。
議長は、参加者に事前に通知し、必要に応じて責任を割り当てる。
会議のはじめに
5.会議のはじめに目標を確認。会議が終わった時にどんな結果が生まれるべきか。
6.会議の終了時間と議題、プロセスの確認。それがアイデア、ディスカッション、意思決定、コミュニケーションのどれであるかを参加者に知らせる。
会議中に
7.会議のンと決定に全員を巻き込む。一部が支配するのではなく、各自の多様性(外交的/内向的)を考慮に入れる。少人数、隣同士との議論を通して意見を表明する機会などを作る。
会議の終わりに
8.結果や、その役割分担をリストアップし明白にする。
さらに
出席者も進行役も時間を厳守すること
議論をしやすい雰囲気をつくること
時には、オフィスの会議室以外で会議してみる
会議に集中するために携帯やタブレットの電源をオフにする
コーヒーだけでなくフルーツなどのおやつが話し合いを活性化させることもある
まさに、ファシリテーションとして学ぶことがここにありました!
さすがフィンランドだ!
フィンランド・メソッドにある話し合いのスキルでした。
実践してこそ!
これらを実践できれば、効率的な会議ができる、ということですね。
言うは易く行うは難しと言います。
スコンと抜けてしまうことがあったり、事前の検討が足りないこともあったりで、一朝一夕にはできないのですが、これができるように心がけること、参加するみなさんにお伝えするだけでも、効果があるような気がします。
コツコツ努力を続けることが大切なのですね。(と思って、日々精進しなくては!です。)
2時間の会議が1時間で終わり、何が決まったのか、次の自分のとるべき行動などが明確にわかれば、有効な会議になり、効率のよい会議と言われるのでしょう。
会議は、どんな分野でも行われます。
参加者のみなさんで、8つのルールを共有してやってみたいですね。
みなさまの会議が「時間内で、終わったときに次の行動をしたくなっている!」ようになりますように。
ソーシャル・アクティもお手伝いさせていただきたいなぁと思いました。
そうだ!フォーマットを作ってみよう!
(おやつにも凝ってみたい笑)