2024-01-28 | ブログ
地元の放課後預かりで、マイクロアグレッションについて語り合いました。
マイクロアグレッションは、差別的な言葉が無意識のうちに出てしまうこと。
あまりにも、さらっとしているので、言われた方は「あれ?」と違和感を持つのですが
そう思う自分がおかしいんだなと流してしまうこと。
でも、心は傷ついていて、その傷がだんだん深くなっていく…
アンコンシャスバイアスは無意識の中の偏見と言われますが、マイクロアグレッションはそれが外に出たときの現象だと
今のところの解釈では、そう思っています。
では、子どもたちとの対話をご覧ください。
参加者は1年生から4年生くらい。10人程度でした。
もちろん、いつもの見守ってくださっている先生とアルバイトの学生さんもいてくださいました。
とっても助かりました~
さて、お題は「み~んなが気持ち良くいられる言葉って、どんなことば?」です。
以前、こども哲学カフェで取り扱った、ジェンダーの視点から考えました。
問「み~んな」って誰のことかな?
←私たちのこと!
ここにいる人たち!
学校のみんな!
世界中!
宇宙全体!!
と話は大きく(笑)
次の問は「気持ちいい」ってどんなとき?
←すっきりしてる
人にやさしくできる
いいことをした
心がきれい
楽しいことがあった時
褒められたとき
などなどたくさん挙がりました。
じゃあ逆に「気分がよくないこと」はどんなとき?
←悪口
暴力
暴力を見たとき
お母さんとお父さんがケンカしてるとき
男の子だから、とか女のくせにって言われたことある?
その時の気持ちは?
←男だから泣くな
おんなのこ だけスカートはける
男の子はメイクしないいんだ
男の子は髪長くしちゃダメ?アクセサリーとかつけない
女の人はたばこ吸わない
これって平等じゃない!
と子どもからの声が上がりました。
じゃあ、どう言えばいいのかなぁ?
←男だから「あんま」泣くな(笑)←「あんま」が入れば、ちょっといい。とのこと。
無視する
いやだ!って言って、やめてくれなかったら先生に言うよ!って言う
そんなこと言っちゃだめだよと注意する
気にしなければいい←でも、気になっちゃう
逆のこと言われたらいいかも
などなど、いろんな意見をだしてくれました。
この日は、「イヤだって思ったら言おう!」「そんなこと言われたくない」と言おう!
自分が言っちゃたら、聞いたら「自分が言われたらどんな気持ち?」を考えてみよう!
ということになりました。
子どもたちは、自分で解決策を探り当てたようです。
すごい能力!
ちゃんと、自己解決できるスキルとパワーを持っているのですね。
子どもとはいえ、侮れません(笑)
先生は、いろんな子が発言して、いろんな意見がでましたね!ととても喜んでくださいました。
第2弾も開催することに。
(ファシリテーターでイラストを検索したら、たくさん出てきました。イマドキは普通の言葉になっているんだなぁと思いました(笑))
ファシリテータ―としては、対話の場をホールドするスキルとマインドが試される場でもありました。
子どもたちがちゃんと話し合ってくれるかな?
ちょっと難しいかな?どういう問いかけをすると話せるかな?
などなど、いろいろと考えることができました。
なにより、子どもたちとの対話。とっても楽しかったです!
そして、子どもとは言え、ちゃんと意見を言う事ができ、解決策まで出す力をもっている!ということを学びました。
とってもありがたい、素敵な時間でした。
第2弾。さて、お題は何にしようかな?