2024-02-05 | ブログ
先日、Youtubeを見ていたら、精神科医の樺沢紫苑という方の動画ができてきました。
タイトルは「言語化の魔力」https://www.youtube.com/watch?v=hMLnssh08Nk&t=1880s
『他者の靴を履く』で、言語化の必要性を感じていたので、見てみました。
『他者の靴を履く』では、刑務所にいる人たちには言語化することが苦手な人が多い、とのことでした。
自分の気持ちや考えをうまく言葉にできないで、もやもやしている状態が続いていると、そのもやもやが暴力的に発現してしまうのだと。
言語化するということは、人間の生活にとって、とても重要なことなのだと思いました。
そこで、精神科医のいう「言語化の魔力」とは、どんな力なのか?
とても興味を持って拝見しました。
言語化で悩みを解消する!?
樺沢先生によると…
悩みがあるという人が3/4
悩みがないという人が1/4
悩みがなかなか解消しない人3/4
悩みが比較的解決している人1/4
というアンケート結果があるそうです。
悩みがない人は、比較的解消してしまうから「ない」のでは?という仮説が立ちます。
「悩み」は、ツライ、苦しい、逃げ出したいもの。
そして、対処法が分からない、停止・停滞感がある←これが辛い…
「悩み」を解決することは、原因を取り除くこと!と思うと、なかなか取り除けないことが多い。
他人が原因だったりすると、もうムリ!って思いますよね。
←だから、悩むのですよね。(ぐるぐると回っている感じで、出口が見つからないイメージですよね)
ところが!「悩み」の原因を取り除かなくても、悩みは解決できる!とのこと。
解決ではないかもしれないが、少しずつ解消していけば、いつの間にか気にならなくなっている!と。
その時に活躍するのが「言語化の力」で、無意識の思考(ストレス)を言語化して意識するとスッキリする効果がある。
悩みの原因は自分ではどうにもならないことがあるので、自分でコントロールできることに意識をずらすということも悩み解消の1つ
「それは、それとして」「今できることは?」など、自分でコントロール可能な、ポジティブな言葉にするのがコツ
自分でコントロールできることは、自己効用感がアップし、
なんとかなるさと思えると、楽観性が上がり、緊張感が下がり、仕事力がアップするというスパイラルも期待できるそうです。
きっと自分の中で、「それはそれとして」という時に、それって何?を言語化し、認識すること
その後で、「今できること」を言語化して行動に移す。
言語化することで、悩み解消のステップが見えてくるのかもしれません。
先が見えると、安心できますよね。
コミュニケーションの効用
さらに、「コミュニケーションは癒し」になるそうで、会話交流の際にオキシトシン(不安や心配を緩和しストレスを減らすと言われているホルモン)が分泌されるそうです。
会話には、言語化は必須。
その方法は、声でも手話でも。言語化することには変わりないですよね。
言語化の魔力、まだまだありそうです。
どうやって言語化するの?ということを聞かれたことがあります。
どう説明するんだろう?
次の課題にしようと思います。
ファシリテータ―は、コミュニケーションの場にいます。
いるというよりも、円滑に話し合いが進み、実のあるものになるかをデザインします。
そのとき、参加者が言語化するお手伝いをすることもあります。
言語化することをさらっと何気なく説明できると、話し合いの場がより円滑になる!と思いました。
まだまだ、学ぶことが多い!と思った動画でした。