2024-09-12 | ブログ
小学生はPC好き
放課後預かりで、こども哲学カフェをしています。
探究するときにあると便利!とPCを横に置いているのですが、
PCを見ると、子どもはそちらに気持ちが行ってしまい、対話のネタだし段階から集中しません。
(PCは使わないようにしなくては!とも思うのですが、あると話が広がったり、深まったりすることもあるので、タイミングを模索中です。)
先日は、初めての子どもだけだったので、まずは自己紹介を。
すると、さっそくPCにロックオン!
触り出したら、テーマも出せず…
パワポなんて、既に使いこなしてる
ということで、自己紹介を深めよう!というテーマにして、
いろいろと聞き合いました。
そのときに、パワポってつくったことある?と聞いてみると…
小学校5年生は、4年生から授業でやってる~との返事。
小学校3年生も、つくれる!と宣言。
ということで、PCは1台ですが、2人で自己紹介スライドをつくりました。
以前、分かりやすいパワポをつくるために、「プレゼンテーションZEN」なる書籍を読み、試行錯誤した記憶があります。
そして、どんなスライドが分かりやすい?見やすい?など、模索しましたよね?
←賛同を求めたいところです(笑)
パワポができるなら!とCANVAを紹介しました。
https://www.canva.com/
ネットでサイトを検索し、サクサクと使いこなす小学生!
(あれ?私がCANVAのサイトに行ったとき、こんなにサクサクとできたかしら?💦)
2人の自己紹介スライド作成にあたっては
コンテンツは少しだけアドバイス(というよりも、こんなこと教えてね、レベルでした)しましたが、
パンチのあるスライドや部活として取り組んでいることがイメージでも伝わるスライドができました。
大人の予想をラクラク超える出来栄えでした。
小学生がプレゼン資料をつくる。
ひと昔前なら、模造紙に書く。おkピー用紙に書く、などをイメージしたと思うのですが、
イマドキは、パワポを使って(しかも、イラストだけでなくアニメーションまで使いこなす)プレゼン資料を作ってしまうのですね。
ギガスクールってすごい!
と感じました。
コンテンツを充実させる!
デジタルスキルは(高齢に近い)大人よりも素晴らしい!
後は、コンテンツの充実ですね。
(大人にも必要ですが…)
コンテンツの部分は、これからぐんぐん伸びていくのでしょうね!
ということで、検索をはじめとして、探究、対話をする中でコンテンツを充実させるお手伝いをしよう!
と思ったのでした。
ファシリテータ―としては、子どもの興味関心をどうやって引き出すか?
引き出されたものを、どう展開していくか?←ここは本人の気持ちを尊重して
ということが大きな、そして楽しみな課題です。
新しい取り組みの分野を発見した時間でした。
2024-09-11 | ニュースレター
子ども基本法では、子どもが関係する自治体の施策や計画などには、子どもの意見を聞くことが定められています。
今年の「子ども会議」では、子どもにどんな方法が良いのかを聞いてみました。
参加の方法を子ども自身に聞いてみよう!という試みです。
ギガスクールのお陰で、子ども達の参加はしやすくなったように感じました。
1人1台のタブレットを持っているので、アンケートや意見聴収などが簡単になったようです。
文字だけでなく、動画を使っての説明も分かりやすいなど、
大人にも応用できそうな方法も出ました。
ニュースレター第126号「子どもが考える子どもの参加」
ごらんください。
2024-08-27 | ブログ
毎朝8:00、TVの前に座って、「寅に翼」を見ています。
共感する部分やいまどきのテーマがたくさん盛り込まれていて、いつも引き込まれています。
8月の暑い日(このごろはいつも、毎日、熱い)に名古屋市市政資料館の「虎に翼」企画展に行ってきました。
https://www.city.nagoya.jp/somu/page/0000176904.html
モデルとなった三淵嘉子さんの生涯、名古屋地裁(今の市政資料館)でのご様子
そして、寅に翼の番組紹介
など、盛りだくさん!でした。
市政資料館では
市政資料館には、喫茶店が入っていて、軽食もいただけます。
(Light Houseとい名前でないのが、ちょっと残念(笑))
その日は、軽食を喫茶店でいただいた後、企画展、そして、資料館の中を探検しました。
市政資料館は元は名古屋地方裁判所https://www.city.nagoya.jp/shisei/category/52-7-5-0-0-0-0-0-0-0.htmlでした。
大正時代に造られ、昭和54年、名古屋市の丸の内にある現在の裁判所に移転するまでの60年裁判所として活躍したとか。
中に入ると、いまでも「壱号法廷」とか「控室」など、裁判所のときの部屋札がちゃんとかけられています。
(テンション上がってきます)
そして、正面玄関から入った正面のステンドグラスは、なんと、天秤!
(法律を司る女神、テミスが左手に持っているのが天秤です。公平・公正を表しています。)
こんなところにも、興奮するツボが!
見どころ満載な建物ですが、今回の発見は、地下があり、なんと拘置所だったということです。
地上の装飾とは対比的で、急に飾り気のない、冷たい印象の空間になっていました。
やはり、拘置所…
企画展では
法服の展示があり、申し込めば無料で(10分間)着ることもできました。
もちろん!お借りしました。
弁護士、裁判官、検察官と各色があったのですが、
寅子が戦前、なりたくてもなれなかった裁判官の紫の法服を選びました。
ご本人は、弁護士経験があったからこそ、裁判官としてのお仕事が、信念貫くことができたのかもしれません。
などと、想いを巡らせながら袖を通しました。
ファシリテーターと法律?
はて?(笑)と思われるかもしれません。
まちづくり分野のコンサルタントの方には、建築系、土木系の方が多いのです。
もちろん、地域経済という分野では経済や経営分野の方も増えてきました。
そして、環境について学んだ方や情報分野の方も!
法学部出身の方は少ないような気がします。
そういう方とまだ、お話ししたことがありません。
もちろん、自治体の方には法学部出身のかたは多くいらっしゃいます。
(地方自治と言って、理解してくださる方が多いのも、心強いです)
異端の分野のファシリテータ―だからこその視点があるのでは?と思っています。
(条例づくりのお手伝いはとても楽しかったです)
もちろん、周りの分野の勉強もしながら、ファシリテータ―を務めて行こうと思いました。
2024-08-15 | ブログ
以前、確かNHKの番組で、工業デザイナーの方が出演され、「新しいアイデアの生み出し方」をレクチャーしていました。
本当は、披露したくないけど(笑)と言いつつ。
ありがたい方法を教えてくれました。
それは、マインドマップ(とは明確におっしゃらなかったかも)を描き、端にある言葉をくっつけてみる。
すると、とんでもない組み合わせが生まれ、遊び心を刺激する。
そこから、アイデアが生まれるとのこと。
(マインドマップの例)
ジェームス・ヤング『アイデアの作り方』でも、アイデアは今あるものの組み合わせだと言われています。
その組み合わせをどうつくるのか?が課題であり、楽しいところのようです。
組み合わせる!
きっと、いくつかの段階を経てアイデアになるのでしょう。
1.組み合わせの要素をどのように出すか?
2.要素を整理して
3.どのように組み合わせるか?
4.出てきた組み合わせの中で、何をチョイスするか?
(もしかしたら、5.そのチョイスがそもそもの趣旨にあっているか?または合わせるか?があるかも)
上に出てきたマインドマップは、1.の段階かと。
先日、とっても楽しい組み合わせを生み出す場面に遭遇しました。
小学6年生が、自由研究のテーマを考えるワーク。
「ゴキブリのパワーを調べる」というようなものでした。
いくつか自分で出したワードから「ゴキブリ」「パワー」「調べる」を組み合わせて、面白いテーマになりました。
言われてみれば、約3億年(一説には2億6000万年)前に誕生したゴキブリ。
大きな天変地異をくぐり、生き残ってきました。
ゴキブリ用の殺虫剤でもなかなかしぶとい(笑)
生命力を感じます。
その小学生は、そのパワーの源は何か?を調べてみたい。
そして、何に使えそうか?を考えてみたい。
となったとのことでした。
思いもよらない、楽しそうなアイデア!
これも組み合わせのなせるパワーなのですね!
身近なことからのアイデア出しも楽しそうです。
組み合わせを楽しむ、その仕掛けを考える!
言葉を入れ替えて楽しんでみる。
そのプロセスをどのように楽しむか!がカギだと思いました。
もちろん、マインドマップもあり!
組み合わせを考えるなら、カードに書きだすもあり!
辞書からランダムにピックアップするのもあり!
ブレストの方法から、組み合わせの楽しさが始まるかもしれません。
新しいアイデアが生まれる場を創ることも、ファシリテータ―の役割(楽しみ)の一つだなぁと思いました。
これを考えるのも、組み合わせ(笑)ですね。
2024-08-12 | ニュースレター
名古屋市生涯学習課では、市民が講師になって講座をする、という取り組みがあります。
その講師をするみなさんに研修をさせていただきました。
内容はなんと!ワールドカフェでした。
と言っても、ワールドカフェをお伝えしたのではなく・・・
ワールドカフェで進めました。
みなさん、お得意の分野がさまざまなので、一様なお話ではカバーできないと思いました。
そこで、参加者のみなさんからノウハウやエッセンスの共有をしていただこう!
きっと、そのほうがみなさんのお役に立つのでは?と実行しました。
結果は、もちろん!大盛り上がりでした。
ニュースレター第155号「生涯学習で講師をするみなさんとの研修」
こちらからご覧くださいませ。