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小学生も「まちづくりとSDGs」勉強するのですね!2(感想)

2022-05-23 | ブログ

小学生のみなさんの反応があまりにもうれしくて!
第2弾。ご報告します。

「ふりかえりシート」を準備していただき、どんなことをはなしあったのか?どんな感想なのか?
それはもう!知りたくて(笑)
授業の後に、書いていただきました。(次の時間に食い込んでしまって、申し訳なかったです💦)
先生のご厚意に甘えてしまいました。

株式会社こども会議(仮)

ふりかえりシートは、
1.どんなまちづくりのストーリーができましたか?
2.今日の授業で思ったことは?
3.その他、なんでも
というざっくりした、でも思ったことや感想は自由に書けるかな?というものにしました。

では、ほんの一部でうが、早速ご紹介します~

1.どんなまちづくりのストーリーができましたか?
・自然を大切にしたり、興味を持ってほしいから、緑の羽根募金を行ったりすることや、看板をつけることをしてみたいと思った。デザインを考えたり、使う水などは捨てられてしまうものなどですれば、環境にもよさそう。
・みんなが意見が言えて、協力できるには、自分から言うことと、それを聞いてもらえるようにして、そして、みんなで協力すること
・犯罪について話し合いました。ポスターを作ったり、暗い場所を明るくしたり、大人が地域の人たちとパトロールをしたりする。
・いじめがない町。誰にでも優しくするとみんな仲良くなってみんなニコニコになるといじめがない町になる。


2.今日の授業で思ったことは?
・自分たちには直接関われなくても、考えを超えに出して伝えれば、かなうかもしれないので、自分から進んで話したり他紙です。
 考えてみたら、思った以上に意見が出て、改善策を見つけることができました。
・一人ではできないことをみんあで協力しあえば、できることが増えることが分かった。
 同じ考えだった人と話し合ってみて、スーパーが近くにあると便利だと思った。
・自分一人で「施設をつくろう」「ごみ拾いボランティアをつくろう」などと言うのは簡単だけど、実際、お金が必要だったり、人を集めないと行けなかったりします。そういう時は、他の人と協力して取り組むことが大切だと分かりました。無理に一人でやろうとせず、他の人にも声をかけていきたいです。


3.その他、なんでも
・目隠しゲームがとっても気になったので、友達を一緒にやってみたいと思いました。
・でも自分にできることを考えたい。
・今回の授業でづくりで実際どんなことが大切なのかを知りました。

振り返り イラスト素材 - iStock

ふりかえりシートを読んで
こどもたちの吸収力におどろきました。
「自分ができることをもちよって、グループのみんなのできることをつなげてみてね。まちづくりのストーリーができるよ」と言ったのですが、
本当に、つなげて、もっとこうしたらいいね!を話し合って…
見事に素敵なまちができるストーリーをつくってくれました。しかも、どれも実現可能性が高そうです!
話を真剣に聞いてくれて、真面目に考えてくれる。
そして、自分のできることからつないでいって、世界に貢献する!というストーリーも素敵でした。

小学校6年生!おそるべし!でした。
こんな素敵なこどもたちに、わたしたち大人はどんな社会をバトンタッチできるのか?
身が引き締まりました。

小学校も「まちづくりとSDGs」勉強するんですね!

2022-05-11 | ブログ

先日、愛知県安城市の小学校の総合学習の時間に「まちづくりとSDGs」の話題でお話&ワークをしてきました。
6年生2クラスを合同でお話させていただけるとのこと。とってもうれしくて、ついついがんばってしまいました。
昨年度は、1年かけて「まちづくり」について学んでいらっしゃいました。
まちのことをみんなで調べたり、JICAの人や市役所の人のお話も聞いたとのことでした。

そして、今年度は…
一人の活動が国際理解やSDGsにつながっていくということを伝えたい!とのことでした。
そこで、私のやってきたことの事例を話してほしいとのオーダーでした。

どんなお話がいいのか?とっても悩みましたが…

非営利組織の4世代のお話と事例として、BIDと先日の東近江市でのことをお話しました。

非営利組織の4世代
非営利組織の4世代は、デビッド・コーテンが言っている理論です。

(筆者作成)

非営利組織が何を糧に、何が発端で発展していくのか?を4世代に整理したものです。
非常勤をしていた大学の「ボランティア実務」という授業でお話ししていたものです。
小学校6年生には早いのでは?とも思いましたが、ここは、ちょっと背伸びしてもらって!

 

BID(Business Improvemento District)

イギリスが発祥だと記憶していたのですが…(なんと!修士課程に入った年にゼミで輪読した本にあったのでした)
町の中のダウンタウンがお金持ちの人が郊外へ引っ越し、ゴミが散乱し始めると、街中の不動産価格が下がっていく…
このような状態を変えたい!と掃除を始めた人がいました。

その行動は他の人を巻き込みはじめ、町がきれいになっていきました。
すると、不動産価格が戻ってきた…それをBIDという組織にして管理運営していく。というものです。

それだけではなく、近年は「社会奉仕」という意味で、保護観察の人や社会貢献をするよう指導された人たちを受け入れて更生に役立っているそうです。世界に広がりつつある考え方です。(もう、10年以上前の文化政策学会での報告をしていた方がいました)

以上のようなことをお伝えしました。

もちろん!一人でがんばっている若き活動家グレタ・トゥンベリさんもご紹介しました。

1人の想いがある人が行動をし続けると、いつか、理解者が現れ、実現していくのですよね!

ワークももちろん!

写真を撮らなかったのは、とっても残念なのですが(学校内で写真を撮るのが憚られて…)
住み続けられるまちの要素を考えてもらい、
マグネット・テーブル(話したい話題に人が集まって、話し合う)でグループをつくって、
「みんなで住み続けられるまちがこうしてできました。」というストーリーを作ってもらうことにしました。

マグネット・テーブルのインストラクションは主任の先生にお任せしました。
とっても丁寧にひとつずつ行動を分解して、子どもたちに伝えてくださったのが、とっても印象的でした。
大人を相手にワークショップしていることをふりかえると、参加者のみなさんが拙い説明を理解する努力をしてくださっていたのだなぁと痛感しました。
(今頃ですが、みなさま、ありがとうございました)
学校の先生のインストラクション!すごいです~

グループワークイラスト/無料イラストなら「イラストAC」

今回の特にうれしかったことは、マグネット・テーブルで話し合う
というのを先生が気に入ってさったようです。
「ふだんは、固定した班でグループ学習をしているので、話し合うことには子どもたちは慣れているんだけど、こんな風にグループをつくっても、ちゃんと話し合いができるんだね」
そして、ふだん大人しい(らしい)子が、発表してくれたことにも、先生が驚かれました。
「きっと、話したいことを話したから、自信がもてて、発表したんだろうなぁ」とのことでした。

このコメントは、 ファシリテーター冥利につきます!
とっても、うれしいお言葉です!!

今まで学んできたまちづくりのこと、ファシリテーションの技。
自分自身のふりかえりになった、ありがたい機会となりました。

これからの社会を担っていく子どもたちに想いを伝えたり、一緒に考えたりできる機会をいただけて、本当に感謝しています。
ありがとうございました。

また、お話ししたいなぁ。
 

 

 

「水と供にあるまち」に行ってきました

2022-04-24 | ブログ

滋賀県東近江市、琵琶湖の東にいくチャンスをいただきました。

琵琶湖の周りは、確かに水が豊か。でも、こんな景色は想像していませんでした…。

琵琶湖の東のエリアと言えば、近江!
近江商人で有名です。「買い手よし、売り手よし、世間よし」の3者が良い!という商いをモットーにしていると言われています。
今、SDGsやこのブログでずっと考えている「コモンズ」や「社会的共通資本」に通じる考え方が見直されている「持続可能性」を謳っていると考えています。
そして、NHKの朝ドラ「カムカムエブリバディ」で主人公がお参りした神社で「聖地」になった大城神社もあります。

1.サプライズその1 水と供にある!

きれいで豊かな水に囲まれている!を実感しました。水路が張り巡らされている街並みと、その水路が人の営みの源になっているということを実感しました。

水路には、きれいな水に生息する「梅花藻」がたくさん自生していました。(お花の時期にはちょっと早くて残念!満開の時を見てみたい!)
ボランティアガイドさんによると、田んぼに水を入れ始めたので、水は濁っているとのことでした。
これで、濁っているんだ…。

この日は前日が雨だったので、特に濁っていました。

そして、今は水道を使っているので、活用が減っているかもしれませんが、水路の水を活用する「川戸(かわと)」。水路で野菜や着物(?)など洗い物をしていたであろう痕跡。
川戸は「正式には入れ川戸。屋敷内に水を引き込み、屋根をかけて洗い場にしたもの。野菜や鍋、釜の洗い場として利用したほか、淡水魚を飼ったり、防火用水の役目もはたしました。底には、鯉が泳いでも、水が濁らないように木が敷かれています。」と看板に書かれていました。

本当に、水(というか水路)が豊富にあっての生活の設計なのだと感じました。

2.サプライズその2 近江商人の暮らし

一口に近江商人と言っても、豪商から零細までさまざまな商人がいることは前提なのですが…
公開されているお屋敷では(今回、拝見したのは作家になった「外村繁邸」)、暮らし方を教えていただきました。その中でのサプライズは…

(1)お商売は外で!
 普通、豪商いうと、イメージ的には大店で、お店の1階が商店と応接間や水回り、2階が従業員の住まいでした。そして、税金を節約するように、通りに接する面積を小さくするので、奥に長い!というものでした。(いわゆる「町屋」です)

 ところが、お店の部分がなく…これは、地元では商売をしておらず東京などが商売の中心としているので、地元では商売をしていないとのこと。打って出る?職住分離?
 とにかく、奥さんは地元に住み、ご主人だけが東京などでお仕事をしているという(単身赴任?)スタイルだったそうです。

 なので、「妻女心得条」というのが台所に貼ってありました。妻の務めや心得が書かれていました。(男女共同参画を言われる今では、なかなかすんなりと受け入れにくい項目もありましたが)離れて暮らしているので、妻が従業員のお手本になるように!との思いを込めて定めたのだろうなぁと察しました。留守を安心して任せるため!でしょうか。

(2)戦中の缶詰発見!
水屋の中に、茶碗蒸しの器?と思うような陶器製の容器を発見しました。「防衛食」と書いてあります。
学芸員の方曰く…「戦争中、鉄を拠出したので、缶詰の缶は、陶器だった」とのこと。wiki ペディアによると、避難用の食料を詰めたとのことでした。(詰めるような食料がなく、陶器のみの場合もあったとか…)
今でいう非常用の食料だったのですね。いつの世でも、備えておくことが大事ということなのだなぁと思いました。

そして、お猪口も発見!ちょっと刺激的。ヘルメットの上にゼロ戦?

(3) その他
・おうち風呂がありました!
   水道がなかった時代。なのに、水圧を利用したお風呂へのお水の注入法を実施していました。(先人の工夫を痛感!)

・パティシエがいた?
  台所に貼ってあったレシピ!そこには、カステラの作り方や羊羹の作り方など、お菓子の作り方のレシピが書かれていました。
  お客さまも多かったのでしょうか?お団子などは買うのだろうと思っていました(時代劇では、神社の参道などで売っているイメージ)。ところが、自家製のお菓子も出すんだということを知り、ちょっと驚きました。

・鉄製の泡立て器オープナーも発見!
   パティシエが使う(?)泡立て器。この時代(どの時代なんだろう?)にあった!というのも、驚きです。しかも、メカニカル!
   さすが!としか言えません。
   鉄製だから、戦後のものでしょうか?

このほかの宝は、別の家や別の展示場所にあるとのこと。時間を作って見にいこう!と思いました。

3.おわりに

ひとつひとつが驚き!な東近江市でした。
まだまだ、ご紹介したい見どころはありますが…

今回はこのあたりで…

自然とともに自然の恵みを共有して、供に生きていく。
山の方に行くと、地域の人たちの協働がないと成り立たない棚田が広がり、清流と人間が使う水もみんなで管理しているようでした。(まさに、コモンズ!社会的共通資本!!)

豊かな自然の恵みをどんな方法でつかっていくのか?は、先人の生活の知恵がとても役立つのだ!と思いました。
この気持ち、基本的な考え方を忘れてしまった現代の私たち。
お手本は、古い街の中にあったのです!

とっても、ありがたい出会いのあったまちあるきでした。

 

 

『始まっている未来』とファシリテーション

2022-04-13 | ブログ

『人新世の資本論』斉藤幸平を読んでから、ここに出てくる”コモンズ”と宇沢弘文のいう”社会的共通資本”との差異について知りたい!と思っていました。

社会的共通資本 (岩波新書)(アマゾンより)
大学院生のときに読んだ『社会的共通資本』をひっぱり出してきて、眺めてはいましたが、まだ、言語化できていません。

ふとしたきっかけがあり、『始まっている未来 新しい経済学は可能か』宇沢弘文、内橋克人、岩波書店、2009年を読みました。

(アマゾンより)

この中に書かれていることは、衝撃的な経済上歴史上の事実(というか裏側)もありましたが、私がファシリテーションを仕事にしようと思ったことを勇気づけてくれることも書かれていました。

それは、大学院で学んだ「地方自治(特に住民自治)」「コミュニティ」についてです。経済の本ですので、表現は異なりました。
ご本では社会的共通資本に共通する部分の多い、内橋さんの「共生セクター」と「自給圏」が該当すると考えられます。

社会的共通資本は、市場に任せるのではなく、コミュニティで管理運営していった方が人間が暮らしていくにあたってふさわしいものがあり、それらを社会的共通資本と呼ぶとされています。

そして、内橋さんも「共生セクター」と呼び、「競争セクター」と対比して、人間らしく暮らしていくことを謳っていたのです。

競争セクターと共生セクター

競争セクターは、市場原理主義とも呼び、「分断・対立・競争を原理とし、その隙間に利益チャンスをはめ込む。まさに今日の破綻は、競争セクター至上、市場競争一辺倒に立つイデオロギーの帰結でしょう(p100)」と言い、人々の分断を前提にして成り立っているようです。この本は2009年に出版されたものですので、ここに書かれている「帰結」とは、リーマンショックのことを指しています。

これに対して、共生セクターは「連帯・参加・協同であり、共生セクターの足腰をいかに強くしていくか、それが21世紀最大の課題ではないか、と。(p100)」競争セクターに浸食されている今の生活から、失われつつある共生セクターをいかにして取り戻すのか?ということなのですね。考え方や気持ちは、育ってきた文化やコミュニティで培われるとのことなので、長い間、競争の考え方が広まっているので、なかなか、難しそうです。不況や災害などがきっかけになることもあるようなので、期待されていたようです。
少しずつ、共生セクターを実現していこうという挑戦が始まっています。(後述)

共生イラスト/無料イラストなら「イラストAC」

共生セクターは「競争セクターとはちょうど逆に、人々がまず連帯し、共生、協同し、政策決定過程にまで参加していく。このような共生セクターの構築へむけて努力を積み重ねることが私たちの選ぶべき道なのではないだろうか、と。(p111)」
まさに、住民自治の考え方!だと思いました。そして、分断されてしまった関係性を紡ぎなおしていくには「対話」が必要なのだと考えています。この「対話」による効果については、何度もこのブログに登場するデビッド・ボウムが言っています。

対話の場をつくる!という意味で、ファシリテーションが実現にむけて大きく踏み込んでいけそうです。

このご本で、経済面からも住民自治の実現がこれからの未来に必要なことだ!ということを言っていると、改めて心強く思いました。

「共生セクターを経済的に抱える核は何かを考えてみると、それは人間の基本的な生存権」「憲法25条もそうですが、より広い意味での人間の基本的生存権、それを本当の意味で現実化し、具体化し、維持していくために、社会の中に構築すべきもの、それが自給圏だと私は思います。(p111)」
「共生経済は、F(食料)E(エネルギー)C(ケア)の自給圏を人間の生存権として追求していく経済のあり方(p100)」とあり、これらが自給可能な範囲がコミュニティなのではないかと思いました。

エネルギーの自給圏の大きさ(事例から)

エネルギーは、小さな単位で自給する動きが少しずつ広がってきています。
岡山県西粟倉村の事例が有名です。

(http://throughme.jp/meguru_nishiawakura_hyakumori10/ の記事では、バイオマスを始めた方の想いも語られています)

(西粟倉村ホームページより)
木質バイオマスで地域のエネルギーを100%自給しています。2013年には環境モデル都市にしてされました。
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/biomass/b_kihonho/local/attach/pdf/keikaku_sakutei-181.pdf)

西粟倉村の統計(2022/3/31現在)2022.04.5
(外国人を含む)人口 1,384人(男 654人 | 女 730人)
世帯数 597世帯
面積 57.97平方km

1000人規模の単位がエネルギー自給の一つの目安なのかもしれません。
コミュニティの自治を考えるとき、中学校区程度と言われています。約10,000人程度。
10,000人が次の目安の単位なのかもしれません。

*ここは、今後、もう少し調べていく必要がありました。φ(..)メモメモ

そして、ファシリテーション

自給圏を形成していくにあたっては、自給圏内に住む人たちのコミュニケーションがとれていることや、その地域へのアイデンティティをもっていることが大切な要素になってくるのではないでしょうか?
コミュニケーションをとれる関係づくり、自給圏内で決めて行動していくための合意形成など、ファシリテーションが活用できる(活用したほうが、余分な苦労をしなくて済む)のではないかと思います。

人と人が一緒に、気持ちよく暮らしていくためには、ファシリテーションのスキルや、スキルを活用できる人がいることも必要なのだと思うことができました。今までの行動を後押ししていただいたような気持になりました。
まだ、コロナ禍の中ですが、こんなときだからこそ、少しずつでも進めていきたい!と思いました。

今後とも、よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

駅の自由通路でマルシェ

2022-03-22 | ブログ

愛知県岡崎市のJR岡崎駅の自由通路で、月に3日間、駅ナカ横丁(テイクアウトまるしぇという名前でスタートしました)が開催されています。

 

コロナ禍になって、飲食店の営業が縮小され、飲食店そのものも町も、活気がなくなっていく…
これは、どこの駅前でも見受けられる現象でしたよね。

こんな状況の中で、立ち上がった協働の事例!をご紹介したいと思います。

JR岡崎駅周辺の経緯

駅西の区画整理が完了し(清算も完了!)駅東も終了が近くなっています。
今回ご紹介したいのは、駅東の賑わいをつくろうという「であいの駅岡崎(http://deainoeki-okazaki.jp/)」と駅前発展会(https://okazakiekimae.jimdofree.com/)、市役所の活動です。

弊社は、駅東の町内会のみなさんとご一緒に「花のまちづくり」の活動を始めたのが、2007年の合同庁舎の花上のボランティアからでした。
町内に皇帝ダリアを植えて「皇帝ダリアの咲くまち」を演出したり
町内を花でいっぱいにする活動をしたり
ポケットパークのデザインをみんなで決めたり…
今では、地元のみなさんがポケットパークの管理をしていらっしゃいます。

集合写真
(ポケットパークの造成中にイベントを行いました。https://www.city.okazaki.lg.jp/300/306/p017458.html より)

いろいろと関わらせていただいてきました。
そのみなさんが、素敵にご活躍していらっしゃって、もう、尊敬!です。

岡崎駅東、住民や商店街のパワーがあるのですね!

始まりは…

今回は、であいの駅岡崎と駅前発展会の役員を兼ねている方がキーパーソン!
市役所の担当に会うたびに、自由通路を使いたいと伝えていたとのことです。
この自由通路は、もともと「道路」なので、道路を使用したいときは、使用許可や占有許可が必要になります。
道路に関する許可をとりたい!と思うと、なかなか「うん」と快く言ってもらえないのかツネですよね。
ところが、市役所の方も駅前の賑わいを創出したいという想いもあり、
コロナ禍で地元の飲食店が苦戦している…

そんなときに、市の商工労政課や観光協会も協力し、市の方も管理部署が変わり管理の形が変わりました。(変えてくださった?)

ついに、自由通路を使えることになりました!

2020年3月から毎月3日間、16:00~20:00の間(緊急事態宣言下でも、飲食店は20:00まででしたので)地元の商店に声をかけて「テイクアウト まるしぇ」を始めたのでした。
今は「駅ナカ横丁」という名前に改名しました。

始めは4店舗くらいが出店していたような記憶ですが、2022年3月では10店舗が出店。
他の団体も別の日に類似の企画を展開することになったのです。
今では、水~金の夕方は自由通路で何かの販売が行われているという状態になったのです。

お客さんもついてきて、乗降客でなくてもお弁当を予約して取りにきてくれたり、まるしぇの場で顔馴染みになって別の日に本店に来てくれたり…
新しいつながりもできてきているそうです。

閑散とした駅の自由通路でした。出かけて、駅まで帰ってきても「し~ん」としていた駅でした。
他の駅では。テイクアウトの店が出店していたり、駅ビルがあって買い物をして帰ることができたり、と、
駅そのものの賑わいがあるのですが、なかなか見られなかった…(寂しかったです)

改札を出て、人がワイワイと賑わっていると、なんとなく温かさを感じ、寒さも緩和されるような気がします。
帰ってきたなぁと感じます。


(改札を出るとこんな風景が。この日は市がアンケートも行い、10店舗が出店。)

「人の気配」「賑わい」は、こんな温かい気持ちにさせてくれるんだということを体感できています。

コトを始めるのはとてもパワーの必要なことだとお察しします。
(もちろん、続けていくにもパワーが必要ですね!)
始めてくださったことに感謝です。

他の駅前にも、この温かさが広がっていくことを祈りつつ。
ついつい買ってしまい、食べすぎるというスパイラルは止めて、食べる量を考えなくては!と思うのでした。

 


 
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