ソーシャル・アクティ まちづくり&組織の活性化・ファシリテーション

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「ねこの博物館」へ行ってきました。

2023-08-25 | ブログ

伊豆高原にある「ねこの博物館」へ行ってきました。

伊豆高原駅からタクシーで10分ほど。
どうやら、ここは別荘地らしく、ステキな建物が並ぶ中にありました。
そして、坂道を登っていく途中には別荘とおぼしき建物、空き家がいくつもありました。

そのなかには、ミニ博物館やアーティストの工房・アトリエのような看板もいくつか見られました。

運転手さんに聞くと…
別荘地として開発され、終の棲家として住んでいる人もたくさんいます。
ただ、医療体制がビミョーなんだとか。
たしかに、高齢者になってから住むには、安心できる医療体制が必要ですよね。

と。

バブル以降のヒストリーを聞きながら、到着。

ステキなたたずまいでした。

1階は、ネコ科の動物のはく製の展示。
ライオンやトラ、やまねこなど、たくさんのネコ科の動物がいました。
近くでみると、ライオンやトラもわいいです。
(ねこ好きにはたまりません)

2階へ上がると、生ねこ!
10種類以上のねこたちがいました。
そして、ふれあいコーナーでは、自由に動き回る猫をさわることもできます。

ふれあいコーナーのねこたちも大人しくて…
あまり触りすぎると、帰宅したきに我が家の猫がやきもちをやいてしまうのでは?と思ってしまうくらいでした。

一部のSNSで、ちょっとかわいそう💦という書き込みがありました。

夏の最中、メインクーンやノルウェイジャンなど長毛の子たちは、カットしてもらっていました。
きっと他の子たちも、いろいろな人と触れ合うので、ツメも短くカットしてあるのでしょうね。

あれだけ大人しいのも、ちゃんと躾けられているとか、心が寛容なのではないかと推察しました。

同じく2階には、オーナーが旅先で思わず買ってしまったのだろうコレクションが展示されていました。
とっても小さいものから、どうやって運んだの?と思うような大きなものまで。
これも、ひとつひとつ見ていくと、とても愛らしい。
思わず、買ってしまうきもち、わかります!

涼しい中、猫たちに囲まれて幸せなひとときでした。

 

我が家の猫もカットしてあげたいと思いました。

 

こどもたちと「端材でキーホルダー」づくり

2023-07-31 | ブログ

監事をしている子育て支援の団体が運営しているHATSUMEI堂。
ここがテナントとして入っているNEKKOというスペースがあります。
(NTTさんのビルの1階です)

https://nekko-okazaki.com/shop-list

このNEKKOが1周年を迎え、イベントを行いました。
ということで、HASTUMEI堂も出展することにしました。

それが、こどもを対象にした「端材でキーホルダー」づくりです。

なかなか子どもが少ないなかでしたが、6人の子どもが参加してくれました。

今回は、家具職人さんがいてくださったので、インパクト(という工具)でネジやヒートンの穴をあけてくれたり、
かなづちの使い方を子どもたちに教えてくれたりと
プロならでは!のコーチをしてくれました。

以前、ミニ門松づくりをしたときも感じたのですが、
デコレーションパーツはたくさんあれば、子どもたちが楽しんでくれて、大人の想像以上のものをつくってくれる!

今回も、想定したネジ、ヒートン、マジック以外に
何かにつなうかなぁとビーズやストロー、フェルトなどを準備しました。

ストローとつまようじ、ビーズを使って背負う刀とさやをつくってくれたり、
フェルトで長い耳をつけて、うさぎにしたり…

もちろん、きらきらしたものは大好き!スパンコールも人気でした。

子どもたちが真剣に考えて小さな手を動かしているのを見るのは、とても楽しいものでした。
そして、とって集中していました。

30分でも集中していました。小5の男の子は1時間も集中していました。

このとき、パパが子どもに道具の使い方を教えたり、ちょっと手伝ったりと親子のステキな時間になってもいたようです。
最後にパパが
「今まで、木の工作をしたことがなかったので、とても貴重な体験になりました。ありがとうございました。」とおっしゃってくださいました。

なによりのご褒美でした。

親子で体験してくださる組もあって、こちらはママがとっても楽しんでくださっていました。
こういうのも、とってもステキでした。
ママはママの世界がありますもんね。
ママに刺激されて、お子さんもあれこれと工夫しながらつくっていました。
こんなコラボもステキ。

ここにも、ちょっとだけファシリテーションが入っていたらしいです。
自覚していなかったのですが、後から教えていただきました。

・ 事前にロジ表をふくむ簡単な香盤表を作成したこと←イベントの経験でしょうか?
・ 工夫を促すときの声掛け←どうやら、声かけの仕方がファシリテーションだったらしいです。
・ 親子の姿をスマホをお借りして写真に収めたこと←ホスピタリティでしょうか?
など、製作以外の部分でしたが、お役に立ったと言われ、うれしかったのでした。

プロのワザを間近でみることができて、私もワクワクしました。
少し、教えていただけたりもして、楽しい一日でした。

ボードゲームから世界を学ぶ

2023-07-16 | ブログ

知人の先生にいただいたご著書『映画で地球を読む』があります。
映画のワンシーンを切り取って、そこに描かれている社会状況や文化などを解説しています。
これが、イメージしやすくて、「ああ、こんな背景があったんだ」と知る、とても良い機会となっています。

それを見習って。
ボードゲームでも!

やっぱり「ディプロマシー」

ずっと前のブログでもご紹介したボードゲーム
「ディプロマシー」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%BC
これは、第一次世界大戦前夜のヨーロッパが舞台。
そして、プレーヤーは、当時のヨーロッパ7か国の外交官。
戦略と交渉を通して、国の補給基地を増やしていく。
3~4の補給都市から始めて、18都市まで増やす(ということは、減る、消滅する国もあります)
というものです。

これには、サイコロやカードなどの偶然の要素が一切ありません。
最初にどの国の外交官になるのか?くらいです。

さて、コロナ禍の最中は休止していましたが、
やっと。対面で再スタートしました。

その間に、現実の世界ではロシアのウクライナ侵攻がありました。

ディプロマシーで経験した、
ロシアの気持ち、ウクライナの想い、そして、周辺国の思惑…
きっと、現実はもっともっと深いところに真相があるのだろうと想像しています。

ただ、地政学的な観点でみるということが養われたのだと思います。
ディプロマシーを始める前に比べたら、各段にヨーロッパの情勢が理解できるようになりました。

世界情勢が体感できる

今回のロシアの侵攻がなぜ、突然始まったのか?については、分かりません。
ただ、中学や高校の世界史でも、
ロシア(私が学んだ時はソ連でした)は不凍港を手に入れたいと思っている
だから、南下していくのだ
ということは、教えてもらっていました。

ディプロマシーをやってみると、南下するしかない(西へ行けばヨーロッパ、東へ行けば中国、日本)のだなぁと実感できます。

イギリスが海洋国で自由に海を行き来できれば、大英帝国になります。
周辺を強国に囲まれたドイツは、ビスマルク外交で周囲の国と仲良くするのが一番安泰。

などなど、自分がその国を担当すると、地理はもちろん、どうやったら自国が存続できるのか?拡大できるのか?を考えます。
そして、歴史を重ねていくと、当時の外交はこういう方針だったんだということが、すっと分かります。

周辺を強国に囲まれた国がどうやって生き残っていくのか?
「戦略」というものを考えたことのない、私にはたいへん勉強になります。

そして、立てた戦略を成功させるべく、交渉をする…
時に、裏切られるのですが(ゲームでよかった、と思う瞬間です)…
「ああ、こんなことがあるから怒ってしまうのだなぁ」と思えます。

地図が書かれているボードを(文字通り)立ち位置を変えてみると、本当にいろいろなシーンが見えてきます。
地政学を学ぶというのは、こういうことから始まるのだろうなぁと思いました。

Wikipediaの情報によると、このゲームの考案者アラン・B・カラマーは13歳の時に、ウィーン会議の雑誌記事を読み、ロースクール時代に読んだ本を参考にゲームにしたとのことでした。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BBB%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%BC

現状や史実から考案されたのですね!

第一次世界大戦の影響が世界のあちこちで残っている今、遊びながら
先人の知恵も拝借しつつ学べるとても優れたゲームでした。

もちろん、ゲームの後は、しっかりとふりかえりもできます。
というか、したくなるほどの記憶が残っています。
(きっと、将棋の対戦の後のふりかえりに近いのでは?と)

ファシリテーターとしては

もちろん、ファシリテータ―としての工夫もしています。

国ごとにブースをつくったり、糖分の補給をしたり、ゲームの後のふりかえり用の飲み物をみんなで準備したりと。
コンテンツ(ゲーム)がしっかりしている分、ファシリテータ―は場づくりと進行に注力すればよいのです。

いかに楽しく、ゲームを進行できるのか?
グッズや標識などにも(楽しんで)気を配っています。

ボードゲームとファシリテーション。
組み合わせを楽しんでいます。

 

 

 

ファシリテーション・サミット2023無事終了しました

2023-06-23 | ブログ

NPO法人日本ファシリテーション協会では、毎年、総会の前に2日間かけてイベントをしています。
場所はFAJの拠点を順に持ち回りしていました。
コロナ禍で2020年はお休みしてしまいましたが、その後は2021年はオンラインのみ、2022年からハイブリッドで開催してきました。

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今年は、名古屋で行うことになり、昨年の8月あたりから会場探しをはじめ、毎週1回のミーティングを行ってきました。

コロナ禍以前は、全国規模のミーティングはオンライン、地域でのミーティングはリアルで会って行っていました。
オンラインでのミーティングのスキルもあがってきたこの頃は、オンラインでミーティング。
現場確認等だけはリアル!となってきました。
(オンラインのミーティングは、移動しなくてよいし会場を確保しなくてよいので、便利!)

さて、その全国イベント「ファシリテーション・サミット2023名古屋」では、
・基調講演(ハイブリッド)
・ワークショップ・レクション1(リアルとオンライン)
・ポスターセッション(リアルとオンライン)
・ワークショップ・セレクション2(リアルとオンライン)
・サミット宣言(リアルと配信)

というプログラムでした。

このプログラムの中で、ワークショップ・セレクション1,2のうち一つずつ担当しました。
先端の技術と、人間のベーシックなよりどころ。ベースを自覚して、技術を積み上げる!というストーリーだ!と一人で喜んでいました。

1つは、「ChatGPTと話し合いの見える化システムを使って、ファシリテータ―のトレーニングをしてみよう!」
というものです。

もう一つは、「つなづいても自分の足で歩こう。挑戦とつながりを信じて」です。
こちらのワークショップは、心に沁みて、まだ言語化できない状態です。
でも「人がつながる」って本当に必要なこと!というのが、すうっと心に入ってきました。
Python】ChatGPTで画像を生成する方法|OpenAI APIを用いた画像処理
さて、
ChatGPTの方は、名古屋工業大学の白松先生と(株)ハイラブルの水本社長にお越しいただきました。

ChatGPTにあらかじめキャラクターを設定して、話し合いを行ってもらう。
そこに、ファシリテーターはどのように介入するのか?を話し合って入力します。
あとから、そのときの話し合いをふりかえるのに、見える化システムを見て、ふりかえる

ChatGPTの使い方と見える化の体験をしていただきました。

反応は、もちろん!
とってもお楽しみいただけたようでした。

このWS、企画の段階からワクワクしていました。
昨年、ChatGPTが無料でリリースされる前に、名古屋工業大学の先生をお招きして行った定例会とは、少し異なった使い方ができました。
工夫次第でいろいろな活用ができるのだなぁと思いました。

昨年の定例会の時よりもぐっと進んだChatGPT。
これから、どこまで行くんだろう?(想像できません💦)

とりあえず、経験してみることも大事なことだと思って、チャレンジしてみました。

ファシリテーターの代わりをAIができるか?問題があります。
今までは、資料をさっと出してくれたり、根拠を調べてくれたり、人間ファシリテーターが言いにくいことをズバッと言ってくれたり…
AIとうまく付き合っていけば、ファシリテータ―のサポートができるよね。
という話をました。

ファシリテーション入門【イラスト図解】~驚くほど会議の成果を上げる技~ - 日本のものづくり~品質管理、生産管理、設備保全の解説 匠の知恵

ところで、いつ、AIがファシリテータ―の代わりができてしまうのでしょう?
ここ10年ほどで、ドッグイヤーを超える速さで進んでいるAI。
AIに人間の感情は分からないよね。
なんて思っていては・・・
感情が分析できるのであれば、組み立てる事もできそうな気がします。

AIの進化が楽しみでもあり、人間の領域に迫られる…複雑です。
これからも、白松先生に教えていただきながら、なんとか時代についていこう!と思ったサミットでした。
もっと、楽しいことになりそうです。

 

 


 

ファシリテーションの基礎には「共感」

2023-06-13 | ブログ

FAJ(日本ファシリテーション協会)の第72号のニューズレターが届きました。
(これは、会員しか読めないのですが…)

今、FAJの中の広報委員会におり、ニューズレターの記事を書いています。
インタビューの記事は、論文とは異なる書き方なので、始めは戸惑いましたが、少しずつ慣れてきました。

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今号では、NPOであるFAJは今年、20周年を迎えます。そして、FAJのミッションの一つが「ファシリテーションを普及すること」です。
どのくらい普及したのか?についての調査とともに、
FAJの会員ではないけれど、ファシリテーションの必要性を感じてくださっているお二人にインタビューしました。

その中のお一人。大学の先生へのインタビューで、腑に落ちたことがありました。
それは、ファシリテーションの基礎には「共感」があることでした。

その先生は、野生哺乳類の生態についてご研究されています。
インタビューの中で、印象に残ったのは、
・野生哺乳類の生態を研究するには、野生哺乳類の気持ちによる添うことが大切!
・野生哺乳類は、町を跨ぎ、市町村を跨ぎ、県も跨いで行動する。そのために野生動物の管理計画には、さまざまな調整が必要!
とのことでした。

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野生動物と人間の関係性にもファシリテーションが求められることを知りました。
動物の気持ちに寄り添う…共感がないとできませんよね。
もちろん、ここでの共感は、「エンパシー」

そして、学生へのメッセージをお願いしたところ
「人間は社会的な動物で人と関わらないと生きていけない」
「対人間だけでなく、対動物にも想像することが基本です」
「自分を知って、自分だったらどうする?から出発して考えます」
「これには、ファシリテ-ションのスキルがに役立ちます」
といういくつかのフレーズです。

共感の方法と、共感することはファシリテーションの基礎なのだ!ということを生態学の先生からも教えていただきました。

そういえば…
ワークショップや会議などの話し合いの中で、
この方は、このグループは今、
どんなことを考えているんだろう?
何を感じているんだろう?
と想像しながら話し合いを進めてきます。

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共感して、進め方を考えていくのです。

ファシリテーターが関わるプロセスには タスクプロセスとメインテナンスプロセスがあるという説があります。
タスクプロセスは、文字通り話し合いの目的に向かって進むプロセスです。
メインテナンスプロセスは、感情面のプロセスです。
表面上はうまくいっているようでも、いざという段階でひっくり返るということがあるとすると
そのときは、感情面がうまくいっていなかった…
ということ、なくはないですよね。

そこに、共感が必要なのかもしれません。

共感・エンパシーここを鍛えることができる方法を模索してみようと思いました。
 


 


 
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