ソーシャル・アクティ まちづくり&組織の活性化・ファシリテーション

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未来のみんなの学校フューチャーセッションのご報告

2015-06-10 | ブログ

ホームページでもお知らせしました「未来のみんなの学校フューチャーセッション」、6月7日(日)に無事終了いたしました。

ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。

運営でばたばたしておりましたので映画を観ることができず、フューチャーセッションもサブでファシリテーターをしており、対話に入れませんでした。

みなさんの楽しそうな対話の様子を見て、残念ではありましたが、その分、俯瞰して場をみることができました。

本当にたくさんの気づきをたくさんいただきました。

セッションの流れと私の感想をお伝えしたいと思います。

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全体の流れ

(1)オープニング

(2)映画上映会

(3)感想や質問を付箋紙に記入し、部屋を移動

(4)質問タイム  木村元校長先生、大空小学校の先生方へ、みなさまからいただいた感想・質問などを伝える

(5)ワールドカフェ風対話

(6)ハーヴェスト 2025年のみんなの学校のため、自分ができること、することを書き、黒板に貼る

(7)みんなでハーヴェストを眺めつつ、記念撮影

(8)関西テレビの迫川さん、木村元校長先生からのコメント

と、このような流れで行いました。

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感想など

【木村元校長のコメントから】

木村校長の映画どおりの話し方と声。(映画は名古屋で上映していたときに観ていますので、ご安心ください)なぜか懐かしいような気がしました。そして、揺るがない信念が伝わってきました。

何故、木村先生は揺るがないのだろう?ここを聞いてみたかったと、今ごろ思いだしています。

そして、最後に木村先生が「公教育は何をしてもいいのです。壁をつくっているのは自分です。公教育はパブリックなのです。地域社会の中にあるのです。」というようなことをおっしゃっていらした記憶があります。

公教育だからこそ、自由な裁量は少なく、やらなければならないカリキュラムや事務仕事に追われる、というのが私の中のイメージでしたので、驚きました。

ここに壁があったのだなぁと気づきました。私が勝手につくりあげている小学校のイメージだったのですね。

学校はそもそもなぜあるのか?と見直すという宿題をいただいたような気がしました。

【迫川さん】

迫川さんは、映画『みんなの学校』の監督の奥様なのだそうです。『みんなの学校』の前に、迫川さんが大空小学校へ行き、この学校の取り組みは伝えなくては!という想いにかられて取材されたのだとか。映画として私達が観ることができたのは、迫川さんのお陰だったのです。

最後のコメントもしてくださったのですが、人と一人ができることが描かれた紙をご覧になって、少し違和感があるとおっしゃっていました。私には内容がうまく理解できなかったのですが、もっと違う次元のことをイメージしていらしたようです。

この迫川さんからのメッセージは、しばらく私の課題として、頭の片隅に置いておこうと思います。きっと何かのタイミングで、ふと意味が理解できると思います。

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【全体】

当初の目標人数は150人でしたが、大幅に上回る200人を超える人が集まってくださいました。

その中には車いすで来られた方や聴覚に障害のある方、発達に障害のある方などもご参加くださいました。多様な方々が集まってくださるという嬉しい機会にもなりました。

映画上映中に最前列に車いすが3台並んでいるというのは初めての光景でした。こういう場が共生につながっていく貴重な場になるのだなぁと思いました。

とりとめがなくなってしまいましたが、いろいろなことが頭の中で錯綜しているが故とご容赦ください。

最後に、会場を貸してくださった愛知学院大学さま、地域連携センターの方々、一緒に運営してくださったみなさま、そして木村元校長はじめ関西からお越しくださったみなさま、参加してくださったみなさま、みなさまのお陰で、私達の想いが一歩進みました。ありがとうございました。

この取り組みはここ出発点だとスタッフ一同共有しています。このセッションをきっかけにして、次のステップへと進んでいこうと考えています。

今後とも動向をお楽しみに、そして、機会があればご参加くださいませ。

 

 

 

 

 

 

「本気の応援」の後にはファシリテーションでした

2015-05-27 | ブログ

本気の応援は『我武者羅応援団」

先日、Oka-Bizのセミナーに参加してきました。今回は、我武者羅応援団の団長武藤貴宏氏がゲストで、Oka-Biz のセンター長・秋元さんとの対談でした。

名前だけは聞いたことがあったのですが、何者なのか全く知りませんでした。

冒頭に、以下のURLの動画がながれ、まずは応援団が応援する様子を拝見しました。

http://www.gamushara-oendan.net

始めは、何をそんなに力を入れて叫んでいるのか?と思ったのですが、だんだんと惹き込まれていき・・・

ついには泣いてしまっていました。会場からもすすり泣きが聞こえてきました。

その後、我武者羅応援団結成の物語りや、武藤団長の想いなどを笑いを交えながら対談でうかがいました。

そのときに感じたことや思ったことなどを備忘録を兼ねて記しておきます。

がむしゃら応援団20150512-2

 

覚悟に共感

一番心に残ったことは、「やめることをやめる」という言葉でした。

「もうやめてしまいたい」「もう、やめてもいいのでは?」と思うことをやめるという意味です。

応援団を始めたきっかけも、団長が高校生のときに入団した伝統ある応援団を本登録する前に、どんなことが起こるのかを想像してやめてしまったことがずっと心に残っていたことでした。やる前にやめてしまったことが10年以上ひっかかっていたそうです。

応援団を始めてから数年経ったときに、「やめることをやめる」という選択をしようと思ったということでした。

これは、私が負頃考えている「ファシリテーターは胆力」と思っていることと共通しています。ぶれない軸をもってことに臨むには、胆力=覚悟が必要だと考えています。ファシリテーターの「在り方」ともいわれますが、どれだけファシリテーターが覚悟しているかによって、その場の雰囲気が変わると感じています。

ファシリテーター力は、人間力だと言われる事もあります。この真意も近いと思います。

自分に言い聞かせているような気がします。

 

その覚悟が伝わる

やめることをやめて、応援する人の心に寄り添うと、その人の本質が見えてきて、その人を応援したい言葉が浮かんでくるのかもしれません。

そして、本気で我武者羅に応援するので、心が動かされるのですね、きっと。

「ヒアリングなどを行い本質を見極め、目を合わせ面と向かって、言葉にする」

この一連のことを Iメッセージ(I=私 が主語になるメッセージ)で伝えることが共感を呼び、心が震えてくるのかもしれません。

 

ファシリテーターは、ファシリテーションしている場で自分の気持ちを伝えるということはあまりありません。が、伝えるときは I(アイ)メッセージで!と言われています。発言したひとを攻撃することなく、「私は○○と感じました」とか「私だったら、こうしたほうがしっくりします」など、主語を I=自分にして、自分の感じたこと、考えたことを伝える方法です。

 

武藤氏の言葉で言うと「応援団ズ・ハイ」という状態があるのだそうです。

・今を生きていることを共有し、

・フロー状態=無(我欲がない)の状態になり、相手とつながった!と感じる瞬間であり、心が混ざったような感じ(応援団は自分の殻を超えた時)

このようなときに感じるようです。

きっと、その後で手ごたえを感じる達成感もあるのではないか?と思われます。

 

ファシリテーターが応援団ズ・ハイのようになることはありませんが、参加者が一体になった、参加者が納得できる合意ができたときなどは、本当にうれしい達成感のようなものを感じます。

がむしゃら応援団20150512-1

我武者羅応援団にもファシリテーション

応援するために、応援団団員で話しあい、目標を立てるそうです。やみくもに応援するのではないそうです。

ファシリテーションでは「ゴールを決める」となります。話し合い、共有して団員の府に落とすのです。

応援が終わると、応援団で「ふりかえり」をするそうです。自分たちはちゃんと、我武者羅に応援できたのか?本当に応援する対象の方は満足してくれたのか?どうしたらもっと良い応援ができるのか?などを話しあうのだそうです。我武者羅応援団では「(応援を)味わう」といっていらっしゃいました。

このとき、言葉にすること、その言葉を共有することが大切なのだ!とおっしゃっていました。

ここには、リーダーシップというよりも、ファシリテーションがあると思いました。

(話し合いがあるところには、ファシリテーションは存在する、のですね!)

 

感想など

武藤さんのお話を聞いていて思ったことは、我武者羅というといきあたりばったりに聞こえますが、実際は、その前に調査を行い、ゴールを決めて、その人の価値は何か?何がすばらしいのかをしっかりと見つめてから言葉にしていくのでした。

その後のふりかえりも含めて、ファシリテーションやコーチング等のスキルを活用していらっしゃるのだと分かりました。

(ここにもファシリテーションが活用されていると思うと、応援された気分です)

 

また、応援は応援された人の内発的発展を促すことに寄与していると思いました。

自分の本質や価値を認め、面と向かって言葉にしてもらえることは、自分を認めてもらえる最高の機会になるような気がします。

自己肯定から、自発的な「内発的発展」が始まると言います。我武者羅に応援されると、自己肯定が促されるようです。

自分で自分を認めることから、やる気や他者への配慮ができてくる様な気がします。

我武者羅応援団20150512-3

人生の醍醐味、人生の最期に「いいね」を自分で押せるか!?

とおっしゃっていました。まだ30代なのに、そうようなことを想い、描き、実現への応援をしている武藤さんはステキで素晴らしい方だと思います。

 

最後に、これからのチャレンジは、応援団を始めたときの感動を維持すること  コンディショニングと準備だとおっしゃっていました。これは私への戒めかな?と思いました。

プロと呼ばれる人は、上手くいって当たり前なのですが、まずは上手くいったと自分で自分をほめることが大切だと思いました。その後で、じっくりとふりかえることが初心を忘れずにいつまでも感動をもち続けることができるのかもしれません。

 

我武者羅応援団でも活用されているファシリテーションは、大変参考になり、また、活用されていることで応援されているような気がしました。

浴衣から着物へ~着物を楽しむ若者が増えています~

2015-04-30 | ブログ

浅草寺にて

先日、浅草寺へ行きました。

土曜日でしたので、外国人観光客だけでなく若者も含めた大勢の人が浅草を散策していました。

お休みの日にこのあたりを歩くのは十数年ぶりかもしれません。

浅草駅から浅草寺へ歩いていく途中で、外国人観光客とみられるカップルが着物を着て歩いていました。宿泊施設のサービスなのだろうか?と思いながらさらに歩いていきますと・・・

雷門から境内に入ったところで、日本人の若い女性で2人~4人くらいで着物姿で歩いているグループが散見されました。

浅草1浅草2

みなさん、写真を撮ってゆっくりと楽しんでいらっしゃるので、何かのイベント会場へむかっているのではなさそうです。

そこで、「浅草 レンタル着物」で検索してみると、着物の種類によってお値段は異なるのですが、

予算4000円から、着物から着付け、髪のセットまでパックになったレンタルがあったのです。しかも、時間は10:00~17:30と丸一日。オプションでカメラマンが同行してくれるというプランまでありました。

浅草3

浴衣から着物へ

ここ十年ほどでしょうか。夏の花火大会などの催しに、若い女性が浴衣を着て出かける姿を頻繁に見かけるようになりました。まちの呉服屋さんは姿を消しつつありますが、浴衣はユニクロでも販売するようになるほど定着してきたようです。(日本には昔からあるので、定着というよりも、見直されて来た、戻ってきたというのが正しいのかもしれません)

確かに、浴衣を着て出かけると気分が変わります。非日常「ハレ」を認識でき、お出かけ気分が向上します。お手軽なハレギなのかもしれません。

 

まちづくりでは、日常「ケ」と非日常「ハレ」の差が鍵になり、ハレをどのように演出するかが人を引き付ける大きなファクターになっていると言われています。(田村明『まちづくりの実践』)

この季節は、浴衣には未だ早いため、ハレの気分を味わうには着物なのでしょう。(みなさん、小紋でしたので、お手軽にハレギ気分が味わえるのかと思われます)もう少し暑くなってきたらきっと「ゆかたでまち歩き」となりますね。

 

京都へも休日に行くことはほとんどなくなってしまいましたので、比較できないのが残念ですが、京都でも着物を着てまちあるきを楽しむ女性が増えているのかもしれません。舞妓さん姿で祇園あたりを歩くプランやもちろん、着物で歩くというプランもありまので、どのくらいの人が楽しんでいるのか、見学したいものです。

 

名古屋でも着物を楽しむ取り組みがありました。「絞り」で有名な有松という街で、絞りを体験してまちあるきをするプランがあります。http://www.project-index.jp/intern/7433

ハンカチなどの小物だけでなく、自分の着物をつくってしまおう!というプランまで。http://abareru.jp/area-project/町並みを、浴衣で彩る。プロジェクト-2015/)

 

一時は、夏祭りの浴衣でさえ着ている人を見かけなくなった時期がありましたので、日本の民族衣装として浴衣を含む着物が脚光を浴び、たくさんの方が普段から着ているのを見るのは、うれしいことです。それも特に20代、30代の若い女性が着物を楽しんでくれているのですから。若い男性も、近年は浴衣を着て歩いているのを見かけるようになりました。こちらも、見かけるとうれしくなってきます。

自分が体験するのも、気分が上向きます。

 

「着物を着てまちあるき」も観光資源

伝統的建築物群保存地区とまではいかなくても、ちょっとした懐かしい街並みで若い女性だけではなく老若男女が着物を着てまちあるきを楽しむというのも、地域の活性化の一つになるのかもしれません。着物の難しいお作法はこの際目をつむって、まずは楽しむことから始めると 着物+まち=観光 が観光の公式になるかもしれません。

直近ではNHKの朝の連続ドラマ「花子とアン」以来、大正ロマン的な着物が人気を呼んでいるそうです。リサイクル着物のお店を覗いた時、そのようなことを伺いました。女子大生や若い女性にもレトロな着物が人気があるようです。もしかしたら、大きなトレンドになっているのかもしれません。

このトレンドに乗ってみる、仕掛ける側になってみる、というのも楽しそうです。

そして、その地域の歴史や文化を検証し、観光資源として発掘し、着物と掛け合わせてみるのも、人を引き付ける一つの方法になるかもしれません。

 

 

防災の取り組み「クロスロード」を町内会で!

2015-04-16 | ブログ

東京都新宿区の古くからある住宅街で、「クロスロード」ゲームをさせていただきました。

クロスロードとは

「クロスロード」というのは、直訳すれば「分かれ道」です。阪神淡路大震災で学んだことや反省などをどう伝えようか?という中からゲーム形式で行っては?となり、京都大学の矢守克也助教授(2005年当時)、慶応大学の吉川肇子助教授(同)、ゲームデザイナー網代剛氏と神戸市職員の協力で作られたカードを使ったゲームです。

http://www.bousai.go.jp/kyoiku/keigen/torikumi/kth19005.html

クロスロード クロスロードネクスト

悩ましい課題をYES or NOで答え、みんなで なぜYES なのか、なぜNOなのかについて話し合います。一方的な講義ではないこと、これが正解というものがないことなどから記憶に残り、いざというときに役に立つというものです。

阪神淡路大震災後、このゲームができたことを知り、神戸市役所勤務のNPO日本ファシリテーション協会の友人や語り場の方に現場の話を聞きながら、知識を積み重ねてきました。

このごろは、刈谷市さんの防災リーダー養成講座や、応用編として大学の講義、大学生むけのキャリア講座にも活用しています。問題は自由に作成でき、クロスロード研究会に登録されクロスロードファシリテーターが共有しているものもあります。話し合いに参加し、多少のゲーム性をもあるので、的を射た問題ができればたいへん盛り上がります。

 

地域に根差した問題づくり

IMG_0016せっかく町内会で行うのですから、その地域で起こりそうなことを想定した問題が良いだろうと、事前にまちあるきを行いました。そこでは、今年に入ってすぐに火事があったことから、災害は地震だけではないので火事や洪水のときも問題にしようということになりました。

実際にまちあるきをすると、再開発された表通りとは異なる静かな住宅街でした。一部は耐火性のものに建替えられていましたが、木造密集市街地といわれる状況が散在しており、まだ木造の古い住宅やアパートもありました。

個人的には、銭湯があったので、高い煙突が懐かしく、違う楽しみがある地域だと思いました。時間が許せば入ってみたかったのですが。

問題は、ブロック塀や、電柱についているトランス、火事、洪水、避難所での食事(これはもう定番です)の問題など6問にしました。

その後、問題を参加者のみなさんに作っていただきました。これは何度も行っていますが、みなさん頭を悩ませながら、それでも問題を作成されます。今まで一件も問題作成できなかったというグループがないという素晴らしい成績です。

 

参加した感想は

Pictur_Blur参加者は昔からこの地域に住んでいるご高齢の方が多かったのですが、町会長さんのお話によると、顔を知らない人も何人かいらしたとのことでした。やはり、防災は興味のある方が多いのかもしれません。そして、地域内にある小学校の校長先生もお休みにも関わらず、参加してくださいました。

簡単なアンケートをとってくださったのですが、「クロスロード」については、たいへん評判がよく、「楽しかった」「話し合いが面白かった」などの感想をいただきました。

やって良かった。と思うありがたいアンケートでした。

 

今後もこのような活動を続けて行きたいと考えております。

防災、就職活動、授業にも使えます。お問い合わせは、こちらから~

social-acty@m4.catvmics.ne.jp

 

 

 

ポケットパークのオープニング イベント開催

2015-04-16 | ブログ

JR岡崎駅からシビックセンターまでのコミュニティ道路に6つのポケットパークがあります。

http://www.city.okazaki.aichi.jp/1100/1110/1166/p013179.html

今回、6つめのポケットパークがオープンしました。

一番小さなポケットパーク(カザグルマの広場)ですが、広場にはインターロッキングで絵がデザインされています。

このデザインは地域の子どもから大人が集ってワークショップを行いました。明治時代に岡崎駅ができて以来のこの地域の発展の様子を見たり聞いたりしたときに、木炭バスや市電が走っていたことから、地域の歴史を刻むために市電の絵としました。

 

インターロッキングで描いた「市電」です。わかりますか?

インターロッキングで描いた「市電」です。わかりますか?

オープニングのセレモニー

除幕式

市電の資料DVD鑑賞

カザグルマづくり

植樹+記念撮影

おやつ(これは欠かせません)

と進めました。

できる限り、参加してくれた子どもたちの手を借りて、大人と一緒にみんなで何かをする、ということを心がけました。また、カザグルマの広場にちなみ、カザグルマを作成して公園のフェンスに飾りました。

少しでも子どもたちに楽しい思い出として残ることを期待して!

Clematis_patens_1カザグルマの広場の由来はここに植えられた「テッセン」という植物です。クレマチスはテッセンがヨーロッパにわたり、栽培しやすくなって日本に戻ってきたそうです。今回は、苗がまだ小さいのでカザグルマを作ることにしました。

植樹の後、子どもたちの身長がのびたときに、「この頃はこの木のこのあたりまでだったんだなぁ」と思いだしてもらおうということで、木と並んで撮影しました。

少しでもこの土地の思い出をつくって、大きくなった時に思い出し、岡崎に戻ってきてほしいという願いも込めました。

 

Pictur_Blurその土地の活動と人とのふれあいが思い出に!

6つのポケットパークでは、デザインや植樹、インターロッキングのワークショップなどポケットパークができるまでの過程にある作業をイベントに仕立てて子どもたちに関わってもらってきました。

それは、上記のように、子どもの頃の活動やそのときの人との関わりが思い出になり、その思い出から、自分の子どもを育てるならこの土地で!と戻ってくる子どもたちが少なからずいるからです。

延藤安弘先生の著『マンションをふるさとにしたユーコート物語』に詳しいのですが、コーポラティブハウス(設計から住民が関わる集合住宅)で、マンションの整備も住民が家族ぐるみで関わっており、約30年後には、そこに住みたいと当時の子どもたちが、また戻ってきているというのです。あの頃の思い出が楽しくて、あんな思い出を自分の子どもたちにも味わせてあげたいと。

楽しさは、子どもだけが行うことでも味わえますが、やはり、大人も一緒に活動する、その中でつながりができ、つながっていることを実感できることが楽しい思い出になるのでしょう。

この地域に子どもたちが住み続ける、戻ってきてくれますように。大人の共通の願いを共有して、まだまだ楽しいことを仕掛けてまいります。

応援お願いします。

 


 
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