2018-05-21 | ブログ
JR岡崎駅東口に2018年3月にオープンしました「出会いの杜公園」。
オープンは3月23日
オープニング・イベントはマルシェをベースに幼稚園児の合唱や中学校のブラスバンド演奏、グレート家康公「葵」武将隊などなど盛りだくさんのアトラクションがありました。(詳しくはコチラへ→http://www.okazaki-renaissance.org/experience/show/39)
先日、行ってみた「サイエンスバー」のマスター(ではなく、ご本人はドクター:博士でした)がサイエンスショーを!予定があり、見ることかなわず、残念。
このときのマルシェが地元の商店が中心となっていて、岡崎の住民としては押さえておきたいものがたくさんありました。
地元商店街の方々も出店されていて、ついつい…。
もちろん、この日のお昼は、ここで購入したもの。買いすぎてお腹いっぱいになってしまいました。
トレッドゴードマーケット
4月から毎月、第2土曜日はこの公園で「トレッドゴードマーケット」が開催されるとのこと。
岡崎市とスウェーデンのウッデバラ市は姉妹都市。そのご縁で(?)「スウェーデンに学ぶ自然と遊ぶ暮らし方」をテーマにしたマーケットを開催するそうです。
このイベントは岡崎市にある(株)FIKA:フィーカさんがプロデュース。http://www.fikadesign.jp
FIKA(お茶)をコンセプトにカフェ、庭、植物、公園イベントなどを手掛けていらっしゃるようです。
岡崎にスウェーデン好きがいたんだ~とうれしくなりました。さらに、会社名になっている…。素敵すぎます!
FIKAはスウェーデン語で「お茶」。Ska vie fika?(お茶しない?)と留学経験のある方に以前、教えていただきました。
FIKAさんのホームページにもこの言葉がありました。
一度、イッテミナクテハ!
イベントに行ってみると
出店数はそんなにたくさんではありませんでしたが、そのぶん、ゆったりと散歩しながらお店の人とお話をして楽しむことができました。
お話すると、ついつい…。
お財布のひもは締めないとなぁ。というのが反省点です。
地元の楽しそうな方々の出店がありました。
・北欧、東欧のアンティーク食器のお店
・鉄の加工
・木を削って作ったボールペン(木を選べます)
・多肉植物を育てている方
・ハンドメイドのアクセサリーや小物。
・もちろん、軽食も。
商品にかけた作家さんの心意気や、丹念に育てた気持ちなどが伝わってきて、一回りしたときにはとっても満たされた気持ちになりました。
いろいろなところで開催されているマルシェですが、なんとなく一味違うような気がしました。
出店がたくさんあって、にぎわっているのも楽しい。街並みがぜ~んぶ「絞り」にテーマを絞って(?)いるようなものも楽しい。
きっと作家さんや出店者さんの気持ちが伝わってくるのが楽しいのでしょうね。
そして、モノを買うというよりも、出展者さんとお話をしたり、一緒に行った人とあれこれとうんちくやどんなものが好きという作品をきっかけにしたおしゃべりを引き出してくれる。そこがちょっと日常と違って、楽しいのかもしれません。
そして、トレッドゴードマーケットには、芝生の上でのんびりゆったりな雰囲気と地元の方々の心意気が楽しいのかもしれません。
できるなら、スウェーデンのお菓子もあると、よりうれしいなぁ。
JR岡崎駅の東口は区画整理もほぼ終了。
ハード整備が終わったので、これからは、人がどのように暮らしていくのか?というソフトな面が充実していく時期に入ってきたことを実感したイベントでした。
お時間ありましたら、岡崎へお越しくださいませ。
2018-05-15 | ブログ
先日、岐阜県多治見市にある「織部ストリート」に行きました。
愛知県瀬戸市、岐阜県土岐市、美濃市、多治見市などこのあたり一帯は、陶磁器に適した土があるようで、窯業が盛んです。
多治見市内に「織部ストリート」があり、陶器のお店(たぶん問屋?)やカフェなどが集中している地域があります。
古民家を店舗にしているものが多く、散策が楽しいエリアでした。
織部焼は
千利休の弟子、古田織部が指導して創作され、奇抜で斬新なものから始まり、大量生産されていたとのこと。
ただ、千利休の切腹により古田織部の関与を示すものが廃棄されたらしく、織部焼自体もしばらくの間、廃棄されていたとのことでした。
https://ja.wikipedia.org/wiki/織部焼
岡崎市で育ったので、小学校、中学校での図工や美術で焼き物をつくるときは、必ず、織部焼でした。
焼きに出すと、独特の緑色の作品ができあがってきたものです。
当時は理解できませんでしたが、今ではこの緑色が深く味があるような気がしています。緑色以外は織部焼ではないような…。
散策の途中で、素敵でお値打ちな陶器も入手。今は家で大活躍しています。
修道院、発見!
そして、マップの隅にあったのが「修道院」
織部ストリートから徒歩15分ほどと記載されていました。
この修道院は葡萄の栽培とワインをつくっていて、結構有名なようです。
「神言修道会多治見修道院」http://svdtajimi.com/index.html 昭和5年に設立されたそうです。
修道院と言えば、教会。誰でも入室可能のようでしたので、遠慮しながら入ってみました。
中は撮影禁止でしたが、とても厳かな空気が漂っていました。
つつましやかで、整然としていて、清潔。信者さんたちが大切にしている気持ちが伝わってきました。
本格的な教会で、キリストの生涯の部屋(何というのでしょう?)が側面にありました。
そして、修道院のお庭で一休みさせていただきました。
ボランティアの方がお庭の草を取っていらして、信心の深さを感じるとともに、生活の中の信心・宗教というものについて建物から考える機会になりました。
お土産は
最後に、織部ストリートに戻って遅い昼食。
何をいただこうかとマップを見ながら、あれこれ楽しく考えました。
やはり、観光に「食」は欠かせませんね!
もう一つ、欠かせないものがお土産。
特に陶器は、何を乗せようか?どんなお惣菜が合うか?など、食事の度に楽しい気持ちになれます。
そして、この陶器は多治見で買ったんだと想いを馳せ、その時一緒に行った友人のこと、買ったときのエピソードなどを思い出します。
物語りを連れて帰るのがお土産なのかもしれません。
観光に必要なものは、
その土地の持つ時間のパワーを感じるモノやコト。
それを表現するマップ。
そして、食。
そこでの物語り、と、それを体現しているお土産。これは、写真でもいいかも。
ではないかと思いました。
まちあるきをするというのは
まちあるきをして、お気に入りのものが増え、楽しい物語りに囲まれて暮らす…。
まちあるきをすると、日々の生活に潤いが増えていくのかもしれません。
歩数も増えますしね。
2018-04-24 | ブログ
以前、ファシリテーションのプロセスデザインについて「それはある意味、アートだね」と言われたことがあります。
そう言われてみれば…。
ということで、「ファシリテーション≒アート?」について考えてみようと思います。
プロセスデザインとは?
ファシリテーションで話し合いやプロジェクトを目指す所、成果を明確にして、そこへ進めていくプロセス(=過程)を考えて(というよりもイメージして)形にする、デザインする。ということだと考えています。
ファシリテーションは、プロセスとコンテンツを分けるという考え方があります。(こんな感じです。津村先生、貴重な視点をありがとうございます。 https://www.ic.nanzan-u.ac.jp/NINKAN/kanko/pdf/bulletin14/02_07.pdf)
簡単に言ってみると、プロセスは、人間関係や感情を扱う部分と時間やタスクを扱う部分の2種類があります。コンテンツは、話し合いの内容、成果そのものです。くらいで押さえておいていただいて…。
成果にたどり着くためのプロセスは何通りもあります。
そのプロセスを考える、イメージする、デザインするというときに、以下のようなステップが基礎にあります。
①知識 さまざまな手法をどのくらい知っているのか
②適切な選択 ①の手法のうち、どの手法が適切なのか、どのように組み合わせると成果にたどり着くのか、について選択する
③実現可能性 ファシリテーターとして実行できるのか
とても素晴らしい手法であっても、プロセスデザインができても、それを実行して求める成果をだせなければ、画餅に終わってしまいますよね。逆に、人間関係が悪くなったり、不信感が生まれたりというネガティブなことが起こる場合もありそうです。
ファシリテーターとして、プロセスデザインをするとき、自分の力量を把握しておくことも大前提なのでしょう。
アートな部分?
上記の①知識は、本を読むこと、体験することで得ることができますよね。体験した後で、ふりかえりをしておくと記憶の引き出しに整理されます。「この手法は、こんな場合に向くのではないか」「こんなウィークポイントがある」「ウィークポイントを克服するためにはどうしたらいいのか」などなど、体験したときに感じた気持ちや疑問などを整理しておくと記憶に残るようです。
ただ、あまりにもスッキリ!してしまうと、忘れてしまうので、少し心にひっかかりを残しておくことが、より記憶に残っています。
心に引っかかっていると、ふと思い出して「こんなときにも使えるのでは?」「あの手法と組み合わせると、どんな感じになるだろう」などと思考が進むことがありますよね。それを期待して!
それらを忘れずに蓄積していくと、いろいろな手法の組み合わせができていき、どんな話し合いの流れになるのかのイメージができていきます。もちろん、実践してより思考が深まり、広がっていきます。これが②の部分。
思考の中でイメージを膨らませて、イメージ通りに描く、デザインしてみる…
だんだん、アートに近づいてきたような。。。
いよいよ③の実現のステップに進みます。ここは、イメージを形にする場面です。描いたデザイン(=プロセスデザイン)が形になって成果を出すことができるのか?
ここでは、いろいろなスキルが必要になってきます。
・どのような場にしたいのか、そのためのしつらえは?飾りつけとかもしちゃう?
・参加者へのインストラクションは、どこまでのことを、どんな言葉で伝える?
・話し合いが始まったけど、イメージ通りに進んでいない…。さて、どう対処する?
などなど、瞬間瞬間で成果にむけて、臨機応変に対応していきます。
その対応の仕方もファシリテーターによってさまざま。たぶん、対応策を考えるときの変数は、①の知識、体験とふりかえりの量や深さ、そもそもこの場はどういう場なのかというファシリテーターの自覚、ファシリテーターのマインドなどではないかと思います。
「な~んだ、人に依っている部分が大きいんだね。」「ファシリテーターによって異なるんだね」という結論が出てきました。
人に依る、ファシリテーターと参加者、コンテンツなどとの関係性にも依る。一期一会。
ここが「アート」なのではないかと思います。
その場にいた人たちで創り上げていくのが成果(作品?)。
まとめると
プロセスデザインだけがアートなのではなく、プロセスデザインをカタチにしていくこと、そこから導き出した成果もアート作品なのだ。
という結論になってしまいました。
ありきたりの結論かもしれません。(いえ、ありきたりの結論でした)
ありきたりのことを一度理屈で考えてみるのは、意外に楽しく、頭の整理になりました。
理屈としてはまだまだ穴だらけですが、考える土台ができたような気がします。
この土台の上にどのように建物を築いていくのか?そもそもこの土台でよいのか?など暗中模索ではありますが…。
何のためにファシリテーターをしているのか、自分に何ができるのか、どこまでできるのかなどを考えるための一つの視点になるなぁと思いました。
このようなことを考えてみて、自分の行っていることを再認識し、理論づけすることができました。そして、今後も、より精進していこう!というきっかけになり、今までと異なる課題もうっすらと見えてきました。
こんなことを考えることも、大切な事だと思いました。
おつきあい、ありがとうございました。
2018-04-17 | ブログ
先日、伊東に行ってきました。
(記憶によれば)3回目の伊東温泉。熱海から少し足を延ばして行ってみました。
ホテルは駅から徒歩圏内にあったので、目的の温泉だけでなく、まちあるきも楽しめました。意外に楽しかったまちある記します。
伊東駅周辺のまちあるき
歩いて1時間程度のコンパクトな面積で、昔からの商店街が元気でした。
シャッターのお店はあまり目につかず(ほとんど見えず)、夜の街エリアもしっかりとありました。
(失礼なのですが、ここでちゃんと商売として成り立っているということなのですね。)
商店街は観光客だけで賑わっているというイメージではなく、観光客と地元の住民の方々でにぎわっているという印象でした。
地元のこだわりのお店も多数あり、情報を探しながらとなりますが(商店街のマップは見つけられず…。それだけ地元の方々が利用しているということなのですね。)一軒ずつ尋ねるのも楽しそうだなぁと思いました。
今回、行ったのは喫茶店2軒。自家製のソフトクリーム(ソースも自家製)の昔ながらの喫茶店というイメージで、マスターがご自慢のソフトクリームのお話をしてくださいました。
もう1軒は、写真を撮るのを忘れてしましました…。
こちらは、自家製焙煎のコーヒーのお店。「おいしいホットケーキ」と一緒にいただきました。コーヒーとホットケーキの組み合わせ、満足でした。
2軒の喫茶店をはじめ、商店街の中は、地元の方々も利用するため、観光地価格になっていないことがとってもうれしかったです。
そして、喫茶店があちこちに。愛知・岐阜は喫茶店が多いと言われていますが、この商店街周辺の喫茶店密度も高いような気がしました。(データがなかなか見つかりませんでした。見つけた方はご教示くださいませ。)
自分にあったこだわりの喫茶店を探すのも伊東に行く楽しみになるかもしれません。
伊東市の人口など
「人口」 69,597人(2018年3月31日現在、うち外国人513人)人口は減少傾向ですが外国人は増加傾向でした。
「財政力指数」 0.762(2014~2016年)2016年決算カードより(静岡県は0.71964)
産業構成は、第1次産業 789人(2.6%)、第2次産業 3,966人(12.9%)、第3次産業24,762人(80.3%)という構成になっており、温泉地が大きく影響しているのだろうなぁと想像しました。
ホームページを見ると、「観光トイレ」という趣向を凝らしたトイレが市内の各観光スポットにあるそうです。
http://www.city.ito.shizuoka.jp/contents/other000005200/toire.pdf
こんなにたくさん。
観光に行くと、トイレはとても重要。中はどんな感じになっているのでしょうか?興味津々。
こちらも、行ってみたいです。
まちあるきをしてわかる、自分でカスタマイズするまちの楽しみ方がたくさんありそうな町でした。
2018-03-25 | ブログ
毎月開催している「未来茶輪」
3月は春休みスペシャル!中高生が話題提供してくれました。
とても素敵な時間となりましたので、ご報告します。
未来茶輪は
名古屋都市センターさんの11階にある喫茶コーナーをお借りして、毎月1回開催しています。
カウントしているもので48回目となりました。(本当は、もう50回越えているのですが)
主に平日の夜18:30~20:00、ドリンクや軽食・お菓子などを持ち寄って運営しています。
「まちづくり」をキーワードにゲストを迎えて20分~30分ほど話題提供、質疑応答、参加者で対話、発表の流れで進めています。
話題は
先日は、中学生と高校生の二人が話題提供してくれました。
名古屋市のいくつかの区で展開していた「ミニ ミュンヘン」が彼らの住んでいる区で廃止となったので、自分達で開催したいと頑張っているのだとか。
*ミニ ミュンヘンは子どもたちのまちを子どもたちがつくり運営するというイベントです。商店も銀行(地域通貨を発行します)も、そして村長も選挙で選ぶという、まちをつくっていく!というものです。キッザニアの手づくり版のような感じでしょうか。歴史的にはキッザニアがミニ ミュンヘンの商業版でしょうか。)
かれらは、昨年、スタッフとして参加し、こんな楽しいイベントを続けていきたいという想いから始めました。
名古屋都市センターさんが毎年開催している「地域のまちづくりびと養成講座」にも参加し、そこに参加していた大人のサポートを得て、準備を進めているそうです。
未来茶輪が始まる前にお集まり、プレゼンの練習もしてくれたそうで、作りこんだことが感じられる、本当によくまとまった資料(パワーポイント)も作成してくれました。この資料だけでも、素晴らしいと拍手を送りたくなります。
そしてちょうど20分のプレゼン。(大人では、こうはいきません。長引く傾向があります 笑)
イベントの課題は
今の課題は、お金、場所、人だとか。
お金は、区の助成金を20万円も獲得!したそうですが、まだまだ足りないらしいです。場所を借りるとすると、公共施設の予約は3か月前から、しかも抽選となかなか決まりません。そして、スタッフも足りない…。
こんなたくさんの課題を話し合ってひとつずつクリアしていく、若者(生徒)。それを支える大人。なんて素敵な人たちなのだろう!と思いました。応援したくなりました。
参加者全員での対話は、もちろん、3つの課題について。
テーブルを「お金」「場所」「人」に分けて、興味のあるところへ移動。そこでアイデアを出してもらいました。
こんな、素敵な子どもたちを前にして、大人も真摯に課題について語り合いました。
たくさんのアイディアと(少しですが)寄附金も集まりました。
子どもの気持ち、やる気を大切にしたい!という大人とつながったように見えました。
主催するほうも、やって良かったとうれしくなりました。
これからも
こんな場をもっと創っていけたら、うれしいなぁ。
最後に、高校3年生が飛び入り参加!
なんと、始まる2時間前に、未来茶輪のこと、今日のゲストのことを聞き、電車で40分くらいの市外から参加してくれたそうです。
きっと、何かしたいという気持ちがあったのだろうと想像します。熱心にメモを取っていました。発表もとっても上手でした。
こんな高校生がまだまだいるんだ!と温かい気持ちになりました。