ファシリテーション(facilitation)は、引き出す、容易にするという意味があります。
狭い意味では会議で意見を引き出す、範囲を広げるとプロジェクトで成果を引き出す、潜在的な能力を引き出すなどまで広がっていきます。
ファシリテーションは、19世紀の哲学者ジョン・デューイが始めた実験学校という構想からはじまります。子どもが疑問に思ったことをワークショップで実際に体験、実験しながら学んでいくことが学校の基本で、好奇心を持ち、自ら満たしていく(ように思う)ことが教育の基本であるとしました。そこに、先生は教えるのではなくファシリテーターとして関わるのだと。
現在では、教育分野だけでなく、ビジネス分野はもちろんのこと、まちづくりの分野、芸術分野、精神療法の分野などさまざまな場面で活用されています。