2020-09-24 | ブログ
先日、日本ファシリテーション協会(FAJ)の定例会でAI(Appreciative Inquiry)に挑戦しました。
今回登場するAIは、人工知能(Artificial intelligence)ではなく「価値を認める問いかけ」です。
AIは、ホールシステム・アプローチと呼ばれる、さまざまなステークホルダー(利害関係者)が一堂に集まって、話し合う方法の一つです。弊社として多用しているワールドカフェもこの中の一つです。
書籍では読み、考案したダイアナ・ホイットニーさんの熱い話を聞き、AIの中の一部を体験していたのですが、通しで行ったことはなかったので、わくわくして参加しました。(AIについては、またご紹介する機会があるかと思います。)
その中で、出てきたのがこのブログでもお伝えした「社会構成主義」と「ポジティブ心理学」でした。
ポジティブ心理学…
名前から想像すると、前向きに考える心理学?前向きなことを良しとする心理学?
ということで、調べてみました。
すると、今まで経験してきたことや感じたこと、学んだことがつながってきました。
想像とは少し違って(笑)
ホールシステム・アプローチは、あるべき姿を描き、現状をその姿に近づけようと考え行動する「バックキャスト」でアプローチします。
課題解決といわれるのは、あるべき姿は描いてあるのですが、現状はその姿からどれだけ足りないのか、足元を見てギャップを埋めるために考え行動する「フォアキャスト」で考えます。
バックキャストの考え方が、ポジティブ心理学にも通じているものでした。
ポジティブ心理学は、ひとときの幸せ(happiness)ではなく継続する幸せ・繁栄(well-being)を目指すものとのことでした。
そのwell-beingを達成するのは、5つの要素(PREMA)があること、個々人の強みに注目すること、でも「ネガティブ」なことを否定はしていないことでした。
5つの要素は
P(positive emotion)能動的であること
E(engagement)没頭する→没頭する状態が続くとflowな状態へ
R(relationship)人間関係
M(meaning)意味・意義
A(achievement)達成感
でした。
ストーリーにすると、きっとこんな感じなのでは?
「自分のやっていることや存在の意義や意味が分かると、やる気が出て集中できます。この状態を没頭というとして、そのときに自発的に考えて行動することができます。さらに、サポートし合える人間関係があれば、くじけても立ち直れます。さらに没頭すると「ここまでやろう!」と思っていたことを達成できます。この小さな達成感を積み重ねると、ついに大きなことを成し遂げることができます。すると大きな達成感を得られるようになります。そして、ふと気が付くと自分が周りの世界に貢献していた。それを認識することでまた、自分の存在意義を確認できる…」
マズローの人間の欲求5段階説の最上階の上にあるのかもしれません。
マズローの欲求5段階説はご存じの通りですが、最上階の上には「自己超越の欲求」があるといわれています。
きっと、PERMAを実現できると、この「自己超越の欲求」まで行く感覚を持てるようになるのだろうと想像します。
ネガティブな感情は強さになる
ネガティブな感情は、人間が進化していく中で危険を察知することから来ている感情なので否定することは生存本能を否定することにもなってしまい、とても難しいことなのだろうと思います。
ポジティブ心理学では、これらの感情を「レジリエンス」としてPREMAを行うため、各自が強みを発揮するときにサポートする機能、スキルであると位置づけているようです。
レジリエンスにもいくつかの要素が整理されています。
自己認識(self-awareness)自分の感情・思考、強み・弱み、価値観。人生の目標を正しく認識すること
自制心(self-regulation)自分の感情や思考、行動を律すること、適切に制御すること
精神的敏捷性(mental agility)物事を多事的にとらえ、大局的見地から対処すること
楽観性(optimism)未来は良いものになる、よくすることが自分にはできると確信をもつこと
自己効力感(self-efficacy)やればできると自信をもつこと
つながり(connection)他者とのつながり
これらが心にあるだけで、楽しいお仕事ライフ、人生などが実現できそうな気がしてきました。
(自己啓発系のスキルなどがここから多数発生したというのが理解できました)
ファシリテーションの場では
プロセスを考えるとき、問いかけを考えるとき、そもそもどのようにアプローチしていこうかと取り組み始めるときに、このスタンスで臨めば、参加している個々人も、団体も、その成果もポジティブになりそうです。
(弊社の目指す社会とぴったり!)
今までも、できるだけバックキャストで考え、話し合いの場が前向きになるように問いかけを考えてきました。
これは、ポジティブ心理学を実践していたのだと思うと、考え方に理論づけができて、心強くなりました。
これからも、未来を創っていく!という気概をもって、さまざまなことに挑戦していこう!と改めて思える出会いでした。
2020-09-14 | ブログ
この頃は、オンラインでの会議が増えていますよね。
日本ファシリテーション協会(FAJ)のミーティングは、日本全国に会員がいるので、Skypeから始まって、Googleハングアウト、zoomまでいろいろと試しつつ行われてきました。
zoomでの会議も、コロナ禍の下で活発に使われるようになりました。
zoomの特徴
4月24日の記事では、20日で1憶人のzoom会議参加者が増え、3憶人になったとのことでした。
(https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2004/24/news068.html)
FAJの会議や定例会でも現在はほとんどzoomです。
zoomには「ブレイクアウト セッション」という機能があります。
小グループに分けて時間になったら、参加者をメインのお部屋に勝手にzoomのプログラムが戻してくれるという機能です。
ワークショップするにはピッタリの機能!
しかも時間厳守ができる(笑)
もちろん、ファシリテーションを学ぶ定例会では、グループワークを主としていますので、大活躍です。
リアルでは活用していた「バズ セッション」
リアルに対面で会議をしていた時に使われていた工夫が、zoomを使った支部運営会の会議では、なぜか活用されないということが起こっていました。
もちろん。報告事項であれば、一斉に同じ情報を受け取ったほうが良いので、メインのお部屋に全員がいたようが良いですよね。
ところが…
みんなで意見を出し合って話し合い、決めていくという事項でもそのままの形態で進んでいました。
リアルなミーティングの時には「バズ セッション(小グループに分かれて話し合う)」を行うなどして、話し合うサイズを変える工夫をしていました。
そうすると、考えが深まったり、アイデアがたくさん出たり、みんなの意見が言えるなどの効果があります。
さらに、時間も短くて済む&参加したほうも納得感・満足感がありました。
なぜか、バズ セッション(ブレイクアウト セッション)ができるzoomなのにしていませんでした。
(もったいないです~)
会議が終わったときの徒労感がや時間を考えて言いたいことを言わなかったなぁというモヤモヤ感が残りました。
せっかくある機能を使おうよ!
ということで、FAJ支部の運営会で提案してみました。
「少し、ブレイクアウト セッションしてみませんか?」と。
すると、「3人くらいがいいね。」「時間は、この話題であれば10分くらいかな」などポンポンと進め方の提案が出てきました。
「な~んだ、みんな、そう思っていたのね」と一安心。
終わった後の感想などを聞くと…
・やっぱり、ブレイクアウト セッションを入れたほうが良い
・時間の短縮になる
・リアルよりも、テーマに集中できた
・会議にメリハリができた
・メリハリがあるので、疲れにくい
などの感想が出ました。
ただし…(注意点は)
・どんなことを話すのか?テーマと話す内容を明確にすることが大切
・2時間の会議であれば、3回くらいブレイクアウト セッションが入ってもいいのでは?
ということが上がりました。
この会議は12人ほどの参加者でした。
これくらいなら、1画面に全員が収まっている(しかもコンパクト)ので、表情も見えます。
メインのお部屋で進めていもいいなと思いがちです。
しかし、オンライン会議はリアルな会議と比べると、同じアウトプットを出そうと思うと時間がかかるようです。
となると、ダラダラとしがちであったり、疲れやすかったりします。
(こうなると内職をしてしまう人もいますよね)
飽きずに、疲れにくく、実りのある会議をするためには、オンラインのバズ セッション=ブレイクアウト セッションをところどころで入れると良さそうです。
提案してみて、よかった!これからは、もっと機能を活用しよう!と思いました。
そのためには、この議題はどんなアウトプットを求めているのか?
検討すること、アイデアをだすことが必要な議題なのか?
報告だけでよい議題なのか?など、を明確にする必要があります。
やはり、会議には準備が必要であるというのは、変わりませんでした。
2020-08-25 | ブログ
先日、日本ファシリテーション協会の定例会でオンラインのHUG(避難所運営ゲーム)をしました。
HUGは、避難所に避難してきたひとたちがボランティアで運営していくシミュレーションのカードゲームです。
こういうご家族はここに座ってもらおう、こんな出来事にはこんな風に対応しようとグループで避難所を取り巻くさまざまなことを解決していきます。この時に、カードを避難者に見立てて配置していくのです。
HUGをすべてオンラインで行うには、先のブログでもご紹介しましたように、試行錯誤でしたがzoomとGoogle spreadsheetを使いました。
これは、PCで参加してもらったり、PCのスキルが必要だったりと、PCの扱いに慣れていないと操作に気持ちが行ってしまい、なかなか避難所運営にまで気持ちがいきません。
今回は、リアルなHUG(いつも使っているカードゲーム)を機材を使いながら、参加はリアルとオンラインのハイブリッドでやってみました。
機材は、リアルの場の声がオンラインの参加者に届くようにスピーカーフォンを使いました。
PCでメインの会場参加者を映し、タブレットをカメラ替わりにして行いました。
やってみると…
カードを読み上げるだけでなく、避難所となる小学校の見取り図や、各階の教室配置図などを何度も映して、読み上げることをしてくれました。
(読み上げるのは結構たいへんだったと思います。感謝です。)
なかなかスピーディな意思決定はできなかったものの、
みんなでじっくりと話し合いながらカードの配置やイベントをクリアしていけました。
最後に、参加した皆さんは、小さいお子さんをもっていらっしゃるので、
・いざというときにはこんな風にはいかないよね。
・子どもが一緒にいないときは、どうしようか?
などの心配事が出てきました。
・やっぱり、普段からのつながりがあると子どもを連れた避難でも少し安心。
・子どもたちだけで避難することになることもあるから、地震が起きたときはこうしよう!と考えておきたい。
など、普段の生活の中で少しずつ、やっておくことを見つけておこう!とまとまりました。
そして、できなかったカード、今度はもっとたくさんクリアしたい。
他にどんなカードがあるのか?
と防災に対する意識がぐっと高まったようです。
ハイブリッドで行うと時間通りとはいきませんが、気軽に参加できるということもあり、オンラインも捨てきれません、
いいろいろな方法で試してみることが大事なんだと思いました。
まずはやってみること!ですね。
ファシリテーターとしても、挑戦のしがいのある機会でした。
こんな素敵なチャンスをくださった、「守ろう こどもと赤ちゃん」の荒木さん。ありがとうございました。
2020-08-12 | ブログ
2~3年前に名古屋市北区の中学校でSDGs2030のゲームを創り、中学生と地域の方々とで行うイベントをしたことがあります。
そして、今日はそのゲームを小学生と大人でやってみました。
場所は、地元の商店街にある「みんなのおうち連尺」。
ここは一時預かりの託児施設+ワークスペースです。
岡崎産のヒノキで内装が整えられ、家具はなんとカリモクさんのものです。(一部はカリモクさんのご寄付だとか)
目にも身体にも優しい空間で楽しいイベントをさせていただきました。
ゲームでは
小学校4年生にはちょっとSDGsの説明は難しかったようですが、さすがゲームの力。
ゲームになると楽しく参加してくれました。
結果は…写真のようになりました。
さすが!子どもたちです!
大人とこのゲームをするとどうしても経済・観光が多くなってしまうのですが、子どものポイントが多い結果となりました。
感想を聞くと、
・楽しかった。「まちメーター」全体のバランスがとれていい感じだと思う。
・目標のためにお金と時間の管理を考えるいい機会だと思った。
・SDGsは世界の森や水をきれいにすることかなと思っていた。
・やり続けていかないと「しあわせ」は難しい。いろいろな方面からいろいろなことをやっていくことが大切だと思った。
など、小学生とは思えないようなコメントがたくさん出ました。
お昼ごはんは
その後、地元のお米でおにぎりを作り、地元の野菜と味噌で作った味噌汁をいただきました。
この味噌汁はちゃんとお出汁をとったもので、身体にやさしく沁みてきました。
おにぎりは自分の分を自分で作り、大葉を屋上のお庭から採ってきたり、楽しい食事の時間でした。
「ポケモンのモンスターボール」のおにぎりを作って、くれました。
身体にやさしいものを多人数でいただく。地産地消というよりも、このことの大切さと楽しさを満喫できました。
これもSDGsを実行しているということなのですね。
夜のお勉強
夜は、1時間ほど朝日新聞社主催のオンラインセミナーを視聴しました。
「コロナ禍でSDGsは大丈夫?国谷裕子さんと考える」です。
4人のゲストとのシンポジウムのような進行でした。
内容は、
コロナ禍でSDGsは確実に後退している。しかし、今まででも、着実に進展していたとは言えない。
コロナ禍というが、社会システムを変えるチャンスともいえる。
チャンスととらえてSDGsを戦略的に考え、実行していこう!
という感じでした。
この中で、一番衝撃的だったのが、
上田壮一氏(think the earth)が大人にSDGの達成はまだ可能かという質問をした際に、半数以上があきらめていたとのこと。それを見た高校生が、「大人があきらめたら、子どもたちはどうすればいいのか?」と言ったというエピソードです。
大人は次世代にこの社会を引き継いでいくために、あきらめずにゴールの達成にむけて努力し続けていかないといけない。と思いました。
心に残った言葉は、「build back better」より良く作り直すこと、「old normal(昔と同じ古い社会に戻ること)」ではなく「better normal(新しい社会)」をつくることが必要だという言葉が響きました。
そのために、いろいろな方面から取り組んでいらっしゃる方々なのだということも分かりました。
最後に、大切なのは個人個人が行った行動がSDGsの達成のために、どのように影響するかを見えるようにすることだというコメントがありました。
自分が行った行動がどんな結果になるのか、少しでもわかると励みになります。
一人一人の行動でも社会は変わっていくのだと改めて感じました。
ふりかえると
SDGsを考える一日になりました。
地元でできること(act local)
次世代の子どもたちと過ごす時間。しかも地産地消。
とても楽しく、今後、何をしていけばよいのかを考え、少しだけ体験しました。
広い視野で考えること(think global)
有識者、活動している方々の話を聞くこと。
広い視野で観ることで、自分の立ち位置が見えてきて、どんなことをしたら良いのかを考えることが(こちらも少しだけ)できました。
一日で集中して体験できたことは、深く考えるとても良い機会になりました。
これから、どんなことをしていこうか、ファシリテーターとしては?個人としては?とワクワクしてきました。
2020-07-24 | ブログ
今、『ファクトフルネス』を読んでいます。
(https://www.amazon.co.jp/FACTFULNESS-ファクトフルネス-10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣-ハンス・ロスリング/dp/4822289605/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=カタカナ&dchild=1&keywords=ファクトフルネス&qid=1595556933&sr=8-1)
先日のFAJ(日本ファシリテーション協会)中部支部定例会で取り上げた話題です。
(https://www.faj.or.jp/base/chubu/event/20200718red/)
研究者の方からの話題提供・解説とワークがとても楽しく、データを読むこと、データにあたることは必要だと思いました。
運営をお手伝いしたので、本を注文!なんと、ワークが始まる直前に『ファクトフルネス』が届きました。(読むしかない!ですね)
内容を少しだけ
『ファクトフルネス』サブタイトルは「10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」です。
10の思い込みとは…(目次をご紹介しますね)
① 分断本能「世界は分断されている」という思い込み
② ネガティブ本能「世界はどんどん悪くなっている」という思い込み
③ 直線本能「世界の人口はひたすら増え続ける」という思い込み
④ 恐怖本能 危険でないことを恐ろしいと考えてしまう思い込み
⑤ 過大視本能「目の前の数字が一番重要だ」という思い込み
⑥ パターン化本能「ひとつの例がすべてに当てはまる」という思い込み
⑦ 宿命本能「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み
⑧ 単純化本能「世界は一つの切り口で理解できる」という思い込み
⑨ 犯人捜し本能「誰かを責めれば物事は解決する」という思い込み
⑩ 焦り本能「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み
これらの思い込みが、ものごとの認識を間違えてしまう。
(思い込みと本能の関係は、本能は思い込みからきている。ほおっておけばその本能のままにデータを見ることになる。思い込んでデータをみれば、「ほら、やっぱり」とさらに思い込む…となり、正確な世界が見えなくなってしまう。ということのようです。)
データを見る視点を変えて見れば、簡単に思い込みは覆るはずなのですが…
その見せ方や比較の仕方などで思い込みはさらに強くなってしまうこともありそうです。
著者が世界各国でデータに基づいて(比較の対象を広げるなどして)講演しても、納得してくれない(思い込みが外れない)人はいるそうです。
正確な現状把握ができなくなってしまうので、対処もピントがずれてしまう…
著者は医師でグローバルヘルスの教授、教育者でもあります。
想像するに、世界に生きる人々が健康に暮らすためには、提案する方法のピントがずれてしまっていては効果がでないので正確に現状を把握する必要があったのですね。
世界を正確に知らないと大きなビジネスチャンスを失ってしまうこともあるのだとか!
定例会では
定例会では3つの本能を認識するワークと解説があり、最後に思い込みを覆して合意できるか?に挑戦しました。
解説の中の一つに、ある事例を取り上げてその主人公がもっている思い込み(本能)を分析してくれたものがありました。
一つの短い言葉の中に隠れていた本能は5つ!(こんなにたくさんの本能が絡み合っていたのですね)
これらの思い込みが他を寄せつけず、分断を生む原因になってしまい、こんな時ほど人とのわかりあえなさを考えがちになるとのことでした。
(わかりあえなさを自ら作り出し、分断を生み出し、孤独に陥っていく…。分析してくれたことで、考え方が整理できたような気がします。きっとこういう方に出会ってしまったときには、落ち着いて対処できるようになれる!と自分に期待。)
せっかく定例会に参加して、本も読んだので、思い込みにとらわれないようにしなくては!
本の中で取り上げられたことについては、認識が変わった(ような)気がするのですが、
取り上げられていない、自分を取り巻いているもっと近い、近隣の社会では、果たしてその思い込みを取り除けるのか?が心配です。
ついつい、思い込みで判断してしまいそうな気がするので、習慣化できるといいなぁと思いました。
まずは、自分でチェックすることを習慣にしたいです。
この10の本能(思い込み)を手帳にメモしたので、常に見る!ことを心がけようと思います。
できそうなことは…
10の本能を知り、その視点でいろいろな現象を見ると、データの印象に惑わされずに「ちょっと待って」と一呼吸おくことができるようになるので、分断を生まないように判断したり、より現実に沿った対処をしたりすることができそうです。
たくさんあると、実行できなくなりそうなので、とりあえず、この3つを心がけてみようと思いました。
・その現象がどのような中で起こっているのかを見る手がかりを見つけること(全体像の範囲を広げること)
・そして、何かと比較してみると、いくつかの本能に惑わされずに冷静な判断をすること
・判断するのは2択ではない!と他の選択肢があることを忘れないこと(4つくらいに分けてみると新しい視点が生まれ、より詳細に現状を知ることができる)
2択は思考停止を導きやすいとのことでしたので、選択の範囲を広げるのが大切なのだなと思いました。
データをみるときだけでなく、人との接し方も冷静に分析してみると、いままでと異なる結果がでてくるかもしれません。
人間関係で傷つくことが減っていきそうです。
そして、ファシリテーターとしては、
データの見方が変わることはより広い視野をもって現実を見ることができます。→課題の認識が変化しそう。→問いかけの質にも影響しそう。→導き出される成果にも影響しそう!
どんな問いかけになるのか?どんな成果になっていくのか?楽しみです。
データを正確に読めるファシリテーターを目指します!